【あの”臭い”は抑えることができます…】
今回は「ニンニクのすごい効果」を伝授します。
今さら、にんにくの健康効果についてなんて話すと、
「佐藤さん、にんにくが健康に良いことぐらい知ってるよ」
と言われそうですが、
でも多くの方がそれを分かっていながら、臭いの問題でそれほど食べていないのではないでしょうか。
いつも言ってますが、メリットがあればデメリットもある…
にんにくのデメリットは臭いの部分ですよね。
実はこれ、解決策があります…
で、「にんにくの凄さ」については別のメルマガで何度か紹介したことはありますが、
やはり、にんにくに匹敵する野菜は他にはほぼ無いですから、あらためて「にんにくの凄さ、健康効果」を思い出して頂きたいということで、取り上げることにしました。
「にんにく」にどんな健康的な効果があるのか?
もし、今、即答できないようなら、
忘れていること、知らない事もあるかもしれません。
そして、現在、食事にあまり取り入れてないなら、取り入れるいいキッカケになると思いますので、
是非、最後まで読んでみて下さい。
◆疲れが抜けて元気になる!「滋養強壮」「疲労回復」効果
にんにくといえばこの成分、「アリシン」ですよね。
玉ねぎや長ねぎ・ニラなどにも含まれている辛みの成分で、これがにんにくのクッサイ臭いの元…
という言い方をすると「アリシン」が悪者に聞こえますが、臭いが強い分、
健康効果もめちゃくちゃ強い。
「アリシン」は、「アリイン」が変化したもの…
にんにくを切ったり、すりおろしたりすると、アリインがニンニクの細胞内にある「アリイナーゼ」という酵素と反応して「アリシン」になるのですね。
アリ!アリ!、アリ!アリ!って、ややこしいので覚えなくていいです(笑)。
「アリシン」になるとクッサイ臭いを放つけれど体内に入ると、
ビタミンB1と結合して今度は「アリチアミン」という成分(これも覚えなくてOK!)に変化…
それが体内の糖質をエネルギーに変えて疲労を除去してくれるんですね。
さらに「アリチアミン」は体内に長く留まるので、その効果が持続…
「疲労回復」「滋養強壮」になると。
にんにく食べて「スタミナが付く!」といわれるのは「アリシン⇒アリチアミン」の効果です。
◆殺菌効果で食中毒もウィルスも怖くない!
アリシンの効果は、そんなもんじゃない…
アリシンは、大むかしから食中毒防止の「薬」として使われていて、チフス菌やコレラ菌、サルモネラ菌などにも効果的…
にんにくはその代表として「源氏物語」にも出てくるそうです。
アリシンには強烈な抗菌・殺菌力があり、風邪や気管支炎などの原因となるウィルスや病原菌からも体を守ってくれます。
その強烈な殺菌力から「水虫」にも効果があると言われていますね。
◆冷え性・血管の病気を予防する!
さらに「アリシン」の効果になりますが、
血圧やコレステロールを抑える…
上記までの効果は、にんにくを「生」で摂った場合が最高。
なぜなら、アリシンは加熱すると「スコルジニン」という成分に変化し、
これが血圧やコレステロールを抑える働きになるわけです。
スコルジニンは、毛細血管を拡張させるので、冷え性の改善にもなって、血管の病気…
例えば動脈硬化や高血圧症などを予防できます。
にんにくは加熱することで別の効果が出ると。
生でも加熱でも「にんにく」は最強ですね。
◆ガン細胞の撃退&ガン予防効果!
次にアリシンに変わって登場するのが、
「ジアリルトリスルフィド」という成分で、これも「にんにく」に含まれています。
この成分が凄くて、ガンを予防するだけでなく、ガン細胞を死滅させる働きがあるので、増殖を止めることもできるのです。
そして、にんにくには「S-アリルシステイン」という成分も含み、
これがガンと闘うNK細胞を活性化させます。
特に「黒ニンニク」には「S-アリルシステイン」が通常のにんにくの10倍含んでいるので、
「黒ニンニク」は、かなりおすすめです。
◆にんにくの臭いを抑えるには?
ここまでの話であらためて、にんにくの強力な健康効果を思い出して頂けたのではないでしょうか?
または知らないこともあったかもしれませんね。
しかし、にんにくの最大の欠点とも言える、
独特の「におい」…
食欲が沸いてくる臭いという点ではメリットだと思いますが、周りに迷惑をかける…
「にんにく臭い!」と思われたくないという「臭い」は何とかしたいですよね。
これ、いくつか臭いを抑える方法があって、「食前」「食後」それぞれのアプローチがあるのでご紹介します。
◆食前にできる消臭アプローチ
まず、「食前」。
食事中に何かを食べたり、飲んだりという方法と「にんにく」に直接に何かをして臭いを抑える方法があります。
ホントの意味で食前となるのは後者。
これは「にんにくに酢を加える」です。
酢を加えると臭いが抑えられます。
そもそも、臭いの元はアリシンで、アリシンは生の時が一番活性していますから、臭いを抑える方法としては加熱するのが一番…
とはいえ、加熱してもクサいですよね。
なので、さらに酢を加えることで臭いを小さくできると。
生のにんにくの場合でも酢と混ぜれば、臭いは若干抑えられます。
そして、食事中にできる臭い消しアプローチは
「濃い緑茶を飲む」「リンゴを食べる」です。
まず、「濃い緑茶を飲む」。
「お茶」といえばカテキンやタンニン…
カテキン・タンニンには、にんにくの臭いを抑える効果があります。
なので、濃いお茶ほどカテキンとタンニンが多くなりますから効果的。
にんにくを食べた時は食事中に「濃いお茶」を飲んでみて下さい。
もう1つは「リンゴを食べる」…
りんごにはポリフェノールが含まれてますが、その中の成分「アップルフェノン」がにんにくの臭いを抑えるのですね。
なので、にんにくが多い献立の時はデザートにリンゴを食べたり、リンゴジュースを飲むと臭いをしずめることができますね。
ま、果物は他の物といっしょに食べないほうが良いですが、こういった時くらいは構わないです。(ジュースにすれば問題なし)
リンゴ以外ではブドウでも同じ効果が期待できます。
◆食後にできる消臭アプローチ
食後のアプローチとしては、まず「歯磨き」が当たり前というか、やっぱり効果があります。
口の中に「臭いの元」があるわけですからね。
で、歯磨き以外では、先に挙げた「濃いお茶」。
「お茶でうがい」する。
飲むより消臭効果が高いと言われてますので、試してみて下さい…
といろいろ、臭いを抑える方法をお伝えしましたが、完全に臭いを消すことはできません。
にんにくの臭いは体に入ってしまったら、16時間は抜けないそうなので、
待つしかないという感じですね。
あと、これはエビデンスは無いのですが、聞いた話で「にんにく」を食べないから臭いが出ると…
どういうことかというと、にんにくの健康成分がちゃんとカラダに吸収されるようになるまで、3ヶ月かかると言われていて、
3ヶ月以上続けて食べれば、しっかり吸収されるようになり「臭い」もそれほどでなくなるそうです。
だから、食べたりないわけです。
たまにしか食べないから、体からクッサイ臭いが出ると。
毎日、食べることで「臭いは徐々に出なくなる」ということです。
◆最後に
いかがでしたか?
「にんにくを食べないなんてあり得ない」といってもいいほど、健康に良い効果ばかり…
ほんとに習慣的に食べていれば間違いなく元気になって、病気も防げるのではないでしょうか?
もちろん「酵素食生活」が大前提ですよ。
是非、1片づつでいいので習慣にしてみて下さい。
特に「黒ニンニク」はおすすめです。
通常のにんにくの5倍~10倍の健康効果が期待できます。
アメリカ国立ガン研究所が「黒にんにくは野菜の中でガン予防効果No.1」と認めています!
ちょっと高いですけど、その分の恩恵は間違いなく得られますよ。
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