サラダ感覚で食べるフライパン料理
だいぶ過ごしやすい季節になってきましたが、でも日中はやまだ暑いですよね?
この料理なら、今時期にピッタリだと思います…
佐藤 周生です。
今回は「トマトをすりおろして使う、茄子と豚肉のマリネ料理」を伝授します。
「マリネ」とは、間単にいいますと…
肉、魚、野菜を生のままや熱を通したものを、香辛料、酢、油などをあわせた”冷たい(常温)液”に「浸け込む」または、「和えたり」する料理です。
ドレッシングで混ぜるイメージの料理ですね。
マリネ液は、強い甘みをつけません。
これに似た和食の料理が「南蛮漬け」が、「南蛮漬け」は、食材を”揚げて”それに熱々の甘酸っぱいだし汁をかけて漬けます。
なので、”揚げる”ところと”熱々の甘酸っぱいだし”に漬けるという2つの点が「マリネ」と異なります。
中には例外もありますが、基本的な違いは上の2つです。
で、今回おすすめする料理は「マリネ」の方です。
マリネ液に”すりおろしたトマト”を使用。
これだけでもちょっと変わったやり方ですが、
ただ酸っぱいだけのマリネ液と違い、トマトの自然な甘みと爽快感がある「マリネ液」です。
お酢やワインビネガーなど入れて、ドギツイ酸味をつけていません。
レモンのスライスを入れるだけ。
梅干しを食べる時の口先がしぼむような酸っぱさでなく、レモンとトマトの自然な酸味です。
マリネ液はドレッシングに近いですが、でも油類は入れません。
今回の「マリネ」は、茄子と豚肉がメイン。
これらをタップリのオリーブオイルで焼きます。
この時の”オリーブオイル”が「マリネ液」に浸ける時に混ざるだけ、唇にベタベタ絡む脂っこさはありません。
程よいオイリー感です。
オリーブオイルは、栄養的にもGood!
全体の70%をしめる、体に良い不飽和脂肪酸のオレイン酸は、大腸まで届くので腸の調子を良くしてくれます。
『オリーブ焼き茄子と豚ロース肉のとまとマリネ』
は、『爽快なトマトマリネ液』に、茄子と豚ロース肉をオリーブオイルフライパンで焼いて熱々のまま入れるだけ。
簡単に作れます。
少々時間を置く…冷めていく段階で味が馴染んで美味しくなるのですが、試食の際、いやしい私は、熱々のまますぐ食べました。
熱々のままでも、トマトマリネの爽快感が茄子と豚とマッチしてすこぶるおいしかったです。
サラダ感覚で食べられます。
レシピで詳しく説明してますので、すぐ確認して下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前)
豚肩ロース肉スライス・・・80g
茄子・・・大1本(180g)
レモン輪切り・・・5枚(50g)
刻みねぎ・・・少量
オリーブオイル・・・45cc(大さじ3杯)
【マリネ液】
トマト・・・大1個分(すりおろして200cc)
おろしにんにく・・・3g
(市販のものでもOK)
塩・・・小さじ3/4杯
粗挽き黒こしょう・・・多め
1、 トマト(大1コ)は、ヘタの部分と皮の汚れている所を切り取ります。
おろし器で、皮ごとすりおろします。
2、【マリネ液】を作ります。
すりおろしたトマトをボウルに移し変え、塩、黒こしょう、おろしにんにくを
加えてよく混ぜておきます。
3、茄子は、上のへたを切り落とします。横二等分に切って、1/2を八等分に切ります。
切れたら、ボウルに入れ流水に5分さらしてアク抜きをします。
その後、水気をよくきっておきます。
4、レモンは、2mm厚の輪切り5枚に切ります。
5、大き目のフライパンにオリーブオイルを入れ、熱し茄子を入れ中火で両面焼きます。
(タップリのオリーブオイルなので”揚げ焼き”の状態)
軟らかくなるまで焼いたら、全部取り出してすぐに(4、)の【マリネ液】
に入れて浸け込みます。
6、 続けて豚肉を焼きます。 (フライパンはそのまま使用)
両面2分づつ焼く。
7、 豚肉全体が白くなり、完全に熱が通ったら【マリネ液】に熱々のまま
浸け込みます。
8、 輪切りレモンも入れて、このまま冷めるまでおきます。
9、少し深さのある器に茄子、豚肉をこんもり盛って【マリネ液】もかけて
レモンを横に添えます。刻みネギをふって完成です!
サラダ感覚で食べられます。
献立の主菜にもなりますし、副菜のサラダにもなります。
是非マスターして、献立に加えてみて下さい。
佐藤先生、出来上がり直後の「試食」は作った人の特権で、別に卑しくないですってば!
このメニューは素麺やパスタにのせても美味しそうですね。