【こんな酒蒸しの作り方もある!】
佐藤 周生です。
今回は「あさり酒むしを応用したスープ」を伝授します!
「あさりの酒むし」はご存知だと思いますが、意外と作り方のパターンは1つじゃないのですね。
例えば、鍋にあさりと水と少量のお酒を入れて茹で、あさりが開いたら味付けして仕上げる…
または上記の方法を蒸し器でやる方法とか…
で、私がおすすめしている作り方は、
鍋に「水とあさり」を入れて茹でる…あさりが開いたら、あさりだけ取り出す。
茹で汁にカツオ出汁と酒、淡口しょう油と塩を入れて味付けして、あさりを戻して温まったら完成…
という作り方。
貝類は中途半端に長く加熱すると硬くなるので、それを防止する作り方。
このやり方ならあさりの身が硬くならずに食べやすいです。
あと、お酒を「後入れ」することで、あえて酒の香りとアルコールを残して「酒蒸し」らしくしています。
大人の味が楽しめる「あさりの酒蒸し」ですね。
で、あさりの酒蒸しは、茹でたところまで作ったら、そこからいろいろ応用ができます。
例えば、茹で汁にちょっと濃い塩味をつけて、にんにくとオリーブ油を加え、茹でたパスタ麺を加えて「和風あさりパスタ」とか…
野菜炒めと合わせるとか、ホワイトソースと合わせてグラタンにするとか。
とにかく、いろいろできます。
煮汁にあさりの旨味と風味が溶け出ているので、どんな料理に応用しても美味しくなります。
で、今回は和風スープ仕立てに。
『あさりの酒蒸しスープ風』
あさりを酒で茹でて、あさりだけ取り出し、たっぷりの水、粉カツオを加え、みりんと淡口しょう油で味付け。
玉ねぎ、にんにく、三つ葉を加えてちょっと煮込んで、あさりを戻して完成!
今回の料理では酒だけで茹でて、アルコール分を十分飛ばして酒臭さは抑えつつ、あさりの生臭さを抑えています。
にんにくを加えてあるので、ちょっと洋風な感じもしますが、
味付けは純和風。
あさりの旨味と野菜の甘みや香り合わさって、何とも言えない奥深い味が楽しめます。
酒の肴として、汁物として…
麺類を加えても美味しいです!
私は汁物の代わりにしました。
あさりの味噌汁も良いですが、たまにはスープ仕立てで飲むといつもと違う感じで楽しめます。
レシピ、見て下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前)
あさり…1P(250g)
玉ねぎ(中)…1/4コ
三つ葉…1/5束(10g)
にんにく…大1片
酒…大さじ3杯(45cc)
【煮汁】
割合「だし15:みりん1:淡口しょう油1」
水…450cc
みりん…大さじ1杯(15cc)
淡口しょう油…小さじ2杯(10cc)
粉かつお節…小さじ1杯

塩抜き後、4~5回すすぎ洗いし、水気をきります。



※葉はそのまま。



※開いたあさりから順に取り出す。

※弱火



※味見して薄いようなら淡口しょう油を少し加える。

あさりを小高く盛って、汁も全部入れます。

あさりは塩分を吸い込んでいるので、加熱すると煮汁に塩分が出てきます。
なので、淡口しょう油の量を少なくしています。
あさりに含む塩分量はそれぞれ異なるので、必ず味見して塩加減(淡口しょう油で)を調節して下さい。
あさりの旨味と香りが溶け出たスープは美味です!
是非、作ってみて下さい。
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