『カリッと香ばしく仕上げるには…』
佐藤です。
今回は、「旨味と香りを楽しめる手羽先料理」を伝授します。
手羽先を使った料理はいろいろありまして、私も様々な手羽先料理を紹介してきましたが、
これが一番おいしいと思うのです…
それは「シンプルに焼く」。
焼くといっても、味がないと食べにくいので「塩焼」がおすすめなのですが、
それは、以前伝授したことがあるので、塩ともうちょっとだけ手を加える…
やはり、香りが付く食材が食欲をかき立ててくれるので、その中でも手間をかけない方法ならこれ、
「ドライハーブをまぶす」
「ドライハーブ」というと「なんだか特殊な食材かな?」と思ってしまわれる方もいるかもしれません。
が、
ドライハーブとは、スーパーで普通に手に入る「乾燥のパセリ」などのこと。
そこそこ大きなスーパーで、香辛料のコーナーに行けば5~6種類くらいは並んでいるはず…
バジルとかローズマリー、タイムやクミン…いろいろあるので様々な香りを楽しめます。
これらを手羽先に絡めるだけで「香草焼き」にできる。
ということで、今回のおすすめは、
「手羽先の香草焼き」
塩と胡椒とお好きなドライハーブを混ぜてそれを手羽先にまぶして、フライパンで焼くだけ。
手羽先の骨から出るエキスが脂分と絡んで最高の「旨味」となって溶け出てくる…
その旨味に香草の香りが加わると最高+最高の味で楽しめます。
でも、シンプルに「焼く」だけだからこそ、適当に焼いては美味しくならない。
そこで、おすすめの焼き方は、「蓋をしない!」
蓋をして「蒸し焼き」にするとベタっとした仕上がりになって美味しく感じない…
やっぱり、「焼く」のであれば表面はパリっと中はジューシーに仕上がっている方が美味しく感じますよね。
それには、弱火でじっくり焼くのがベスト!
以前、紹介したことがある焼き方ですが、蒸し焼きよりは若干時間がかかりますが、
弱火でじっくり焼くことで、表面はカリッと香ばしくなりますし、
裏返すタイミングも目視でわかる。
手羽先をフライパンで焼く場合、表と裏を片面づつやきますよね。
それで、蓋をせずに焼くと焼けている部分とまだ焼けていない生の部分に境目として「加熱ライン」というものが現れて目で見てわかるのですね。
この 「加熱ライン」 が真ん中を超した時が裏返すタイミング。
で、裏返し、裏面も焼いて「加熱ライン」 が完全になくなった時が中まで熱が通った状態。
つまり、ベストな焼き上がりのタイミングです。
この焼き方なら、
しっかり中まで熱を通しつつ、焼き過ぎを防ぎ、 表面はパリっと中はジューシーに仕上げることができます。
私は手羽先を焼く時は、表面がカリッとなるのでグリルで焼くことが多いのですが、
フライパンで焼くほうがグリル焼くよりも、表面の「カリッと感」が強く仕上がることに気付きました。
このカリッとした香ばしさが強くなるだけで、全体のおいしさも増して感じますね。
香りと旨味とさらに香ばしさも楽しめる「手羽先の香草焼き」…
簡単レシピ、公開します!
↓↓
【材料】(1人前)
手羽先(大)…5~6本
油…小さじ2杯(無しでもOK)
【香草の素】
塩…小さじ1杯
コショウ(できれば黒コショウの粗びき)… 小さじ1杯
ドライハーブ…1~2種、大さじ2杯
※スーパーの香辛料コーナーにあるバジル・オレガノ・ローズマリーなど
お好きなドライハーブ(乾燥ハーブ)を使って下さい。
今回のレシピで使ったのは「イタリアンパセリ」と「オレガノ」です。

※盛り付ける時は、身が膨らんだ側が「表(上)」、身が薄い側が「裏(下)」です。

コショウ(小さじ1/2杯)を入れてよく混ぜ、「香草の素」を作ります。


”手羽先を並べてから”強火にかけ「ジュ~」という音がしてきたら弱火に。
そのまま「約7分」焼きます。(蓋はしません)


半分を超したら裏返すタイミング。
加熱ラインが半分を超えていない場合は、さらに1~2分焼きます。(弱火)

同じように弱火で約7分焼きます。


手羽先の向きを揃えて立てかけるように盛ると綺麗です。

まずは、何もつけずこのまま食べて下さい。
脂がひつこく感じてきたらレモン汁や酢をかけて食べれば、
最後まで美味しく食べて頂けます。
香草に使うドライハーブは、何でもOK。
スーパーにいろいろあるので組み合わせて試してみて下さい。
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