茄子と豚バラ肉の油焼き べっ甲あん

【酒の肴】茄子と豚バラ肉をフライパンで焼いて、濃口醬油ベースの「べっ甲餡」をかけるだけの簡単な一品料理!肉の旨味と脂分が茄子と超相性がよく、醤油あんと絡めて食べれば、何とも言えない深みのある味を楽しめます。

「楽チンなのに重宝できる調理法」

佐藤 周生です。

今回は、「茄子と豚バラと餡の組み合わせで作れる、簡単な一品料理」を伝授します。

夏野菜の1つと言えば、「なす」…

この野菜はほんと万能で、種類によっては生でもいけますから、漬け物でも美味しい。

煮ても焼いても揚げても炒めても美味しく仕上がってくれます。

なので、酒の肴はもちろん、おかずにもなる。

この茄子で夏の暑さに合わせて、冷たい料理をおすすめしたいところですが、今回私がの中でおすすめするのは、すごく応用が利くこんな温かい茄子料理…

『茄子と豚バラ肉の油焼き べっ甲あん』

「餡かけ」なので、秋冬料理に感じますが、通年通して食べられます。

フライパンで油多めで茄子と豚バラ肉を焼いて、濃口醤油ベースの餡をかけ、おろし生姜と刻みネギの薬味を添えるだけ…

【食材を油で焼いて、餡をかける】

茄子はもちろん、その他の野菜や肉でも出来る非常に簡単で便利な調理法です。

『茄子と豚バラ肉の油焼き べっ甲あん』は、

豚バラ肉の旨味と脂分が茄子とすごく相性がよく、「べっ甲餡」という濃口醤油のあんと絡めて食べれば深みのある味を楽しめます…

油と相性がいい茄子には、ちょっと多めの油を使うのが美味しくするポイントです。

で、夏の食事は冷たい料理が多くなりがちですから、体が冷えすぎることも…

冷房が効いていれば、なおさらです。

そういった時に「温かい料理」を献立に組み込むことで、体を冷やし過ぎないようにできます。

特に『茄子と豚バラ肉の油焼き べっ甲あん』はおすすめです。

献立の副菜にもなりますし、酒の肴にもなってくれます…

私、創作料理店で働いていた時に【食材を油で焼いて、餡をかける】料理を夏の間中ず~っとコース料理に組み込んでました。

食材を代えるだけで、見栄えの異なる料理にできるので、調理法は全く同じなのに頻度多く来店されるお客さんであってもいつも喜んでくれてましたね。

同じパターンで作れるというのは、人数の多いコース料理ではすごく気持ち的に楽ですので。

「楽して喜ばせることができる..」ということで、ほんと重宝してました。

これ、間違いなく家庭でも使えますよ。

【食材を油で焼いて、餡をかける】

という調理法…

まずは試しに今回のレシピで作ってみて下さい。(レシピの最後に茄子や豚肉の代わりになる食材を紹介しています)
↓↓

【材料】(1人前)
長茄子…中1本
豚バラ肉厚切りスライス(焼肉用)…100g(4~6枚)
おろし生姜…少量
刻みネギ…少量
油…大さじ1杯

塩・コショウ…少々

【べっ甲あん】
『割合-出汁6:みりん1:濃口醤油1』
水…60cc
みりん…小さじ2杯(10cc)
濃口醤油…小さじ2杯(10cc)
粉カツオ節…小さじ1杯

水溶き片栗粉…片栗粉5g+水5cc

1,茄子は上下部のヘタを切り落とし、縦半分に切ります。
2,皮側を上に向け、3mm厚で皮をそぎ落とします。

※熱を通しやすくする&盛り付けしやすくするため。
3,半分に切ります。
4,【べっ甲あん】を作ります。

鍋に水(60cc)、みりん・濃口醤油(各小2杯)、粉カツオ節(小1杯)を合わせ、中火にかけます。
5,沸騰してきたら弱火にして、水溶き片栗粉を少量づつ加え、とろみが付いたら出来上がり!

火を止めておきます。
6,茄子を焼きます。

フライパンに茄子を皮側を上にして並べ(まだ火は付けない)、油(大1)を茄子にかけます。
※茄子の表面全体に油を付けて下さい。(絡める)
7,強火にかけ、ジュ~という焼音が聞こえてきたら弱火に。
蓋をして蒸し焼きにします。2分焼く。
8,焼いている面がやわらかくなったら返して、
反対面も蓋をして2分蒸し焼きにします。
9,2分後、串などを刺して力を入れずに貫通すればOK。

火を止め、茄子をバットなどに取り出しておきます。
10,豚バラ肉に塩・コショウを少々ふります。(両面)
11,再度フライパンを中火にかけ、30秒ほど熱して、豚バラ肉を入れて焼きます。

※(油は不要、肉の脂分で焼く)
12,1分半ほど焼い焼いて、少し焼色が付いたら返して、反対面も同じように焼きます。

焼けたらキッチンペーパーにのせ、脂分を拭き取ります。
13,深鉢のような器に茄子を2カン並べて盛ります。(下側(太いほう)の茄子)
14,豚バラ肉を少し重ねて、茄子の上にのせます。
15,残りの茄子と豚バラ肉も重ねて盛ります。(少し向きを変えて重ねると綺麗)
16,再度【べっ甲あん】を温め、上からかけます。
17,おろし生姜、刻みネギをのせて完成です!

※生姜と刻みネギは、餡の上に直接のせると滑り落ちるので、
のせる部分だけ餡を除いて下さい。

茄子と豚バラを焼いて、濃口醤油の餡をかけるだけ!簡単に作れます。

茄子の代わりに南瓜やズッキーニ、玉ねぎやキャベツ、豆腐や厚揚げ、大きめのエリンギや椎茸でも美味しいです。

豚肉は、ロースや肩ロースもおすすめ。鶏肉なら脂分の多い「もも肉」がおすすめです。

作り方の応用として、豚肉を先に焼いて出てきた豚肉の脂分を茄子に絡ませて焼く、という方法でもOK。

ただ、この方法は肉から出た血が焼けてフライパンに付くので、それが茄子にくっ付いて焦げ付きやすく、見た目も悪くなるというデメリットがあります。(餡にもそれが混ざる…)

綺麗に仕上げたい場合は、レシピ通りに茄子から先に焼く方法で作って下さい。

是非、茄子料理のレパートリーに加えて頂きたい!

こちら↓の茄子料理もおすすめです!

茄子レシピ一覧

香ばしくて美味!レンコン挟み焼き

醤油香ばし!焼きとうもろこし

関連記事

  1. ニンニクたっぷり!ニラ豚キムチ炒め温玉のせ

    ストレスインパクト!佐藤 周生です。今回は、「ストレスインパクトで体を活性化させる…

  2. 揚げサンマとゴボウの南蛮酢かけ

    小骨まで食べられるさっぱり!秋刀魚料理サンマの季節ですね。やはり塩焼が旨いのですが…

  3. タップリだしかけ「出し巻き玉子」

    これをかければ、本物のだし巻きが楽しめる!佐藤です。今回は、「最後の一口まで、しっ…

  4. 豚ロース肉とたっぷり野菜の酒蒸し 味噌ダレ

    「こんなに変わる!薬味の重要性」佐藤 周生です。今回は、「豚ロース肉と野菜を蒸すだ…

  5. たっぷり春野菜のみそ焼きそば

    佐藤です。今回は、「味付けをアレンジした”焼きそば”」を伝授します。焼きそば…

  6. 単品食材のお手軽料理!カボチャの焼き浸し

    焼いて浸けるだけの極旨!一品佐藤 周生です。今回の単品食材のお手軽料理(5)は、…

  7. 和風出しのあっさり! 一人もつ鍋

    腹を切る!?一人もつ鍋佐藤です。すいません!「かぶらの葉っぱの料理」は、明日お伝え…

  8. 鶏もも肉の黒胡椒焼き トマトぽん酢ダレ

    【70代の父が絶賛した消化負担を軽減できるさっぱりの鶏肉一品】健幸料理家・健幸アドバイザー…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
PAGE TOP