【きな粉で香ばし!変わり揚げ】
健幸料理家・健幸アドバイザー 佐藤周生です。
今回は「揚げ物を衣でアレンジし、消化負担を軽減する方法」を伝授します。
和食では揚げ物のアレンジを「変わり揚げ」いったりするのですが、
例えば、鶏の竜田揚げなら塗す片栗粉に海苔を混ぜ、「”磯”竜田揚げ」にしたりできます。
それは、天ぷらにも応用して「”磯”天ぷら」にできますし、胡麻(白でも黒でも)を天ぷら衣に混ぜ込んで揚げる「胡麻風味天ぷら」といったこともできます。
あとは、「そうめん」を潰して衣にして『イガ栗揚げ』…
茶漬けに入ってる「ぶぶあられ」を塗して『あられ揚げ』…
ケシの実を塗して「ケシの実揚げ」…
(ちなみにこんな↓やつ)
それらの変わり揚げの食材は何でもOK。海老、白身魚、鶏、野菜…(つなぎは卵白など)
そういった「衣」をアレンジする変わり揚げ物の1つとして、今回伝授したいのが、
『鯛のきな粉竜田揚げ』
タレ漬けにした鯛(タイ)に「きな粉」を塗して揚げた「竜田揚げのアレンジ」。
きな粉は大豆を炒ったものですから、衣にすると香ばしく揚がって、食欲をそそられる風味をプラスできます。
また、きな粉は元々色が付いてますから、ちょっと濃い色に仕上がり、美味しさを演出できると。
で、
きな粉だけですと”カリッ”と揚がらないので、「片栗粉」を混ぜ込み、鶏のから揚げのようなカラッと感を出せるようにしてます。
1つ、色が付きやすい点がデメリット。
高温で揚げると焦げたような真っ黒に揚がってしまうので、
175℃くらいの低温で揚げることがポイントですね。
あとは特に難しくありません。
今回は「鯛」を使いましたが、サバでもアジでもブリでも鶏肉でも、揚げ物にできる食材なら何でもOKです。
『鯛のきな粉竜田揚げ』は、水菜と共に食べることで後味もさっぱりするように工夫してます。
また、水菜は、さっぱりさせるだけでなく、生のまま使用しますので、酵素を摂ることができ、魚や肉など、消化負担の大きいたんぱく質の消化を補助することに繋がります。
「トンカツにキャベツを添える」「さんまの塩焼きに大根おろしを添える」と同じですね。
酵素が摂れる食材をちょっと加えるだけで、消化負担を和らげることができますので、加熱料理には必ず生野菜や発酵食品を添えたり、別の一品として加えるなどして食べるようにしてみて下さい。
(※『なぜ消化負担をかけないほうが良いのか?』この理由については、以下をごらん下さい。)
そして、水菜のような生野菜を添えることで、『鯛のきな粉竜田揚げ』は「おかずサラダ」のような感じにもなって脂っこさが軽減され、食べやすくなります。
実際、今回の試作の時、鯛(竜田揚げ)だけで食べると口に油っぽさが残りましたね。
水菜のフレッシュ感が程よく、油っぽさを消してくれます。
今回、レモンも搾って食べるので、さらにさっぱり感を出すポイントになってます!
レシピ、見て下さい!
↓↓
材料 | 分量 | 備考 |
鯛の切り身(中骨なし) | 1切れ(120g) | 切身が小さい場合は2切れ |
水菜 | 1かぶ(30g) | |
レモン | 1切(1/8) | |
きな粉 | 大さじ3杯 | 無糖タイプ |
片栗粉 | 大さじ1杯 | 米粉でもOK |
油 | 150cc |
【漬けダレ】 | 分量 | 備考 |
酒 | 大さじ1杯(15cc) | |
濃口しょう油 | 大さじ1/2杯(8cc) | |
淡口しょう油 | 大さじ1/2杯(8cc) |
レモンを搾り、水菜といっしょに食べると脂っこさが抑えられ、
後味さっぱりで美味しく食べて頂けます。
鯛の代わりの魚は、シャケ、タラ、サワラ、ブリ、アジ、サバ、サンマなどがおすすめです。
是非作ってみて下さい。
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