これでも乳製品を食べますか?

【やっぱり、牛乳は健康に害です…】

世間一般では「牛乳は健康に良い物」という認識ですが、

健康に気を使われているあなたならご承知の通り、様々な研究結果からも牛乳は健康に害があることが分かっています。

私は、10年前にそれを聞いてから現在まで牛乳についてかなり幅広く調べてきました。

なので、牛乳の悪影響だけでなく、それに対する反論もたくさんあることも知っています。

しかし、「良いこと」「悪いこと」大量の情報を精査した上で、今現在の私の考えは、

牛乳はやはり「健康に害がある」「乳製品は食べない方がいい」という結論に至っています。

今回は、知っていることも出てくると思いますが、牛乳の様々な問題点、

それだけでなく、

・乳牛がどんな風に搾乳されているのか?
・人間が美味しさを求めた結果、その裏側で目を覆いたくなるようなことが行われている

など、ほとんど表に出てこないような情報も合わせてお伝えします。

こういったことを十分知ることで、牛乳を避ける強い動機づけになり、牛乳に対する考え方も変わると思います。

天皇が飲んでいた!?

牛乳は意外と歴史が古く、奈良・飛鳥時代から飲んでいたようです。

しかし、それはごく一部で、現在のように大量に飲まれるようになったり、様々な乳製品を食べるようになったのは、

明治に入ってから。

1つのキッカケは、「明治天皇が1日2回牛乳を飲んでいます」という記事が新聞・雑誌に載ったことで、

国民にそれが広がっていったようです。

牛乳が広まった理由は、それだけではないのですが、長くなるのでまたの機会に。

牛乳は牛が飲む物

牛乳を飲んで、お腹が痛くなったり、下痢になったことがありませんか?

私は特に冷たい牛乳を飲んだ時にその症状が強く出るタイプなので、小学生の時もあまり飲まないようにしていました。

でも、それって当たり前といってもいいくらいで、

日本人の95%は牛乳の糖分…「乳糖」を消化する「ラクターゼ」という酵素をもっていないので、腸にガスが溜まりやすく、下痢にもなりやすいわけです。

日本人は「乳糖不耐症民族」なわけですね。

そもそも、牛乳は誰が飲む物でしょうか?

子牛ですよね。

牛の子供が健康に育つために母牛が出すもの…

それが人間のカラダにマッチするとは思えません。

生理学博士 久間英一郎先生も仰ってますが、子牛でも離乳期を過ぎれば乳を飲むの止めます。

それ以上飲む意味がないから。

でも、人間は大人になっても飲み(食べる)続けているわけです。

しかも市販の牛乳を含め、すべての乳製品は加熱されていますから、「酵素」も失われているという最悪のものに変貌しているわけです。

子牛がわざわざ加熱した牛乳を飲むでしょうか?

加熱などしませんよね。母牛からそのまま…「生」のまま飲む。

もしかすると、その「加熱処理」が…酵素が失われることが牛乳の様々なデメリットを引き起こしている原因なのかもしれません。(しかし加熱しなければ食中毒の危険性がありますから)

そもそも、人間だけだそうです、他の動物の乳を飲むのは。

そんな余計なことするから病気になるのでは?と思います…

「牛乳は体に悪い」は論破された?

【牛乳が体に悪い】

と世間で言われ出したのは、外科医、新谷弘実先生の著書「病気にならない生き方」がキッカケだと言われています。

この書籍には、

「牛乳のカルシウムはかえって体内のカルシウム量を減らす」
「牛乳を飲み過ぎると骨粗鬆症になる」

といった内容が書かれていて、これに対して牛乳乳製品健康科学会が反論しました。

その反論に対し、新谷先生は30万人以上の独自の症例によって、動物性タンパク質の多量摂取が腸の状態を悪くしていたと証明しましたが、

それは科学的根拠とはならないと結論付けされました。

カルシウムや骨粗鬆症などリスクに関しては、まだ様々な議論があり、どちらとも言えない状態…

しかし、「発がん性」については1980年代に証明されています。

コーネル大学栄養生化学部名誉教授のコリン・キャンベル氏が中国大陸全土で20年かけて実地した大規模研究「チャイナプロジェクト」で、

牛乳のたんぱく質「カゼイン」が発がんの原因だったという裏付けがあるのです。

以前もお伝えしましたが、カゼインはちょっと特殊なたんぱく質で、非常に腸内で腐敗しやすい…

牛乳の脂肪分も関与して腸内で腐敗が起こり、その腸内腐敗産物が血液に流れ、血液が汚れて発がんに繋がるというメカニズムです。

そういった研究はそれだけでなく、

厚労省直轄の研究班や世界中の研究者たちによって、「乳製品を多く摂取すると前立腺がんになるリスクが上がる」と証明しています。

特に女性の場合は卵巣ガン、乳ガンの羅漢率、死亡率が共に上がるという研究結果があるわけです。

現代人は、毎日何かしらの乳製品を飲んだり食べたりしています。

(私も暑くなると、たまにアイスクリーム食べちゃいます…)

自分では、避けているつもりでも、あらゆる加工品に使われているので知らないうち口にしている可能性が高いです。(菓子パンなどのクリームや食パンの生地にも入ってます)

毎年37万人もの人がガンで死亡することと牛乳・乳製品が深く関連していることが、早急に証明されることを願っています…

みんな知らない「牛乳」の現実

ここからは、牛乳の健康問題ではなく、

「動物福祉」「動物愛護」的な問題についてお話しします。

私も牛乳について調べるまで知らなかったのですが、「乳牛は大人になれば乳が出る」と思っていませんか?

違います。

人工授精によって無理やり搾乳されているのです…

妊娠しなければ”出ません”!

牛も人間と同じで妊娠しなければ乳は出ません。

人工的に受精、妊娠させて子供が生まれたらすぐに引き離す…

感情豊かである牛は、引き離されたあと数日間、お互いを呼び続けるそうです。

特に母牛は2~3日鳴き続けると言います。

人間に例えて想像してみて下さい…

それで終わりではありません。

効率よく乳を搾り取るために、出産後1~2カ月後にまた人工授精が行われる…

人工授精⇒妊娠・出産⇒搾乳と繰り返されるわけです。

出産前の2か月ほどを除いて、乳牛はほぼ死ぬまで乳を搾り取られる、ということ。

そして、搾乳できなくなった牛は殺され、食肉にされます…

これが酪農の現実です…

テレビなどで牛舎で飼われている牛を見たことがあると思いますが、

あれは、暴れたりしないようにということもありますが、基本的には排便を同じ位置でさせるため。

ロープで繋がれ、動けないようにさせられているのです。

生涯通して、あの位置から動けません。

放牧された牛の様子もテレビで流れたりしますが、そんな放牧飼育は日本ではごくごく一部。

日本の乳牛の約70%は「つなぎ飼い」です。

自分に例えてみて下さい。

「つなぎ飼い」だけなら、まだマシなのかもしれません。

こんな悲惨な現状も…

乳牛は尾を切断されます。

「糞尿をまき散らすから」という理由でです。

尾を切断された牛は、慢性的な疼痛を感じているという研究もあり、飼育者のメリットしかありません。

さらに気性の荒い乳牛もいますから、そういった牛は暴れてもいいように角を麻酔無しで切断されます。

牛の角は神経も血液も通ってますから、激しく出血し、激痛で失神することも。

傷が治りきらず、死んでしまうこともあるそうです。

最後に

牛乳自体の健康問題、それはもちろん大事ですが、

牛乳がどんな風に搾乳されているかを知れば、罪悪感が出てきませんか?

私はこれを知ってから、余計に牛乳・乳製品が飲めない、食べられなくなりました。

夏にたまに食べるのアイスクリームだけは、食べる時に「感謝」の気持ちで味わって食べます…

私たちが牛乳を飲むから…
乳製品を買うから…

大量の乳牛が飼育され、牛たちを苦しめている、と言っても過言ではないと思います。

私たちが買わなければ、牛を苦しめずに済みます…

こういった現実がテレビでは一切、公開されません。

なぜなのか、分かりますよね?

売れなくなるからです。

放送局のスポンサーの中には乳製品会社もたくさんあります。

放送局はスポンサー様々ですから、乳製品会社が迷惑するようなことを放送するわけがありません。

真実が隠されるのです。

自分の健康を守ることと同時に、

乳製品、食肉なども含め、動物を頂く事がどういうことか真剣に考えてみて下さい。

あくまで極論ですが、

私は食べ物は植物性だけで健康に生きられると思ってます…

人間は根本的には「果食」動物ですから。

(※しかし、人それぞれ体質は違いますし、代々生きてきた環境なども異なり、受け継いできた遺伝子の違いもあるので、全ての人に「植物性の食べ物だけが良い」というのは当てはまらないかもしれません)

炙り長芋のキムチ和え

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