旨味濃い!茶出しのブリしゃぶ

【鍋・酒の肴】お茶を鍋出しに使ったブリしゃぶ!しゃぶしゃぶするとカツオ昆布の旨味、さらにお茶の程よい苦みと旨味が濃厚な旨味となってブリに絡んで旨い!斬新なブリしゃぶが楽しめます!

【緑茶をラーメンスープに!?】

健幸料理家 佐藤周生です。

今回は「お茶の苦みや旨味を利用した鍋料理」を伝授します!

お茶が体に良いことは、多くの方がご存じだと思いますので、毎日欠かさず飲んでいらっしゃる方もいるのではないでしょうか。

お茶の中でも一般的なのは「緑茶」。

この緑茶の健康成分には、神経細胞の興奮を抑え、リラックス効果のある「テアニン」や、眠気を覚ます「カフェイン」、体内の塩分濃度を安定させる「カリウム」などがありますが、

特に緑茶の成分で健康効果が高いと言われるのは「カテキン」です。

カテキンには種類がありまして、一般的に言われるカテキンに当てはまるのは、「エピガロカテキン」という種類です。

カテキンはポリフェノールの一種ですから、非常に抗酸化作用が強く、ガンを予防したり、血中のコレステロールを低下させる作用もあります。

また、カテキンには抗ウイルス効果もあるため、気温が低く、風邪を引きやすい時期には非常に効果的だと思います。

実際、インフルエンザなどのウィルス感染を抑制した研究結果も出ています。

このような効果から、お茶が健康に良いと言われているわけですよね。

もし、飲む機会が少ないという方は、冬場だけでも飲むようにすると風邪を引きにくくなるかもしれませんね。

これは緑茶に限らず、どんなお茶の種類でも、それぞれ健康効果があるので、緑茶にこだわる必要はないと思います。

そんなお茶は健康効果もさることながら、味も特徴的。

ダイレクトに苦みを感じた後にじんわりと感じる旨味は何とも言えない美味しさがあります。

この苦みと旨味を活用した料理の代表と言えば「お茶漬け」。

お茶漬けを「不味い!」という人に会ったことが無いので、おそらく多くの方が認める美味しさだと思います。

で、先日、私、ある料理番組を見ていて驚いたのですが、緑茶を「ラーメンのスープ」として使っていたのですね。

審査員として料理人さんたちが最後に旨いか不味いかの判定を下すのですが、「これは旨い!」と絶賛…

私、「ほんまかいな?」と気になって自分でお茶スープのラーメンを作ってみたのです。

すると、意外に旨い!

苦みと旨味の絶妙なバランスで、大人のラーメンといった感じの仕上がりでした。

で、私、「これなら、他の料理にも使えるはず!」と考えたわけです。

それが今回のおすすめ!

『茶出しのブリしゃぶ』

通常、しゃぶしゃぶで使う「昆布だし」の代わりにお茶を鍋出しに使いました。

この「茶出し」にブリの切身を”しゃぶ、しゃぶ”して食べる…

緑茶の苦みがブリの魚臭さを抑え、緑茶の旨味とブリの旨味と合わさり、不思議な味を感じます。

白菜など定番の鍋野菜を加えることで、野菜の甘味や旨味もプラスされ、上品な鍋料理を楽しんで頂けます。

実は、この鍋料理、試作の1発目から美味しくできまして、手直し一切なし!

やはり「緑茶」は、鍋料理にも合うことが分かりました。

今後はこの「茶出し」をベースにいろいろな鍋料理を考えてみようと思っています。

今年も様々な鍋料理が流行ってますが、『茶出しのブリしゃぶ』も是非、レパートリーに加えて頂きたいです。

健康効果が高い緑茶を使った鍋レシピを見て下さい!
↓↓

【材料】分量備考
ブリ切身
(しゃぶしゃぶ用または刺身用)
6~7切れ(100g)
白菜大1枚と1/2枚(100g)
しめじ1/6P(40g)大5~6本
長ネギ1/4本(30g)
人参輪切り3枚(20g)
ポン酢適量できれば無添加のもの
一味唐辛子少々
大根おろし少量
刻みネギ少量
【茶出し】分量備考
600cc
出し昆布小1枚(3g)
茶葉(緑茶)小さじ2杯
粉かつお節小さじ1杯
小さじ2杯

1、白菜(葉大1枚半)は、茎の部分を3cm幅で、葉の部分は5cm幅で切ります。

2、長ネギ(1/3本)は、長さ4cm・幅1cmで斜めに切ります(3カン)

3、しめじ(1/6P・5~6本)は、ばらして根の部分を切り落としておきます。

4、人参は2mm厚の輪切りにします。(3枚20g)

5、ブリ切身は、平皿に綺麗に並べ、冷蔵庫へ。

6、【茶出し】を作ります。
鍋に水(600cc)、酒(小2)、茶葉(小2)、粉かつお節(小1)を入れて、強火にかけます。

7、沸騰してきたら、弱火にしてアクと取り除き、1分煮込みます。

8、1分煮込んだら、茶漉しで漉して、小鍋に入れます。
※茶葉が残っていても気にならない場合は、漉す作業は省いて下さい。

9、出し昆布は、ササっとすすぎ洗いして茶出しに入れます。
強火にかけます。

10、小鍋に白菜の、長ネギ、しめじ、人参を入れて焚きます。
沸騰してきたら、弱火に。

11、白菜の茎がやわらかくなったら、白菜の葉も加えます。(弱火)

12、野菜に熱が通ったら、ブリをしゃぶしゃぶにします。(7~10秒)

はじめは何も付けずに食べて、茶出しの旨味を感じてみて下さい。
その後、ポン酢に付けながら食べて下さい。

冬大根のステーキ 玉ねぎソース

1【病を追い出す強いカラダを作る食事法①】

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