【肉はほどほどに…濃厚味なのにさっぱり味の15分炒め物!】
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は「ちょいと濃い味で後味はさっぱりの炒め物」を伝授します。
これ、味は間違いないので、料理的にはめちゃくちゃおすすめしたいのですが、
”健康”を優先で考えると正直、
「あんまりお勧めしたくないな…」というのが本音です。
なぜなら、食材に「肉」を使っているから…
肉と言えば、タップリのたんぱく質。
なので、カラダに良い物というイメージが強いと思います。
「年齢を重ねるほどたんぱく質はたくさん摂りましょう!」と言いますもんね。
でも、どんなもの(事)でもメリットがあれば必ずデメリットがあります。
肉の摂り過ぎのデメリットは脂肪の摂り過ぎになる…というのもありますが、
実は、「たんぱく質」自体、デメリットになる部分があるのですね。
例えば、”胃だけ”の消化時間を見ても、
炭水化物食品の果物は20~50分、ごはんなど穀類は60~120分。
野菜は20~60分。
で、たんぱく質の多い「豆類類は60~120分」「魚介で60~480分」「肉類は120~300分」(卵は比較的短く45分)です。
生で食べるか、加熱して食べるかでも変わってきまので、時間が正確でない場合もあるのですが、
胃での消化時間を見るだけでも「たんぱく質」を多く含む食品は消化に時間がかかっていると。
要するに「たんぱく質」は消化の負担が大きく、大量のエネルギーを使うわけです。
【消化負担が大きい=他のカラダの活動エネルギーも奪う】
消化に負担をかけるとそれ以外のカラダの重要な活動が手薄になる、ということ。
健康を保てなくなるわけです。
だから、肉を食べる頻度は少ないほうが良いのですね。
(※豆類など植物性たんぱく質のほうがマシなので、それらでたんぱく質を摂ることをおすすめします)
動物性たんぱく質は他にも大きなデメリットがあるのですが、話が長くなるのでまたの機会に…
私がお伝えしたいことは動物性たんぱく質の”摂り過ぎ”は「デメリット」になるということです。
是非、憶えておいて下さい。
でも、肉は食べたくなりますよね。
そこで、たま~に肉を楽しむ時の料理としておすすめしたいのが、
「豚ロース肉と厚揚げの梅みそ炒め」
炒め物のレパートリーって、いくつあっても足りないくらいですよね。
何といってもフライパンでササっと作れて、さほど時間がかからない…(切る時間は別として)
やっぱり炒め物は、楽チン。
しかも、この暑い夏の時期に合うちょっと濃い味で、でも後味がさっぱりした炒め物ならいうことなし!じゃないですか?
「豚ロース肉と厚揚げの梅みそ炒め」は、
豚ロース肉のスライスと厚揚げをフライパンでパパっと炒めて特製【梅みそタレ】を絡めるだけ。
「15分」あれば、できちゃいます。
みそベースの濃厚なタレなのでちょっと濃い味ですが、梅干しを加えてあるので後味はさっぱり!
おかずとして主菜になりますし、ちびちび酒のアテにもなります。
私、この炒め物、昼めしに作って食べました。
「豚の生姜焼き定食」に負けない食べ応えがありながら、さっぱりとした後味でスッキリ感があり、
思わず、ごはんお代わりしました…
簡単過ぎるので、レシピを見ておいて下さい!
↓↓
【材料】(1~2人前)
豚肉ローススライス…200g
厚揚げ…1丁半(250g)
青ネギ…3本
油…小さじ2杯
【梅みそタレ】
梅干し…大2コ(25g)
合わせ味噌…大さじ1杯
酒…大さじ1杯
みりん…大さじ1杯
濃口醤油…小さじ1/2杯
砂糖…大さじ1杯
(※このタレは、みりんだけで甘みを
付けると濃度が薄くなるので、砂糖も
使っています)
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-26-19-29-20-500x375.jpg)
1、青ネギ(3本)は、4cmの長さで、斜めに切ります。
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-26-19-23-33-500x375.jpg)
2、厚揚げ(1丁半)は、油抜きします。湯沸し器の熱湯をしっかり全体に
かけて、油を流して下さい。
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/2019-07-27-19-25-22-500x375.jpg)
3、5mm幅で切ります。(1丁を半分に切って下さい)
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/2019-07-27-19-13-40-500x375.jpg)
4、梅みそダレを作ります。
梅干し(大2コ)の種を抜いて、包丁で叩いてぺースト状(のり状)にします。
(ある程度ペースト状になればOKです)
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/2019-07-27-19-20-36-500x375.jpg)
5、ボウルで、梅干し、味噌(大さじ1)、酒(大さじ1)、みりん(大さじ
1)、砂糖(大さじ1杯)を合わせ、よく混ぜておきます。
味噌が甘みが強いタイプなら、砂糖を減らして下さい。
(ちなみに私は今回、砂糖の代わりにはちみつを使ってみました、。美味しく
できました)
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/2019-07-27-19-33-41-500x375.jpg)
6、フライパンを強火で熱し、油(小さじ2)を入れます。
40秒ほど熱したら、少し火を弱めて豚肉を入れ、炒めます。
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-26-19-34-26-500x375.jpg)
7、豚肉が全体的に白くなったら(9割熱が通ったら)、厚揚げを加えて3分ほど
炒めます。
(厚揚げが崩れるのでフライパンをゆすって混ぜて下さい)
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/写真-2019-07-26-19-36-24-500x375.jpg)
8、青ネギを加えます。
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/2019-07-27-19-37-07-500x375.jpg)
9、青ネギがしんなり軟らかくなったら、梅みそタレを加えます。
(薄味が好みの場合は、入れる量を少し減らして下さい)
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/2019-07-27-19-38-19-500x375.jpg)
10、厚揚げが崩れないように、フライパンをゆすって梅みそダレを絡めます。
全体に絡めたら出来上がり!
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平皿に小高く盛り付けて完成です!
![](https://shusei-sato300.com/wp-content/uploads/2019/07/2019-07-27-19-43-08-1024x766.jpg)
味噌の濃厚な味を最初に感じますが、
後味は梅の効果でさっぱりしています。
鶏肉、牛肉で作っても美味しいです。
”簡単おかず”として、レパートリーに
加えてみて下さい。
このような”絡めるだけ”でおかずが
作れる、合わせタレなどを集めたレシピ
があります。
それが、無料でプレゼントしている、
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厚揚げはエライです。炒め物に入れると、お肉が少なくても満腹感があるし、崩れないので扱いが楽だし。ところで関西と関東だと、油揚げや厚揚げの形が違うみたいですね。なので佐藤先生がグラムで書いて下さって助かります。関東の厚揚げはデカいです。そして油揚げは長方形です。