凝った料理でも気楽に作れる方法

【調理法】手の込んだ料理なら、その時にすべて完成させる必要はありません。こんな方法でもいいのです...

今回は、
「凝った料理でも気楽に作れる方法」
を伝授します。

なので、私のレシピを”見てるだけ”
で、まだ一度も作ったことがない方に
是非読み進めて頂きたい…

佐藤です。

「あの料理、美味しいからまた
食べたい!」

と思う料理の多くは、時間がかかる
場合がほとんど。

例えば、

カレーやぶり大根、鶏のから揚げ
豚汁、肉じゃが、ハンバーグ、餃子、
お好み焼き…

みんな好きですよね。こういった料理。

「時間がかかって大変」

その感じ方は、その人の料理レベルや
経験によってそれぞれ変わると思います。

時短で作れる料理もあるのでそんなに大変
と思わない場合もあるかもしれません。

でも、

平均的にみて、みんなが好きそうな
料理は下準備から完成まで全部の工程
を考えると40分~1時間はかかりますよね。

場合によっては2時間、3時間。

だから、食べたいけどいざ作ろうとすると
お億劫になる…

このように思ってしまう原因の1つは、

”その時にすべて作らないといけない。”

と思い込んでいるからでは?と思うのです。

私、20年以上和食を作ってきて感じるのは
時間がかかる料理は、

「別にその時に全部作る必要ないんじゃ
ないの」と…

例えば、先ほど例に挙げた料理なら
「ぶり大根」。(季節的にはいい例
ではないですが..)

「ぶり大根」を最高に美味しく作ろうと
思ったら2時間かかります。

大根の切り方、大きさなどで時間差は
ありますが、”最高に美味しい!”を
目指したら2時間くらいです。

大根を切る、軟らかく茹でるのに1時間
、ぶりに塩をふり臭み抜きに30分、
そこから湯通し、

それから軟らかくなった大根と共に
調味料を加えて30分焚く。

約2時間。

味をしみ込ませる時間を入れるとさらに
プラス1~2時間です。

ひと晩寝かせれば、味が完全にしゅんだ
超最高のぶり大根が食べられます。

これだけの作業、
「うわっ!めんどくさ!」

大変そうに感じますよね…

でも、各下準備を2~3日に分けて
行ったらどうでしょう?

1日目は、大根を切って軟らかく茹でる
作業とぶりに塩を当て、湯通しする作業まで。

2日目は、ぶりと茹でた大根を焚く作業。
焚けたら味を完全にしみ込ませるため
1日寝かせる。

3日目、食う

いかがでしょう。

このようにして作ったらそれほど大変に
感じないと思います。

煮物の場合は”茹でたり、焚く時間”に
手が空きます。ですから他の作業ができる。

その時間に、その日食べる簡単な料理を
作れば時間の無駄もなく、3日目のぶり大根
がかなり楽しみになります。

さらにぶり大根自体、2日分大量に作って
おけば1日分のおかずが浮く。何も作らなく
ても済む日ができる。

各作業後、それぞれ冷蔵庫へ入れたりして
腐らせないようにする必要はありますが、

2、3時間かかる作業を3回に分けることで
楽になる。

こういった方法が分かれば、凝った料理
でもちょっとは「作ってみようかな」と
思って頂けるのではないでしょうか。

もちろん「俺は(私は)手早くできるぜ!」
という自身がある場合は2日間で作っても
いいですよ。

1日目で、大根茹でる、ぶりの下準備、
焚くところまでいっきに作って、一晩
寝かせ、あくる日食べる。

他にもいろんなパターンで作れますが、
とにかく作業を分散させれば楽チンです。

実は、お店の料理でもこういった作り方
をする料理が結構あるんです。

飲食業の経験のある方はわかると思い
ますが、実際一度にできない料理もあるのです。

例えば、私が修行した最初のお店では
「おでん」でもその日にすべて作ること
はありませんでした。

冬の定番料理ですからその時期は
めちゃくちゃ売れる。

おでんの食材一式仕込んで1日で作ろうと
すると営業までに間に合わない。

また、しっかり味がしみた状態で提供
しなければなりませんから、時間的に
ほぼ不可能。

それにおでんだけ売ってる店ではない
ですからね。

他にも一品料理が100種類以上ありましから。
その仕込みもある。

ですから、

今日は、大根とゆで卵の仕込み

明日は、こんにゃくと牛すじ肉を茹でる
仕込み。

みたいな感じで、1つの食材を一回で
大量に仕込んでおいて”あとは焚くだけ”
の状態でストックしておくのですね。

で、毎日”焚く”。

このおでんの仕込みのことを思い出すだけ
で気持ちが沈んできます。

各食材1回で200個とか仕込んでたので…

大根なんか皮を剥いていると指がつって
くるんです。

大根の仕込みばかりやらされてたので、
おでんの大根に埋もれる夢を見たことも
ありますよ…

「大根がぁ~!!」って。

あれは、それまでに見た夢の中で一番
怖かったです…

ということで、料理人さんも当たり前の
ように行っているので、

2、3日に分けて作るやり方はズボラな方法
でもないし、特殊な方法でもなんでもない
のですね。

食べたいけど、時間がかかると感じる
料理は、作業を分けて作る。

2日間、3日間かけてじっくり進めていけば
最高に美味しく、気楽に作れますよ。

で、こうやって方法だけお伝えしても
多分多くの方は「へェ~あそう…」と
思うだけでやらない。

正直に言いますが、やっぱり、実際
やってみないと料理は上手く作れるように
ならないです。

料理だけではないです、何でも同じ。

今やっておられるお仕事。
何もせずに身に付いたと思いますか?

…お説教みたいになってきたので
ここで止めときます。

料理は食べることが楽しみですが、
作る工程も楽しんでほしいのです。

そこで、実際にやって頂きたいので、
ある企画を考えました。

『3日かけて気楽に作る最高に美味しい料理』
としまして、

「牛すじ肉の煮込み」を一緒に作って
頂きたいです。

「牛すじ肉の煮込み」は、味噌で煮込む
”土手焼き”が定番ですが甘辛く煮る
醤油味も美味しいです。

なんといっても酒の肴になる。

ネギをたっぷりのせて食べると最高。

それだけではありません、いろんな料理
と組み合わせて、簡単な創作料理にも
なる。

焼きそばに混ぜ混んだり、チャーハンに
加えたり、オムレツに入れたり…

かなり幅広く応用できます。

なので、多めに作り置きして冷凍ストック
しておけば、そういった料理が手軽に
作れます。

私がいた創作料理店では、「牛すじ肉の
そばめし」という料理があってこれが
美味しくて、よく注文が入ってました。

そんな感じで、バリエーションが利く
料理ということで「牛すじ肉の煮込み」
を選びました。

大まかな作り方としては、

1日目で、牛すじを軟らかくなるまで茹でる。
2日目で、味付け、煮込む。一晩寝かせる。
3日目で、食べる

という流れです。

それと…

今回は、調味料を目分量で加えて

美味しく作る方法で伝授します。

秤や計量スプーンは必要なし。

”レシピのない料理”ということです。

目分量で美味しく作れたら、楽しい
ですよね。

明後日、土曜日から日、月と
3日間連続で更新してブログのほうで
詳しく説明していきます。

土日挟むので、休みの方も多いと思い
ますので、
是非、この企画に参加して作ってみて
欲しいです。

で、その後の更新からその「牛すじ肉の
煮込み」を使った簡単レシピを紹介して
いきますね。

今回は特に、

私のレシピを見てるだけで1回も作った
ことがないという方に是非参加してほしい
です。

参加を決意されたら、

明日(金)、または土曜日当日でもいい
ですが、

「牛すじ肉」を買っておいて下さい。

できれば臭みの少ない国産をおすすめ
しますが、ご予算に合わせて「500g」
準備しておいて下さい。

赤身と脂身が半々くらいになっている
のが理想です。

無ければ、牛すじと書いていれば
なんでもOKです。

他の調味料と使う道具類も記載しておきます。

【材料】
・牛すじ肉…500g
・濃口醤油
・たまり醤油(あれば)
・みりん
・酒
(細かい分量は2日目にお伝えします)

【道具】
直径20cmくらいの鍋
玉じゃくし(70㏄位入る)なければなんでもOK

もし、今回のためだけに調味料を揃える
場合は、容量の小さめのタイプを用意
して下さい。

それでは、明後日”17時頃”更新します。

【追伸】:

今回の企画に参加費など一切かかりません。

なので、気軽に参加して楽しんで下さい。

参加を決意されたら、是非このブログの
コメント欄に質問、ご意見、意気込み
などお寄せ下さい。

無添加がいいですか?それならこのマヨネーズ!

牛すじ肉の煮込み①(1日目-下ゆで)

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