薬膳調味料「クコの実しょう油」

【合わせ調味料】クコの実を醤油に漬けるだけ!栄養価抜群の斬新な調味料に変身します。「栄養が足りてない...」時の補強として使えます!

手軽な栄養補強になる調味料はいかがですか?

健幸料理家 佐藤周生です。

今回は、

「夏の疲労回復にもってこいの高栄養補給してくれる調味料」

を伝授します。

まだ梅雨も明けず、この蒸し暑さですでに疲れが溜まってはいませんか?

そんな時は、食べたいものを食べて食事から栄養補給するのがベストですが、なかなか難しいところですよね。

例えば、栄養価が高いものは、クセがあるものが多いですから、食べにくかったり…

そして、

体力回復には、様々な栄養を種類多く摂る必要がありますから、そのためには食材の種類を増やす必要がある。

でも、そういった料理すれば下準備も大変です。

例えば、野菜を5種類も切るとなると結構めんどくさい…

そういった食材を増やして、栄養価を高めるのではなく、食事で簡単に栄養価を上げられるほうが良いですよね?

そこで、おすすめしたいのがこれ、

「クコの実しょう油」

薬膳料理を作られる方は、ご存知かもしれませんね。

中国古来より伝わる、薬膳食材の1つと食されています。

要は「漢方薬」。

クコの実はラグビーボールのような形の赤い小さな実です。

近年は、欧米でも注目され「コジベリー」という名で定着しています。

本来、中国語で「枸杞(ゴウチー)」といいます。

欧米で「コジベリー」と呼ぶので、果物の1つみたいに聞こえますが、クコの実はナス科の一種。

果物みたいな大きく硬い種が入ってない点も珍しいところ…

なので、そのままパクっと食べられます。

で、このクコの実…

薬膳というだけあって栄養価がめちゃ高い。

ルチン、タンニンといったポリフェノール、ビタミンC、ゼアキサンチンベタイン、β-シトステロールビタミンB1、ビタミンB2、リノレン酸などなど…

他にもミネラルを含んでいたりと、小さい実のクセにかなり栄養素を持っています。

健康効果でいうと…

【1、抗酸化作用】
活性酸素を無害化したり、細胞の損傷を軽減する作用がある。簡単にいうと若返り効果。

【2、滋養強壮】
先ほど挙げた様々な栄養素から体力の回復、また虚弱体質の方が飲むと抵抗力が付きます。

【3、眼の疲労回復】
栄養素の中のビタミンC、B群が目などの体全体の疲労を取ってくれます。

【4、血圧、血脂、血糖の抑制】
ルチンの効果で血流がよくなったり、血中コレステロールや中性脂肪低下の作用もあります。

【5、免疫力増強】
最後は免疫UP。白血球の数を増やす効果なども期待できます。

他には例えば、美肌効果もあります。
クコの実を摂取すると、紫外線の影響を防ぐ効果まであるのですね。

シミを抑える効果と黒くなった肌を回復する効果。
これは、資生堂さんの研究で明らかになっています。

で、

このクコの実のすごい栄養素を高濃度で簡単に摂る方法が、

『クコの実しょう油』

作り方はめちゃ簡単!醤油にクコの実を漬け込むだけ。

これだけで、クコの実の成分が出た醤油になります。

単なるの濃口醤油が、高栄養価の調味料に変身!

1~2日冷蔵庫で寝かせて、例えば冷奴などにかければ疲労回復抜群の豆腐が食べられるわけです。

もちろん、いろんな食材を食べることが大事ですが、

『クコの実しょう油』は栄養素が取れてない時の補強として役立つ思います。

ただ…

クコの実しょう油だけで「栄養素をたくさん摂る!」といっても「クコの実しょう油」は辛い醤油。

一度にたくさんは使えないですよね。

そもそも、クコの実自体、ミックスナッツみたいにバクバク食べるものではないです。

食べ過ぎるとお腹を下すこともあるので数粒食べる程度。

ですから、 「クコの実しょう油」 も少量かけるだけで丁度いいのです。

私、何度も「クコの実しょう油」 を作って味見してみましたが、なんとなく旨味も増しているような気がしました。

栄養価が上がる調味料になるだけでなく、醤油自体が美味しくなる、

『クコの実しょう油』

の作り方を見ておいて下さい。
↓↓

香辛料が充実したスーパーならだいたい売ってます。
探してみて下さい。

見つからない場合は、こちら↓がおすすめ。
⇒【オーガニック「クコの実」(無農薬、添加物不使用)】

乾燥状態なので、通常料理で使う時は、水やだしに付けて戻します。
今回は、そのまま使います。

できれば、こういったペンギン型しょう油入れを用意して下さい。
少量づつ出せるので、使いやすいです。(100円ショップにあると思います)

「濃口しょう油」を8分目入れます。 できれば 余計な味付けをしていない
添加物の入ってない「特選」といった、いい醤油を使って下さい。

クコの実を20~30粒くらい入れます。これだけ。

ふたをしめて、冷蔵庫で保存。1日~2日寝かせれば成分は出ています。
冷やっこ、漬物、卵ごはん、料理の味付けなどなど…

色々使えますので、是非作ってみて下さい。

料理に使うときは、水やだしで戻して、飾りなどで添えると
赤色なのですごく綺麗です。1粒2粒のせるだけで上品になります

和え物などにかざったり、杏仁豆腐のようなデザートに飾ると
綺麗です。

和食では、付出しの「胡麻豆腐」などに飾りで使ってました。
すごく料理が冴えるんですよね。

参考にしてみて下さい。

ゴーヤーと炒り玉子の紫蘇炒め

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