ごぼうガッツリ!鶏つくねの柳川風

「食物せんいガッツリの柳川風」

佐藤です。

今回は、「食物せんいがしっかり摂れる、ごぼうタップリ!つくね入りの柳川もどき」を伝授します。

「食物せんい」と聞くと…

「腸のことを考え、積極的に摂るべき成分」と思う方も多いはずです。

実際2015年の食事摂取基準の食物せんい摂取量1日分は 、男性30~69歳で20g以上、女性は18g以上、70歳以上だと男性19g以上、女性17g以上となっています。

で、これ基準値までしっかり摂取しようとするとかなりの量の野菜を食べる必要がある。

といってもなかなかたくさん食べるのは大変。少しでも食物繊維が多い野菜を選んで食べたほうが効率がいいです。

そこで、おすすめはやっぱりこれ、「ごぼう」。

他の野菜に比べ、多くの「食物せんい」が摂れます。

100gで5,7g。

ほうれん草で2.8g、大根で1.4g…これらと比べるとごぼうの「食物繊維」は、ダントツで多いのがよく分かると思います。

が、100gのごぼうを「ささがきごぼう」にしてみると分かるのですが、「食べきれるかな?」と思う量に見えます。

ですが、これ加熱するとかなり量が減る。

余裕で食べられる量になります。

しかも、「食物せんい」はいくらグツグツ、グツグツ加熱しても消滅しません。

食べたら、食べた分全ての「食物繊維」が、摂れるので安心です。

そこで、おすすめの料理がこれ、「ごぼうガッツリ!つくねの柳川風」

「柳川鍋」基本は、ごぼうと「どじょう」を使うのですが、この料理はちょっと変わった素材でどじょうの代わりに”鶏つくね”を入れる。

「つくね」は軟らかいので食べやすい。

ごぼうの歯応えと卵の甘味を感じれる、しっかり味の柳川鍋風の料理です。

「つくね」と言うと下準備が面倒に感じるでしょうが、この料理の「つくね」はかなり簡単!

下味の調味料は加えず、ある程度混ぜるだけ。

下味がない代わりに煮汁で味を浸み込ませる方法を用います。

で、この「煮汁」は私が店で実際作る時の割合とまったく同じです。

修行時代にマスターしたどんな材料を使っても間違いなく美味しくできる基本の「柳川煮汁」です。

割合は、『出し汁6:酒1:みりん1:濃口しょう油1』。

この煮汁でささがき牛蒡とつくねを焚いて、卵を加えるだけで簡単に作れます。

「食物せんい」がしっかり摂れる、柳川鍋風の玉子とじ料理の詳しいレシピを見て下さい!
↓↓

【材料】
ごぼう・・・100g
卵(L玉)・・・2個
刻みネギ・・・少々

《つくね》
鶏ひき肉・・・100g
片栗粉・・・小さじ1杯
出し汁(水15cc、粉カツオ節小さじ1/2)・・・15cc

《柳川煮汁》
水・・・180cc(計量カップ1杯)
みりん・・・30cc(大さじ2杯)
濃口しょう油・・・30cc(大さじ2杯)
酒・・・30cc(大さじ2杯)
砂糖・・・小さじ1杯
粉カツオ節・・・小さじ1と1/2

1、ささがき牛蒡を仕込みます。

ごぼうは、ピーラー(皮むき器)で削って、”ささがき”にします。(荒削りでもOK)
2、流水で3回すすいで、水気をきっておきます。

(長時間水にさらす必要はありません。)
3、「つくね」を作ります。

ボウルなどにぬるま湯(大さじ1杯)を入れ、粉カツオ節(小さじ1杯)を加えてて「出汁」を作っておきます。

ボウルに鶏ひき肉を入れ、よく練り混ぜます。

粘りが出たら、少量づつ「出汁」を加えて混ぜ、片栗粉も入れ、さらによく混ぜてます。(出汁入れることで軟らかくできます)
4、「煮汁」を合わせます。

小さい小鍋に水(180cc)みりん(大2~3杯)、濃口醤油・酒(各大2)、粉カツオ節(小2)を合わせ強火にかけます。
5、 煮汁を混ぜたら、ささがき牛蒡を入れます。

続いてつくねをゴムヘラなどですくって、一口サイズの餅型に形を整え、煮汁に加えます。(つくねは、5~6等分にすれば一口サイズになります)
6、沸騰してきたら、中火にします。

3分焚いた後、つくねを裏返し、さらに3~4分焚きます。
 
7、焚いている間に、ボウルに卵を割り入れ、白身がなくなる程度に混ぜておきます。
8、卵を入れます。(表面にフタをするイメージで回し入れます)

卵が8割ほど固まったら出来上がり!
9、刻みネギをのせて完成です!

野菜の中でもごぼうは 「食物せんい」がかなり摂れる野菜…100g食べれば「食物せんい」が5.7g摂れます。

「腸」にプラスの影響を与えますので、是非!積極的に食べて下さい。

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