【危険】日本は現在、食料危機である…

【「料理の人が政治のこと書くな!」】

今回は、少し視野を広げて日本全体の「食」の問題をお伝えしたいと思います。

いつも、食の問題についてお伝えする時は「個々で気を付けるべき食の問題」が中心です。

例えば、「農薬」「添加物」「遺伝子組み換え食品」「グルテン」などなど…

健康に生きるために自分で気を付けるべき事です。

ですが、経済的な理由など、個々で出来ることには限界があります。

ですから、私たちはもっと根本的な問題に気付く必要があり、

声をあげ、政府を動かない限り、国民は安全な食生活を送ることができません。

日本全体の「食の安全保障」が確立されないから、私たちは危険にさらされ、個々で気を付けなければならない生活を強いられているわけですよね。

これについては様々なテーマがありますので、

今回は「テレビ・新聞が報道しない、日本全体で様々な食の問題があるのですよ」といった全体像をお伝えします。

で、私、時々政治的な話もするのですが、読者さんからメールで、

「なんで料理のメルマガで政治のことなんか書いているのですか!関係ないでしょ!」

などと言われます。

でも、それって全くの勘違いで料理と政治は密接に関係しています。

なぜなら、例えば、料理は必ず「食物」や「水」を使いますよね。

食物は輸入に頼っている物もありますし、食物を作るための肥料なども輸入に頼っていて、水道の安全も徐々に失われている…

食べ物の安全やそれに関連した安全、さらに水(水道)の安全など、そんな大きな問題は民間で解決できるわけがなく、

「政治」でしか解決できません。

「料理」と「政治」、確実に関係してますよね。

料理と政治が関係ないなんてあり得ないのです。

後で食糧について日本の恐ろしい現実を話しますが、食べ物がまともに手に入らないような世の中になったら…

もし、小麦なども輸入されない場合、お米の奪い合いなったり…

みんな何でもいいから食物を手に入れることに必死になって、

「今日はじっくり煮込んだロールキャベツを作ろう!」

なんて余裕は無くなり、料理の作り方云々…レシピなんかどうでもよくなるわけです。

野菜なんて基本的に生で食べられますし、調理なんかするも必要もない。(調理しないほうが体には良いですし…)

外食に行く余裕だって無くなる…

飲食店も不要になって、調理師も不要に…

「料理を教える」という私の職業なんてもっと不要になるわけです。

さらに食糧危機になった場合、おそらく失われる職業は飲食関係だけではないでしょう。

物価も高騰して、ほとんどの人がお金の多くを食料費に回すようになる…

人間は、食べないと死にますから。

私、格闘技が好きでボクシングの動画や武術の解説動画などよく観るのですが、食糧危機になれば、確実にそういった需要も減っていくでしょう。

なぜなら、そんな状況でゆっくり「娯楽」を楽しめる人なんて、かなり少なくなるからです。

そういった職業・文化も失う…

大げさに聞こえるかもしませんが、私がメルマガでたまに政治のことをお伝えしているのは、

飲食店を含め、いろんな職業を無くさないため、日本の食文化・様々な文化を無くさないため、

そして自分の仕事を守るために政治のことを伝えているという一面もあります。

国民みんなが政治と向き合い、問題意識を持って声をあげ、日本を根本から変えない限り、権威や金のことしか考えていない政治家どもの「いいなり」のままで苦しめられる。

そんな政治家をほったらかしていれば、日本は亡国へまっしぐら。

「政治は政治家に任せればいい」なんて呑気なこと考えていると私たちは様々な問題に押しつぶされて政治家に殺されます。(間接的に)

今回お伝えする食の問題は、そんな「国民を守らない政治」のほんの一部ですが、

生きていくために不可欠な「食べ物」のことなので、強い問題意識をもって欲しいと思います。

安全な「食べ物」でなければ、みんな病気に…

十分な量の「食べ物」がなければ、みんな飢え死にします…

これは、日本が存続できるか、できないかの問題といっても過言ではないです。

【食の問題1】日本はアメリカの危険食料輸出ターゲット国!

「アメリカは日本を守ってくれている素晴らしい国だ」と思っている日本人がほとんだと思いますが、

それはアメリカの表の顔であって、裏では戦争に負けた日本の弱みを利用し、危険な食物を売り付け、日本からお金を奪い取っているのです。

その危険な食料というのは例えば、小麦・とうもろこし・大豆など。

これらには、遺伝子組み換えや農薬の問題があるわけですが、牛肉や豚肉などのアメリカ肉も危険な食料なのです。

ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカの肉の何が危険なのか?

牛肉を例に挙げるとアメリカでは飼育の際に「エストロゲン」という成長ホルモン(剤)を注入します。

この効果は「早く成長する」「少ない餌で育つ」「赤身が増える」。

しかし、エストロゲンは「乳癌の増殖因子」と言われていることから、日本では使用が禁止されています。

日本「女性」のガン罹患数トップは、30年前から現在も「乳癌」。

これ、関連は無いのでしょうか…

そんな危険な牛肉でありながら、日本政府はアメリカのいいなりで、見て見ぬふり…

要は本来、使用が禁止されているホルモンが注入された牛肉を平然と輸入しているわけです。(させられている)

これ、ヨーロッパでは使用も輸入も禁止されています。

ですから、アメリカはヨーロッパにはホルモン剤フリー牛肉を輸出し、日本にはコストが安くつく(儲かる)、ホルモン剤まみれの危険な牛肉を輸出しているのです。

これは牛肉に限ったことではなく、世界では危険視されているあらゆる食品をアメリカは日本に売りつけているというのが現状。

他の国で売れないものを日本に輸出していると。

「日本はアメリカから危険な食料の最終処分場にされている」ということです。

そして、

アメリカの戦略として、日本人がそういった危険な食物を食べ、病気になれば薬も売れる…

するとアメリカの製薬会社も儲かる…

「二度おいしい」、ということが行われているわけです。

これは陰謀論なんかではありません。

現実の話。

今の日本…現状の日本はそういう状況に置かれているのです。

(※東京大学教授 元農水省官僚 鈴木弘道先生の著書「食の戦争」から一部抜粋しています)

【食の問題2】すでに日本は食糧危機である!?

日本の食糧自給率が何%かご存知ですか?

「食糧」というのは、一般的には主に穀物などのエネルギー源となるものを指します。

そして、「食糧自給率」は、食糧を自分の国でどれだけ作っているか?どれだけ自分たちで、まかなえられるか?を表したパーセント値です。

世界の食糧自給率、例えば、カナダは264%、オーストラリアは223%、フランスは127%、イタリアで60%…

日本は?というとたったの「37%」なのです。

韓国もかなり低い39%ですが、日本はそれよりも低い…

先進国の中で最低値なのです。

これがどういうことなのかというと、100%ではじめて日本全国民の食糧をまかなえるわけで、それがわずか37%…

63%もの食糧を輸入に頼っていて、その輸入が止まったら(輸出を止められたら)みんな飢え死にするってことです。

「輸入が止まることなんかないでしょ?」などという考えをお持ちなら、今すぐ捨て去ったほうがいいです。

コロナパンデミックで、一時輸出が制限された物、たくさんありますよ。

例えば、バナナ例年の7割まで減少(フィリピン産)…玉ねぎは1割まで減少(中国産)。

私が買い物で実感したのはアトランティックサーモン(刺身用)。

一時、値段が1.5倍になってました。おそらく輸入量が減ったからでしょう。

ロシア進攻でも石油高騰から派生して様々な食品の値段に影響が出てますよね。

「世界情勢」によって日本に食料やその生産資材も入ってこなくなる。

各国、自分の国で食べる食糧は確保しなければ生きていけませんから、輸出規制を行うわけです。

現実的に考えて、他の国より自分の国を守ることを優先するでしょ?

自然災害などでも凶作になれば、輸出規制します。

過去にそういったことは何度もありました。

コロナでは各国の長期的な輸出規制は無かったので、日本への影響は一時的で済みましたが、

「今後、様々な世界情勢によってもっと厳しい状況になるかもしれない」

という危機感が必要。

現在、そこまで危機的な状況になってないのは、「運がいいだけ」と思って頂きたい。

日本の食糧自給率「37%」が、どれだけ大きなリスクを背負っているのか?を考えれば、

日本はすでに食糧危機に直面していることに気付けます…

因みにアメリカの食糧自給率は130%。

アメリカは自分たちの作った食糧で食っていける状態で、日本の状況を分かっていながら無理やり売りつけてくるわけです…

【食の問題3】日本は食の安全基準が緩い

「日本の食べ物は安全」なんて言う話は、信じないほうがいいです。

世界では日本で生産された食品は、危険な食べ物として認識されています。

その証拠に毎年発表される「世界食料安全保障指数」…

「世界食料安全保障指数 2021年」で「品質と安全性」の項目のランキングで、日本は世界113ヵ国中なんと「30位」

他の国では「日本の食品は安全ではない」という理解であることが如実に表れているわけです。

世界でそういう評価をされる理由の1つは、食品添加物の認可数を見れば分かるわけです。

日本の食品添加物の認可数は1500種と世界一。

アメリカで133種、ドイツで64種、フランスで32種。日本と桁が違う。(現在は一部違っているデータもあります)

添加物は、微量であれば単体での安全は明らかになっていますが、複数摂取、長期的摂取の人体への影響は未だに分かってないわけで、安全性は明らかではないと言えます…

日本はそんな食品添加物が1500種も認可されている…どう考えても安全基準が緩いとしか言えないです。

それから「農薬」の基準も近年はものすごく緩くなっていることも世界からすれば「危険」としか思われないでしょう…

特にアメリカの企業が販売しているネオニコチノイド系の農薬…

例えば、ほうれん草の残留農薬基準値、以前3ppmでしたが現在は「40ppm」。

そして、これもアメリカ企業が絡んでいるグリホサートという除草剤農薬ですが、この残留基準も大幅に緩められています。

例えば、小麦は5ppmから6倍の30ppmになり、蕎麦(実)に至っては0.2ppmから150倍の30ppmにまで緩められているのです。

このように日本の食の安全基準は緩和されまくっているわけです。

そういった農薬はヨーロッパでは禁止されていることを考えれば、世界から見た日本の食は低評価になって当たり前なのかもしれません。

そして、私はそういう農薬の緩和された数値を見ると、あえて日本人を病気にさせるために緩めているのでは?と思えてなりません…

【食の問題4】種子法の廃止

「種子法の廃止」は、私たちに今すぐ影響する物では無いですが、将来的に大きなリスクを背負っています。

そもそも種子法とは「主要農作物種子法」といって、米・麦・大豆などの種子を国内で安定的に生産・供給できるようにした法律。

要は、タネを国が管理することで、生産にかかる莫大な費用を賄えて安定的に生産でき、農家で「タネが足りない」といったことがなくなるわけです。

タネの生産に関して、民間企業の参入も可能でしたが、種子法廃止によって規制が緩くなり、さらに民間企業の参入しやすくなったことで、外資の大手企業も参入しやすくなってしまったと。

要するに種子法によって、まかなえていたタネを農家さんは外国から買わなければならない構図になっているわけです。

もし何らかの影響で外国企業が生産を止めれば、日本はタネが手に入らなくなる…

日本の穀物は、外国に依存している状態なのです。

規制緩和は、外国企業の儲けのための政策ということです。

ですから、種子法廃止に反対した国民は多かった…

しかし、2018年可決されました。

この国民の声を聞かない日本の政治家、特にテレビでよく見る政治家は国を守る気が無いのです…

【食の問題5】雄性不稔タネの危険

これもタネの問題ですが、こっちは私たちの体に直接影響がある可能性が高い。

かなり端折ってお伝えするので、分かりにくいかもしれませんがご了承下さい。

現在のスーパーに並んでいるトマト、タマネギ、キャベツ、ダイコン。

夏はトウモロコシも…

それらのほとんどが「雄性不稔」と言われる各野菜の株から採れた「タネ」、そのタネが育った野菜です。

「雄性不稔」の株とは、雄しべが無い株です。簡単に言えば「奇形の株」…

通常、植物は雌しべと雄しべ、両方存在するので、ほぼ確実に受粉が行われて育ちます。

しかし、この場合、弱い株に育ちやすく、枯れやすいし、実も生りにくい。

人間でも親族から近い同士の結婚ほど、出来た子供は体が弱く、病気になりやすいです。

反対に親族から離れた結婚ほど元気な子が生まれる…

例えば旦那さんがアメリカ人で奥さんが日本人。

その間に出来た子供というのは非常にカラダが強く、病気もせず元気に育つ傾向があります。

これを野菜の生産に利用しているわけです。

例えば、玉ねぎ。

突然変異で現れた「雄しべの無い玉ねぎの株」に別の玉ねぎの花粉を受粉させ、タネを収穫する…

この「タネ」から育った株は強いので、そのタネを大量に増やし育てることで、玉ねぎの収穫数を増やせるのです。

ですから、スーパーの玉ねぎを育てると雄しべが無い花が咲きます…

これの何が問題かというと優先不稔の野菜を食べれば、同じような現象が人間の体にも起こるということ。

ある研究の統計では男性の精子の数が減少しているとか、精子が弱くなっているといったことが明らかになっています。

現代は不妊で悩まれる方が多いですが、それは女性の問題ではなく男性の問題なのではないかと…

そして、その原因は優先不稔の野菜を食べているからでは?と言われています。

【食の問題6】水道の安全崩壊!?

多くの方が「日本の水道は安全」と思って日々、料理や洗い物、お風呂でも使っているわけですが、

その安全が断絶されようとしています。(世界から見た日本の水道は「安全ではない」という認識です)

それが「水道の民営化」。これの何が問題なのか?

民営化されると何となく「そのほうが安全じゃないの?」と思ってしまいそうですが、その真逆なのです。

なぜか?

まず、水道を安全に供給するには莫大な費用がかかります。

で、政府、県や市というのは、企業ではないので「儲ける」必要はなく、ほぼ利益を出さなくても良いわけです。

水道局で働く人のお給料は、大まかにいえば政府から出ます。(公務員さんなので)

水道にかかる様々なコストが水道料金で足りない場合は税金でも補える。

ですから、私たちは安い水道料で済みますし、全て水の安全のためにお金が使えるわけです。

しかし、民間企業が参入した場合、人件費や様々なコストの全てをその企業が請け負う必要があり、

確実に利益を出さなければなりません。

さらに企業の経営者の多くは、「儲け」を優先します。

すると何をしだすかというと、まずは「水道料金の値上げ」。

それから水道管など老朽化すれば、その修復に莫大なコストがかかりますから、

その次は「安全」を後回しにするのです。

上水道で使う、殺菌のための薬品をケチったり、そもそも儲けのためにはコストをかけたくないですから、水道管が老朽化しても修復しない可能性もある…

このように民間企業にまかせてしまえば、一番大事な「安全」が失われていくのです。

現に世界のあちこちで民営化したことで「料金が値上げ」され、「安全」が失われ、実際に何万人もの人が死んでしまった例もあるのです。

そうした世界の水道民営化の失敗は、数例でななく、200例以上!

そんな失敗例が世界中に存在しているにも関わらず、宮城県議会は2018年上下水道と工業用水の運営権を20年間、民間企業に一括売却する議案を可決したのです。

水道民営化はもっと前から少しづつ進んでいて、水道の安全保障は徐々に失われているのです。

最後に

今回は、大きな枠で見た「食の問題」を6つお伝えしましたが、

いかがでしたか?

個々で添加物を避けたり、農薬の少ない野菜を選んだりといった危険意識を持つことは、直接カラダに入れるものですからすごく大事…

ですが、今回お伝えした食の問題に対しても危機感を強く持って頂きたい。

日本全体の「食の安全保障」を根本から解決しなければ、添加物や農薬、その他食品の問題は解決できないような気がします。

特に「日本の食料自給率37%」というのは、有事(戦争以外でも)の時に国民がひと月生きられない状態なのです。

すぐに飢え死にしてしまう覚悟が必要。

そのくらい大問題なのです。

ご家族、友人、知人と共有してみて下さい。

お友達となかなか話にくいテーマかもしれません…

しかし、ほったらかしていれば、必ず何かで自分に返ってきますし、将来を生きる子供さん、お孫さんにも大きな負担がかかるということを考えて頂きたいです。

私たち個々で、国を動かすことはできまんが、問題を共有する、情報を広げることはできます。

それだけでも、何もしないより100倍マシです。

私も今はメルマガの読者さんに様々な問題を伝えることくらいしかやってませんが、

近い将来、地元で「世間のあれもこれもウソなんですよ」といったことを伝える、セミナーみたいなことを開催しようと思っています。

特に選挙に大きな影響があるお年寄りの方を集めてやろうかと。

日本を変えるには、お年寄りに真実を伝えることが最優先なのでは?と考えています…

とにかく、

身近な人に話すだけでも効果があると思いますので、今回の話を伝えてあげて下さい。

自分たちの国の安全は自分たちで守るべきではないでしょうか?

「誰かがやってくれる」という危機感がない感覚でいると、病気にさせられ、飢え死にします。

そして、将来世代を苦しめることになり、日本を見捨てることになります…

「今は何も起こってないから…」

と、今さえよければ、それでいいのでしょうか…

銀鮭のソテー さっぱり甘夏ソース

夏野菜の胡麻ダレ冷やっこ

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