「料理は、味より香り!?」
佐藤 周生です。
今回は、「燻して食べる一寸豆」を伝授します!
「一寸豆」は春野菜で、美味しい「豆」の1つですよね。
大豆とはまた違った食感で、ジャガイモのような感じで少し「ホクホク」した食感が魅力…
私、結構毎年楽しみなのです。
しかし、いつも「塩茹で」ばかり。
これはこれで美味しいですが、ちょっと変化が欲しいと思い、考え付いたのがこれ!
「一寸豆の燻製仕立て」
要は、塩茹でした一寸豆を燻製にするだけ。
ひと手間、加えるのですね。
でも、そのひと手間は大きな美味しさのプラスになる…
燻製をやったことがある方は分かると思いますが、あの燻した香りというのはどんな食材でも美味しさが増す。
人間は食べ物の美味しさを舌で感じるより先に「香り」で脳が反応して美味しさを感じるのですね。
なので、「焼肉」で食べるお肉もタレの味より先に「焼けた香ばしさ」で美味しさを感じているわけです。
これ、他の料理にも共通で、料理は何か良い香りを加えるだけで美味しくなるのです。
例えば、お吸い物に香りがする食材が何も入ってない場合と柚子の皮が入っていい香りがする場合では、
圧倒的に柚子の皮が入っている方が美味しく感じます。
他には、「天然のカツオ出汁」と「出汁の素」…
食べ比べたことが無い場合は、是非やってみて欲しいのですが、あまりの違いに驚くと思います。
天然のカツオ出汁は滅茶苦茶いい香りがして、出汁の素の科学的な香りとまるで違います。
ですから、そのだしで味噌汁を作れば天然出汁のほうが圧倒的に美味しいわけです。
燻製も同じ。
燻した香りは食材の美味しさを増幅させてくれます。
ということで、単純な味の塩茹で一寸豆を燻製にしました。
フライパンとフタ、アルミホイルと燻製用のチップがあれば簡単にできます。
燻製チップが手に入らない場合は、ウーロン茶や紅茶の茶葉で代用可能!
香りが強いものほど仕上がりが良くなります。
私、試作の時に、
「一寸豆は皮が分厚いから、中まで燻しの香りが入らないかも…」と思ったのですが、
そんな心配は無用でした。(豆に切り込みを入れます)
10分ほど燻製するだけで、いい香りがして何だかクセになる味に変化しますね。
1つ、家中が煙で臭くなる点がデメリットですが、「美味しさ」は文句なしです!
是非、試してみて下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前)
一寸豆…500g(小なら10本くらい)
塩…適量
燻製用チップ…ひと握り
※チップが無い場合は、「紅茶」や「ウーロン茶」などの茶葉で代用できます。
「燻製調理」はデメリットがあって、キッチンで作る場合、換気扇を全開で回しても、家中が煙で臭くなります。
そこは覚悟の上で行って下さい。
段ボール箱を使う方法や専用の燻製器もあり、家の庭でやれば家の中が臭くなることは無いと思います。
でも、火事と勘違いされそうなので、なかなか難しいですね。
もろもろ、考慮した上でやってみて下さい。
美味しさは私が保証します。
この記事へのコメントはありません。