「勝手に出来上がる一品」
佐藤です。
これ美味しさはほとんど同じ・・・
鍋に付きっきりで作る煮物とほったらかしで、勝手に出来上がる煮物。
どっちを選びますか?
多分「ほったらかしで、勝手に出来上がる煮物」だと思います。
例えば、煮付けや佃煮などは、「鍋に付きっきりで作る煮物」です。
例外もありますが、煮汁が少なくなるまで煮詰めるので、煮汁の状態が刻々と変わる。
常にみていないといけない。
ちょっと目を離せば焦がしてしまいます。
こんな煮物があれば、反対に「ほったらかしで、勝手に出来上がる煮物」もあるのですね。
焦げる心配はほぼ無し。
それが今回おすすめする、「大根と油揚げのあっさり煮物」
これ、煮汁を合わせ大根、油揚げを入れて1時間程度煮込むだけ。
火加減をある程度合わせ、あとは時間にだけ気をつけていれば勝手に軟らかく美味しく出来上がります。
1時間の間に他の料理が作れますし、他の用事を済ませてもいいと思います。
ほったらかしで一品出来上がるわけです。
”焚く”、”煮る”というのは食材を加熱しながら水分を蒸発させているという科学実験。
水分が蒸発する=味が濃くなるなので、薄味の煮汁から焚いていけば、食材が軟らかくなって出来上がった時、丁度いい味になってますよね。
これ、汁物であってもほとんどいっしょ。みそ汁でも同じ。
煮る=蒸発=味が濃くなるこれ頭においておけば「辛い!」という煮物の失敗はある程度防ぐことができます。
ある意味、煮物の基本が分かるのが、「大根と油揚げのあっさり煮物」です。この割合を覚えておけば、
軟らかくなるまで時間のかかる食材に応用できますよ。
↓↓
【材料】
大根・・・1/2本(500~600g)
油揚げ(正方形)・・・1枚
水菜・・・1株
《煮汁》
【だし20:みりん1:淡口醤油1】
水・・・1400cc
粉かつお節・・・小さじ1 1/2 (3g)
みりん・・・70cc
淡口醤油・・・70cc
かつお節・・・適量

皮を厚めに剥いて半分に切ります。







アクを時々すくって大根が軟らかくなるまで焚きます。
(ポコポコ小さな沸騰状態になる火加減にして下さい、
弱すぎるとなかなか軟らかくならないので)

軟らかくなっていればOK。
(まだ硬いと感じたら、水を1/2カップ足して軟らかくなるまで焚いて下さい)

水菜がしんなり軟らかくなったら出来上がり。

ほったらかしで、できるあっさり煮物
作りおき惣菜としても作れますので是非、覚えてみて下さい。
冷蔵保存で4~5日持ちます。
こちら↓の大根煮物もおすすめです。
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