「真っ白いレンコン」
佐藤 周生です。
今回は、「この調理法が一番合う!れんこん料理」を伝授します。
レンコンといえば、通常これですが…
もっと真っ白なこんなレンコンもあります….
これ、漂白したわけではなく、夏場に出回る「新レンコン」という若いレンコンです。
6月~8月の短い期間だけに出回るレンコンで、水分が多く瑞々しくて、やわらかい…
シャキシャキっとした歯ごたえが特徴で、どんな料理にしても美味しいです。
私が修行時代によく作っていた新レンコンの料理は「天ぷら」。
「新レンコンの天ぷら」ですね。
毎年季節のおすすめでメニューに載せてまして、注文が殺到してすぐ品切れになってました。
歯ごたえが良くて、ほんのちょっと塩を付けるだけで美味。
究極は、塩もいらない…
私、時々余分に揚げてつまみ食いしてました(笑)。いや時々ではなかったかも…
高級八百屋から仕入れていたので、毎年数千円分の新レンコンが私の胃袋へ入ったと思います。
そのおかげなのか分かりませんが、舌がその味を忘れないですね。
こういった旬のものは、日本ならではの春夏秋冬を感じられますので、是非味わって頂きたい。
特に新レンコンは期間が短く、すぐ無くなるのでスーパーで見かけたら、迷わず買い物かごへ入れて下さい。
で、その新レンコンを使って、今回おすすめしたい料理は「天ぷら」ではなく、
「レンコンの挟み焼き」…
天ぷらは油の片付けが大変ですし、油分を控えたい方も多いので、おすすめは「焼く」方法。
とにかく、レンコンは油と相性がいいので、焼くか揚げる調理法が一番おいしく食べられるのですね。
「焼く」調理法なら、天ぷらには無い香ばしさが出る…
この香ばしさをよりいっそう強くするため、タレで絡めてレンコンを美味しく仕上げています。
コテコテした油っこさも、ほぼ無いのでけっこう食べやすい。
酒の肴に最高です!
で、レンコンだけ焼いてもいいのですが、ちょっと手を加えて大葉と魚の切身を挟んで焼く。
レンコンのシャキシャキした歯ごたえと香ばしさ、魚の旨味、大葉の香りが口の中で重なり合って絶妙な味わいに…
フライパンで香ばしく焼いたのち、半分に切って盛るので、断層のような切り口がすごく綺麗で見た目の美味しさも増します。
ただ、ちょっと形が崩れやすいのがデメリット。
細長く切った海苔などで包む方法もありますが、手間が増えるでこのポイントだけ抑えて頂きたい。
それは、「具材をできるだけ平らにしてレンコンを挟む」。
真ん中の具材が凸凹しているとしっかり挟めず、焼いている時に形が崩れるわけです。
なので、できるだけ具材…要は魚を平らな状態にしてから挟む。
ここを抑えておけば、少しマシになると思います。
あとは、工程を通して丁寧に調理することが大事ですね。
香ばしくて美味な「レンコン挟み焼き」のレシピ、公開します!
↓↓
【材料】(1人前)
レンコン…80g
(直径5~6cmのレンコン2.5cm)
塩さば…80g
大葉…中2枚
片栗粉…少量
水溶き片栗粉…片栗粉:小さじ1杯と水:小さじ1杯
油…小さじ1杯
【たれ】
濃口醤油…小さじ1杯
酒…小さじ1杯
みりん…小さじ1/2杯
タレでなく、塩を付けながら食べても美味しいです。
時に「揚げる」方法もおすすめ。
天ぷらでもフライでも、何か衣を付けて揚げればOK。
それと、チーズを挟むとまた違った味で楽しめます。
もちろん、新レンコンでなく、通常のレンコンでも美味しくできますよ。
是非、作ってみて下さい。
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