蒸すだけで最高の芋々食感!単品野菜のお手軽一品
佐藤 周生です。
今回は、秋が旬の野菜『里芋』で「単品野菜のお手軽料理」を伝授します。
里芋の旬は、品種によって様々で、8月~12月と幅広い期間があります。
10月でしたら「海老芋(えびいも)」などが旬に入りますね。
「八頭(やつがしら)」「セレベス」「石川早生(いしかわわせ)」「土垂(どだれ)」などの品種がありますが、
スーパーで売られている里芋は、主に「土垂(どだれ)」です。(地方で名が変わります)
栄養面では、里芋も長芋同様、ムチレージという成分が入っていて鼻や喉、胃の粘膜を保護する働きがあります。
あと、同じ粘液質でマンナンとかガラクタンという成分も含まれ、
マンナンは、整腸作用、糖尿病予防、コレステロール低減などの効果、ガラクタンは癌細胞の抑制、血圧抑制、悪玉コレステロールの抑制などの効果があります。
で、この「里芋」をお手軽料理にするわけですが、今回のおすすめ料理は「作り方」がお手軽すぎて、拍子抜けするかもしれません…
なぜなら「蒸すだけ」だからです…
「蒸し里芋」
「蒸す」という調理法にめんどくささを感じる方もいますが、全然そんなことは無い。
通常、蒸し器で蒸すので蒸し器を買わないといけない…と思ってしまいますが蒸し器をわざわざ買う必要もありません。
「蓋付きの鍋」があれば、「即席の蒸し器」ができるます…(詳しくはレシピで)
なので、「蒸し物は簡単!」と思って頂きたい。
これ、ただ里芋を「蒸す」だけで、独特の粘りや風味、ねと~っとした粘りのある軟らかい芋々食感が味わえる。
「蒸す」調理法は里芋にとって最高の料理法です。
口に入れると「はふはふ」と言ってしまうほど熱々の状態で食べるのが一番美味しい食べ方。
里芋を皮ごと蒸すのですが、出来上がると皮は手で簡単に剥けます。
で、これ意外なのですが冷めても旨いです。
もし、食べきれず残ったとしても熱を通してあるので、他の料理に応用することもできます。
小さ目に切って、みそ汁の具材にするとか、他の食材と組み合わせて「煮物」するとか、
いろいろできますね。
この『やわらか蒸し里芋』は、お店でも立派な一品料理として秋メニューに載せるのですが、
「衣(きぬ)かつぎ」という料理名で提供していました。
皮付きのまま蒸すので、「衣(ころも)」を着たまま(担いだまま)。
ということで「衣かつぎ」です。
お店には厳選された鮮度、質のよい「里芋(新小芋)」だけが入荷されてましたから、
希少価値が高い。
だから、「衣かつぎ」はいつもすぐに売リ切れになってましたね。
お家でも簡単にできる割烹「衣かつぎ」!、
「蒸し里芋」のレシピ、公開します。
↓↓
【材料】(1~2人前)
里芋・・・1袋(6~7個)
塩・・・少々
里芋を蒸すだけ!ねっとり&芋々した食感が楽しめます。
是非、作ってみて下さい。
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