料理を簡単にする3つのコツ!
佐藤 周生です。
今回は、「料理を簡単に作る3つの”コツ”」を伝授します。
簡単料理とは、細かい作業がなかったり、下準備に手間がかからないことだったり、切る作業が少なかったりすることだと思います。
要は「時間」がかからない料理ですよね。
料理が時短になれば、ちょっとやる気も出て楽な気持ちで料理ができます。
そこで、今回は、料理が時短なる3つの”コツ”をお教えしたいと思います。
これを意識すれば、あなたが作るほとんどの料理が時間短縮できます。
まず、1つ目、「~しながら」を必ず行なう。
例えば、今回おすすめする料理は「乾燥春雨」を使います。
これ早く軟らかく戻すために茹でます。
例えば、この「茹でる」を食材を切った後に茹で始めると、茹で上がるまで、待たなければなりません。
切る作業は終わっていますから、待たないといけないです。(他に行なう作業がある場合は別です)
しかし、
他の切る作業などに手をつける前にこういった時間のかかる作業に先に取り掛かり、それを”しながら”切る作業などを行なえば、茹でる作業、切る作業が同時にでき、時間短縮できます。
他には、大根の味噌汁などでも、大根は軟らかくなるまでに時間がかかります。
なので、先に大根だけ切って茹で始めてしまうわけです。
で、その間に他の食材を切ったりする。
このようにすることで、茹でる時間を”待つ”必要がなく調理時間を無駄なく使うことができます。
料理を作り始める前に、
「この料理の”~しながら”はどれかな?」
と考えてみて下さい。
「何もしない時間をなくすには、どうすればいいか?」
をいつも考えるようにすれば効率の良い方法が浮かんでくると思います。
1つ目は、まとめると「できるだけ2つ以上の作業を同時に進めていく」ということです。
2つ目、「野菜⇒肉(魚)」の順序で切る。
肉や魚というのはまな板が汚れやすい。
肉や魚を先に切るとまな板を一度念入りに洗ってから野菜を切る必要があります。
が、野菜は比較的、まな板が汚れないです。
野菜から先に切れば、あまり汚れませんから、ササっと布巾などで拭く程度で済みます。
なので、「洗剤・洗い流す」という念入りにまな板を洗うはことなく、野菜を切ったら続けて肉や魚を切る作業に入ることができます。
まな板を洗う時間を短縮できる。
また、肉、魚以外でも油分を含んでいる食材(油揚げなど)も野菜の後に切る方がまな板を洗う手間がはぶけます。
さらには、野菜の中でもアクが強い野菜(牛蒡など)はすごく汚れるので、アクの少ない野菜から先に切るといいです。
※(アクでまな板が汚れて、気になる場合は、拭き取るだけでなく一度丁寧に洗ったほうがいいと思います)
この方法というのは、「雑菌を分散させない」というメリットもあります。
肉や魚はいろんな菌をたくさん持っています。
肉・魚を先に切って、野菜を後から切ると野菜にもそういった菌が付着します。
まな板を念入りに洗ったとしても菌は完全には落とせないこともあるので、雑菌の少ない野菜類を先に切ったほうが衛生的にもいいです。
3つ目、その料理で使う、「食材」「調味料」「調理道具」は必ず視野に入るところに置く。
例えば、煮物を作っているときに後から加える食材があって、
「あッ!あれ切るの忘れてた!」となるとそこからまた切る作業になり、すごく時間のロスになります。
しかも「もうぉ~~」という感じでテンションが下ります。
料理途中でテンションが下ることはその後の調理作業が鈍くなるきっかけになるので、これは避けなければいけません。
それを防ぐ方法が、できるだけ視野に入るところに、その料理で必要な、「食材」「調味料」「調理道具」を先に揃えておいて置く。
このようにすることで、切り忘れを防ぐことができますし、調理道具や調味料が目の前にあることであっちこっち取りにいくことなくすぐに使うことが出来ます。
(調味料については、コンロ周りにおいてある方は多いと思いますが…、私は液体系だけ冷蔵庫に入れてます。常温より鮮度が保てるので)
この方法でスムーズな調理が可能になり無駄な時間をかけなくて済むわけですね。
もし、「そんなスペースがない!」という場合は”できるだけ”でいいので工夫してやってみて下さい。
ちなみに私は、調理中はセッカチになるので「調理道具」が目の前にないと、イライラしてしまいます…
例えば、菜箸が2、3歩、歩けば取れる所にあっても、「今すぐ使う!」という瞬間にそれが目の前にないと、思わず「チッ!」と舌打ちすることも…
といっても、自分が悪いのですが…
その料理で必要な、「食材」「調味料」「調理道具」は目の前に揃えて置く。
3つ目は、これ意識してみて下さい。
で、料理が時短なる3つの”コツ”、まとめると…
1、「~しながら」を必ず行なう。
2、「野菜⇒肉(魚)」の順序で切る。
3、その料理で使う、「食材」「調味料」「調理道具」は必ず視野に入るところに置く。
これらを、意識すればどんな料理も長短はありますが、時短にすることができますので、
「やってなかった」
という方は、是非やってみて下さい。
では、その方法で、
「細切り茄子とぷりぷりエビの春雨とろとろ煮込み」
を作ってみて下さい。
同時進行が出来る作業があったり、食材を切る順番を考える必要があったりするレシピなので、練習になると思います。
↓↓
【材料】(1~2人前)
茄子(大)…2本(400g)
海老(小)…180g(殻付きで)
春雨…30g
おろししょうが…5g
オリーブオイル…大さじ3杯(45cc)
【煮汁】
水…180cc
みりん…大さじ1杯(15cc)
濃口しょう油…大さじ2杯(30cc)
オイスターソース…大さじ1杯(15cc)
粉カツオ節…2つまみ(3本指)
水溶き片栗粉(片栗粉8g+水8~10cc)…16~18cc
生姜を絡めながら食べて下さい。
おろししょうがは煮汁を合わせるときに加えてもOKです。
1、「~しながら」を必ず行なう。
2、「野菜⇒肉(魚)」の順序で切る。
3、その料理で使う、「食材」「調味料」「調理道具」は必ず視野に入るところに置く。
時短3つの”コツ”を活用して作ってみて下さい!
いつも、美味しいレシピありがとうございます。
今日は、佐藤さんからのレシピ、胸肉料理の中から胸肉トマト煮込みと、鯵の和風南蛮漬けを作りました。どちらも、本当に美味しく出来上がりました。大満足です。いつも、応援しています。
これからも、普通であるが、ちょっと変わったレシピの公開をお願いします。明日は、紫蘇のペペロンチーノ、作ってみます。想像しただけで美味しそうです。ありがとうございました。