塩をまぶし、蒸し煮するだけのシンプル調理
佐藤 周生です。
今回は、
「塩味だけで美味しく食べる旨い肉料理」
を伝授します。
和食では、秋から冬、鴨肉を良く使います。
鴨肉は、鍋、串焼き、蒸し煮、照り焼きなど、どんな料理にしても美味しい食材です。
その鴨料理の中で「鴨の塩蒸し」という料理があります。
鴨肉の塊に塩をタップリとまぶし、しばらくおいて、酒をかけて蒸す…というシンプル調理の料理ですが、これが旨い。
正確には「塩”酒”蒸し」になりますね。
鴨肉、は脂分が多く、たっぷりの塩を塗ししみ込ませることで、その脂分を抑えた丁度いい塩味を肉に付けることができます。
そして、臭みとともに余分な水分も抜け、肉の旨味が凝縮される…
辛子醤油で食べるとさらに美味しいです。
で、スーパーではなかなか鴨肉の塊は売ってないので、手羽先で代用…
これが、今回のおすすめ、
「手羽先の塩酒蒸し」
手羽先に塩をしみ込ませたら、あとはフライパンに並べて酒蒸しにするだけ。
めちゃ簡単。
塩をあてて置く時間が15分ほどかかりますが、蒸し時間はたった3分。
気楽に作って頂ける、酒の肴になります。
今回は、辛子醤油ではなく、柚子胡椒を加えた、「酢しょう油」に付けながら食べて頂くスタイル。
柚子胡椒のピリ辛さと酢の酸味で脂っこい手羽先がさっぱりと食べられます。
でも、その美味しさの大元は、手羽先にたっぷりの塩をまぶし、脂分を抑え、旨味を引き出し、ベストな塩味を付けているから…
やはり「塩をまぶす」が、この料理の一番大事なポイントです。
で、「唯一デメリットになるかな?」という点が1つ…
手羽先は、皮で覆われているので、この皮のプルっとした食感がちょっと苦手な方もいるかもしれませんね。
体にいいコラーゲンの塊と思えば、ちょっと食べやすくなるかも…
そんなちょっとデメリットがある、「手羽先の塩酒蒸し」ですが、「鴨の塩蒸し」に負けない旨味と丁度いい塩加減で美味しく味わって頂けると思います。
レシピ見て下さい。
↓↓
【材料】(1人前)
手羽塩…5本
塩…適量(できれば岩塩、海塩などミネラルの多い塩)
酒…大さじ4杯(60cc)
柚子胡椒…少々
酢しょう油…濃口醤油小さじ2+酢小さじ1杯
酢しょう油に柚子胡椒を溶かし、手羽を付けながら食べて下さい。
「塩酒蒸し」は、鶏のもも肉、手羽元、豚バラ肉などでも応用できます。
脂っこい肉が合います。
是非、作ってみて下さい。
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