『フライパンで焼くだけ!レンコンの酒肴』
佐藤です。
今回の「単品食材のお手軽料理」の食材は、『レンコン』。
私は、これを薄くスライスして、油で揚げた「レンコンチップス」が大好きです。
パリッとした食感とレンコンと油のハーモニーは「ポテトチップス」を超越しているのではないかと思います。
以前、働いていた居酒屋では、「レンコンせんべい」という料理名で定番メニューのせていました。
これが一組のお客さんのテーブルに必ず一つは並ぶ人気料理。
おかわりするお客さんも結構いました。
なので、かなり仕込みが大変でしたね。
超薄くスライスして、流水に1時間さらして・・・・
美味しいのですが、私の中では「めんどくさい仕込みの料理」でした。
そんな、レンコン、栄養を多いのか?という話したいのですが・・・
レンコンと言えば、すごく繊維質。これ、食べた感覚から誰でも分かりますよね。
分厚いレンコンにかぶりつくと糸を引くこともありますよね。
ですが、実際のレンコンの食物せんいの量は100g中に「2.1g」。
食物繊維が多いと言われる牛蒡(100g中5.7g)の半分以下しか含まれていないのですね。
糸を引くくらいですから、もっと多くの繊維が含まれていそうですが、意外と多くない…
実はレンコンの中はほとんどが水分。全体の80%以上が水分です。
「なんだ、栄養ないんだ」とは思わないで下さい。
昔から滋養強壮に優れた食材として伝わっていることを考えると栄養面で見下すことができません。
「ムチレージ」「タンニン」などを含み、その効果で優れた食材と言われているのがその理由。
「ムチレージ」は、胃腸の粘膜を保護し、たんぱく質、脂肪の消化を促進する強い効果があり、
「タンニン」は体の炎症を抑えたり、胃腸の炎症防止効果、止血効果もある。
胃腸に優しい効果のある食材ってことですね。
ついでに、ビタミンCも多い。
本来ビタミンCは、水分にすごく溶けますし、熱にも少し弱いのですが、熱に対してはレンコンにデンプンが多いため、これがバリア的な物となって加熱してもかなりの量のビタミンCが残ってくれます。
(ビタミン類は水分にすごく溶け出るので、洗いすぎたり、茹でる調理の際に多く失います)
そんな「健康レンコン」を食べる機会を増やして頂きたいとおもいまして、おすすめがこれ!
「レンコンのバターしょう油焼き」
レンコンを厚切りにしてフライパンにごま油を敷いて両面こんがり焼いて、少量のバターとしょう油を絡めて仕上げる…
コレが香ばしくてコクもあって、醤油がアクセントになって旨い!
煮物、揚げ物との相性もいいのですが、私は今までの経験から「焼く」のが一番美味しいのではないかと思っています。
これは油と相性抜群がいいから。(この理由から「揚げる」も相性がいい)
お店で 「レンコンのバターしょう油焼き」 を作ったことは無いのですが、家で何度か作って酒のアテで食べたことがあります。
これはビールやハイボールなど炭酸系の酒がピッタリですね。
で、このレンコン…
他の調理法としてすりおろして、加熱して練り「まんじゅう型」に。
これを揚げて餡をかける、という手の込んだ料理もありますが、
「焼く」だけの簡単調理が一番楽に美味しく食べられる方法だと思います。
さつま芋、長芋、カボチャなど、他の野菜でも応用できる、
シンプルレシピをすぐに見て下さい!
↓↓
【材料】
レンコン・・・100g(6~7枚)
ゴマ油・・・5cc(小さじ1杯)
バター・・・5g
クズ海苔・・・少々(袋の底に溜まった崩れた海苔)
スダチ・・・2枚
濃口しょう油・・・3cc
塩、コショウ・・・少々
レンコンを切って焼くだけ。
スピーデイに作れて熱々でシャキシャキ食感の一品が楽しめます。
是非!レンコン買って作って下さい。
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