「『レシピ見てるだけ』の方におすすめの料理」
佐藤 周生です。
今回は「ある食材を炙って、美味しくする料理」を伝授します。
それは、「タコ」を使った料理…
タコは種類によって旬が異なるのですが、
例えば「みずだこ」は夏、「真たこ」は冬とされています。
「真たこ」に関しては、スーパーの鮮魚コーナーで通年並んでいるので、旬が無いようにも感じますよね…
そんな、タコの名前の由来なのですが、
意外と単純でたくさんの股があるので「多股(たこ)」というようになった説や、
タコは「蛸」と書きますよね。これは本来、虫の「クモ」を表すそうで、そこから海のクモという意味で「蛸」と書いて、タコというようになったなど諸説あります。
それと「タコ」は栄養的にも優れてます。
何と言っても一番は、「低カロリー」なところ。
そして、体の機能や細胞の状態を正常に改善しようとする「タウリン」も多く含んでいます。
貝類の中でタウリンが一番多い貝で1000~1500mg。
タコは600mg。貝類には負けますが、それでもけっこう多く含んでいます。
また、
脂肪、炭水化物の代謝や健康的な髪、爪、皮膚を作り出すのに必須の栄養、「ビタミンB2」に関しては、魚類の3倍以上も含有しています。
ビタミンB郡はバランスよく摂ることで効果を発揮しますが、とにかく体への必要性が高い栄養分です。
このような栄養的にも優れた「タコ」を美味しく食べる方法があります。
それは『炙る』。
”炙る”と食材の余分な水分が減って味が濃厚になり、噛んだ瞬間の焼けた香ばしさが口に広がります。
この香ばしさとタコの旨味が合わさって、さらに旨味を強く感じるわけですね。
程よい噛み応えの食感も出て、そのままのタコを食べるより断然、美味しさのクオリティが上がります。
最適の「炙る」方法は、炭を使う。
炭の香りが付くと最高に美味しくなるのですが…
家庭でいちいち炭なんか使ってたら、いつまで経っても食事ありつけないので、簡単にできるやり方があります。
それが、『コンロの直火で炙る方法』。
コンロにのせる「網」さえあれば、すぐにできます。
他にも「炙る」と旨くなる食材はたくさんありますが、タコはその中でも上位に入ると思ってます。
スーパーの鮮魚コーナーに常に並んでいる「ゆでタコ」が、炙るだけで美味しさの増した「タコ」に変身するわけです。
この「ゆでタコ」を炙って、生姜醤油などに付けて食べるだけでもすごく旨いのですが、
今回はサラダに仕立ててみました。
「炙りタコと焼き大豆の豆苗サラダ」
ゆでタコは炙って、「ゆで大豆」はフライパンで乾煎りして焼き目を付け、香ばしく仕上げる…
そして、歯応えを楽しめる豆苗(とうみょう)と”炙ったタコ”を合わせたサラダです。
香ばしさにポイントをおいた、「炙りサラダ」と言ってもいいでしょうか。
サラダならさっぱりして食べやすいです。
どんなドレッシングをかけても合うので、とにかく作って食べてみれば、その美味しさがわかって頂けると思います。
簡単に作れる料理なので「いつもレシピ見てるだけ」の方には特に作って頂きたいですね。
見てるだけでは美味しさは感じられないですが、作って食べてみれば想像の味ではなく本物の味がわかります。
簡単レシピを公開します!
↓↓
【材料】
ゆでタコ・・・小足2本
ゆで大豆・・・1/2P(70g)
豆苗・・・1/2袋
お好みのドレッシング・・・適量
こちら↓の手作りドレッシングもすごくおすすめです!

切り落とし、流水で洗い水気を切ります。

ザル(ボウル)に入れ冷蔵庫で冷やし、シャキッとさせます。

沸騰したら丘上げ(ザルにあけ熱いままでおく)にします
(後でフライパンで焼くのですが、フライパンだけで焼いて
熱を通すと時間がかかるので先に茹でて温めておきます。
フライパンでは、焼き目を付けるだけ。時短になります)


コンロに網をおき、強火で熱します。
赤くなった網の部分にタコをおきます(中火にする)
(赤くなるまで焼いておくことで、くっ付くのを防げる)
焼き目がついたら裏返します。両面焼けたらOK。
焼けたら容器に入れておきます。
※炙り過ぎるとタコが硬くなるで、強火でパパっと炙って下さい。

油などは必要ないです。強火で大豆の表面に焼き目が
付けばOK。ゆすりながら焼いてください。

盛って大豆をふり、タコをのせます。
お好みのドレッシングをかけて完成です。
(写真は玉ねぎドレッシングとフレンチドレッシングをかけてます、
豆苗に赤玉ねぎも少し混ぜてます)
「茹でタコ」はスーパーに行けば高い確率で手に入ると思います。
本日、作ってみて下さい。
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