単品食材のお手軽料理 あっさり小豆の旨煮

【副菜】小豆をみりんベースの煮汁で焚くあっさり味の簡単煮物!「ぜんざい」のように甘ったるい料理ではないので、他の料理のトッピングにも使えて食べやすいです!

「真の時短!小豆料理」

「豆料理」をほんとに時短で作りたいなら、これやるべきです・・・

佐藤 周生です。

「小豆」といえば、ぜんざい、おはぎのあんこなどが思いつきます。

「小豆」は、知っている方も多いと思いますが、優れた健康食材。

何と言っても「ポリフェノール」を含む。活性酸素の働きを抑え、若返り効果。

「ビタミンB1」も含んでいて強力な解毒の力があります。

「サポニン」という利尿作用や油分を溶かす作用がある成分も含み、コレステロール上昇を抑えてくれます。

要するに健康のため献立の一品で加えて頂きたい食材ということですね。

これ、小豆をただ茹でておくだけでも色々な料理に使えます。

例えば、サラダに、みそ汁に、炒め物に、ひじきの煮物に加えたり・・・

「小豆」を煮る方法、基本にはまず「一晩、水に浸ける」です。

が、最近の主流は、「一晩浸けない」…

買ってきた小豆をそのまま鍋で茹でる。

このほうが簡単にですよね。

どこかのズボラな料理研究家のおばちゃんが考えたんだと思いますが…(人のことなど言えないくらいズボラな私…)

ですが、一晩浸けずにいきなり茹でると軟らかくなるまでにめちゃ時間がかかります。

最短で40分、最長2時間以上。茹でるだけで2時間以上。

つぶ餡、ぜんざいを作るなら、ここからさらに何十分もかかるので、結局は3時間、それ以上時間がかかります。

あなたが休みの日に作るとしても、ちょっと面倒に感じると思います。

が、これをちゃんと基本通りに「一晩、水に浸ける」を行なっておけば、たった15分で軟らかくなります。

『前日(食事後、寝る前とか)に袋を開け小豆をボウルに入れて、水を入れてあくる日までほったらかしておく』。

これだけの手間をはぶきたいがために2時間も茹でる…

2時間を待つほうが嫌になると思うのですが・・・

実をいうと基本通り「一晩、水に浸けて」おくほうが時短になるわけですね…

というわけで、この小豆を使っておすすめしたいのが、今回の「単品食材のお手軽料理」、

「あっさり!小豆の旨煮」です。

これ、小豆を茹でて、煮物で失敗しない「割合の煮汁」で焚くだけ。

15分茹でて、15分焚くだけ。

これは、”ぜんざい”や”あんこ”のような甘ったるい料理ではありません。

砂糖は一切使わず、「みりん」のみであっさり味に仕上げた煮物です。

ちょっと多めに作っておいてもOK!冷蔵庫で3~4日持ちします。

あっさり味なので、ゆで大豆みたいにサラダにパラパラっとかけてもいいですし、魚介の煮物に加えたり(小倉煮(おぐらに)といいます)。

もちろん、そのまま副菜一品として食べても頂いてもすごく美味しいです。

小豆料理は、ズボラしていきなり茹でるのではなく、基本通り「一晩、水に浸ける」ほうが、時短で作れます。

やっぱり基本って大事です。

レシピで確認して下さい。
↓↓

【材料】(4~5人前)
小豆・・・120g

【煮汁】
割合『ゆで汁10:酒1:みりん5:濃口しょう油1』
小豆のゆで汁・・・300cc
みりん・・・150cc
酒(清酒)・・・30cc(大さじ2杯)
濃口しょうゆ・・・30cc(大さじ2杯)

1、小豆は、一晩タップリの水に浸けておきます。(水を吸ってかなり膨らみます)
 
翌日、ザルに空け水気をきります。
2、鍋にタップリの水と小豆をいれ、強火で沸かします。

(水は小豆が完全に浸かっている状態からさらに3~4cm上までいれます)
3、沸騰したら、即座にザルにあけます。
 
(「渋抜き」という作業です。小豆の渋味を抜く作業です、

一度行なえば渋味は抜けますが、ちょっとの渋味も苦手という場合はこの作業を2回行なって下さい)
4、流水でササっと洗います。
5、小豆を鍋に戻し、再度タップリの水をいれ強火にかけます。
 
ここから、「茹でる」の本番。軟らかくしていきます。
6、沸騰してきたら、中火(ポコポコ沸騰している状態)にしてアクがでたらアクをすくい取ります。
 
このまま15~20分軟らかくなるまで湯がきます。

(軟らかめが好みなら30分くらい湯がいて下さい)
7、15~20分後軟らかくなったら、ザルにあけます。

茹で汁は”煮汁”に使うのでとっておきます。

(これは水にさらしません、熱いままです(丘上げ))
8、茹で汁を300cc計って鍋に入れます。

(写真は、30cc入る「おたま」で10杯計ってます、ゆで汁が300ccに足りない場合は水を足します)
 
(すごい色をしていますが、コーヒーではありません、栄養分がタップリです)

9、酒30cc、みりん180cc、濃口しょう油30ccも加え、強火で沸かします。

10、沸騰したら、小豆を入れます。
11、再度沸騰したら、弱火(小さい泡がポコポコ出るくらいの火加減)にして15~20分焚きます。
 
アクがでたら随時すくい取ります。
12、20分後、煮詰まって小豆が表面に見えるくらいになれば出来上がり!

13、小鉢などに盛り付け完成!

スプーンで煮汁と小豆を一緒にすくって食べてください。

小豆の簡単な煮物料理で、副菜一品になります。

是非、作ってみて下さい。

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