「他のもので代用できないか?」
佐藤です。
今回は、「黒酢で作る酸味の弱いもずく酢」を伝授します。
「黒酢なんか無いからできない!」
と思ってしまわれる方がいらっしゃるのですが、そんなふうに思わないで欲しいのですね。
他の料理でも同じですが、料理名や材料に普段使ってない調味料・食材が入っていたとしても「代用」できる場合がほとんど。
今回の「もずく酢」でも黒酢で作ると健康的…
なので、健康志向の方には「ビクッ!」と反応して貰えるので黒酢にしてあるのですが、
別に黒酢でなくても、「穀物酢」でも「米酢」でも「ワインビネガー」でも作れる…
「酢」なら何でもいいのです。
「酢」がない場合は、レモンとか柑橘類の搾り汁でもOK。
おすすめはしませんが、「ポッカレモン」でもいいのです…
それもないなら、酢を買って頂くしかないのですが…
とにかく、はじめから「できない…」と終わらせてしまうのではなく、
「他のもので代用できないか?」という考えを常に持って頂きたい。
家にない調味料や食材がレシピにのっていた場合でも、その考え方を持っていれば、「できない」ということはほとんどなくなります。
もし、代用のものが分からない時は、調べたり、私に質問して下さってもOKです。
「無いからできない!」とあきらめてしまうのは、デメリットしかないです。
できる料理の幅が狭まる、要はレパートリーが増えない…
また、もし好みの料理だったら食べるチャンスを逃す…
反対に「他のもので代用できないか?」 という考えを持つと応用力が身に付く。
「この料理の時にこの食材が代用できるということは、あの料理も使えるな」
というのが、分かってくるようになるのですね。
だから、是非「他のもので代用できないか?」という考え方は常に持っておいて欲しいです。
そういった意味では、今回の「黒酢のもずく酢」は調味料の応用の基礎を学べるのではないかと思います。
例えば、黒酢の代わりに「バルサミコ酢」なんか使えば、『洋風もずく酢』になりますし、白ワインビネガーならちょっと「上品なもずく酢」ができる。
グレープフルーツの果汁なんか使えば、「フルーツもずく酢」なんて面白いもずく酢もできますね。
今回の「黒酢のもずく酢」に使っている「合わせ酢」は、酸味を弱くしてあるので食べやすく、酸っぱいものが苦手な方にも食べて頂けると思います。
この合わせ酢、日本料理店(会席料理)で、見た目がヤクザのおやっさん(料理のお師匠さん)から教わったもずく酢専用の「合わせ酢」なので、
味は保証します。
レシピみて下さい!
※おやっさんをちょっとフォローしておきますが、普段は常に「ガハハハッ!」と大笑いしている、おおらかで元気な方です。(当時60代後半だったと思いますが、多分150歳くらいまで生きると思います)
無表情の時と怒らせた時だけヤクザに変貌します…
フォローになってないかも(笑)…
【材料】(4~5人前)
もずく(ゆで)…300g
生姜…薄輪切り5枚(5g)
大根おろし(飾り用)…少量
【もずく用合わせ酢】
昆布だし(または「水」)…250cc
黒酢…大さじ1杯と1/2杯(約23cc)※「黒酢」以外の酢でもOK!
淡口醤油…大さじ1杯と1/2杯(約23cc)
みりん…大さじ2杯と小さじ1杯(35cc)
レモン汁…小さじ1杯分(あれば)
飾りは、胡瓜の半月切り、山芋のとろろ、 玉ねぎおろし 、千切りミョウガ、千切り生姜、などで代用できます。
枝豆や一寸豆など季節の食材を添えると綺麗に仕上がります。
是非、作ってみて下さい。
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