酒の肴になるフライパン豚肉料理
佐藤 周生です。
今回は、「フライパンで焼くだけ!豚の漬け焼き」を伝授します。
私が創作料理店に勤めていた頃の話…
その店の店長さん、いつも新しい料理を探していて当時30歳と若いこともあり、こちらがメニューのアイディアを提案すれば結構聞き入れくれる人でした。
そんなある時、当時わたし、自転車通勤(免許停止中にバイクのって取り消しされた…)でして、店までのルートがいろいろあったのでウロウロしながら通勤していたのですが、
「豚肉販売専門」の店を発見。
で、「お?なにこれ…」と思って入ってみると豚肉しか販売していない。
で、店員さんに色々聞くと餌にニンニクや香草を混ぜて食べさせた「ブランド豚」ということで、豚肉独特の臭みがすごく少ないと。
豚肉って、臭いに気を付けながら食べると分かるのですが、獣臭さというか特有の臭みがあります。
それが、かなり抑えられているので、豚肉の旨味を強く感じ全体的に食べやすいという話。
豚肉大好きな私は「こりゃ、試しに買うべき」と思い、「バラ肉」のスライスを買って出勤。
店長さんに「こんなんありましたわ」と伝え、そのブランド豚を塩コショウだけして焼いてまかないで試食。
「豚肉販売専門」の店員さんの言う通り、臭みがものすごく少ない。
で、これも店員さんが言っていたのですが、「脂身が甘いですよ」と。
本当に脂身が甘い。
みんなの意見からも「どんな料理でもいけるな」となり、その時は秋の終わり頃…少し寒さが強まっていたので、
「豚みそ鍋」で販売することになりました。
バラ肉とロースを組み合わせて、食べ比べしながら味わって頂くスタイルに。
特別メニューとしてポップも作ってもらい、営業が始まると注文殺到!
予想以上に売れました。
スーパーでは絶対に手に入らない「臭みの無い豚肉」。
当時わたし、奥さんがいたので食べて貰おうと思って、そのブランド豚のロース肉を買って帰り、生姜焼きにしてみたと。
塩コショウだけで美味しいわけですから、生姜焼きでマズくなるわけがなく、奥さんも絶賛!
喜んでました。
で、そのブランド豚、味わってもらいたいと思い、ここで紹介しようと思ってネット検索したのですが、ブランド名を忘れてしまい探しきれず…
もう少し探して見ますので見つかり次第、またお伝えしようと思います。
でも、豚肉はブランドでなくても国産なら外国産のように臭みも強くなく、鍋や生姜焼きにするとそれなりに美味しですよね。
(外国産は安いですけど、臭みが強いので避けたほうがいいかと。特にカナダ産…)
で、鍋、生姜焼きもいいですが、それらに変わるこんな「豚肉料理」を考えてみました。
「豚バラ肉の胡麻漬け焼き」
魚の漬け焼きみたいに豚肉を胡麻を加えた漬けダレに15分漬けて、あとはフライパンで焼くだけ。
若干濃い味のタレであり、胡麻を加えて風味付けしているので、豚の臭みも抑えられて感じます。
醤油の香ばしさも加わって美味しい、「酒の肴」になりますね。
使う豚肉は、焼き肉用の厚切りスライスがおすすめ。
このほうほう食べ応えが出ます。
「肉料理を酒の肴にしたい!」時におすすめです。
↓↓
【材料】(1~2人前)
豚バラ肉…100g
大根おろし…少量【胡麻漬けダレ】
酒…大さじ1杯
みりん…大さじ3杯
濃口醤油…大さじ1杯と1/2杯
すり胡麻…大さじ1杯強
大根おろしと合わせて食べると後味がスッキリして食べやすいです。
是非、新しい豚肉料理でレパートリーに追加してみて下さい。
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