「冷凍に負けない手作りえびカツ!」
佐藤 周生です。
料理人の「まかない」って常に手作りした料理を食べている…と思っている方がほとんどだと思います。
グルメ番組でも、たまに出てきますけど、
ある店で「よく作る”まかない料理”が美味しくて、メニューに載せるようになった!」みたいな。
まかないは、毎食ちゃんと手作りお店が多いでしょうが、私が修行したお店は、ごくたま~にですが、冷凍物のおかずを発注しても良かったのですね。
いろんな業者さんがいましたから、加工商品もたくさん扱っていて「揚げるだけ」のフライ物も種類多く持っているわけです。
(※バブルの時だったので(終り頃)、超忙しいお店(毎日売上100万円越え)、アルバイトの学生が10人ぐらい働いていたこともあり、そういった子たちに合わせる意味もあって冷凍食品をたまに「まかない」で使ってました)
で、修業したお店はサラリーマンでも入りやすい割烹料理をちょっと崩した「天ぷら・一品料理」のお店だったので、
「天ぷら用の海老(活・冷凍両方)」は海老専門の業者から仕入れていました。
ですから、こんな冷凍食品も扱っている…
「冷凍えびカツ」。
見た目は、でっかいコロッケみたいな感じ。
衣サクサク、潰したエビがたくさん入っていてぷりぷり食感。
これがめちゃ旨い。
私、虜になってしまい、よく先輩に「Kさん、えびカツ注文してもいいですか?」と。
先輩もまんざらではなかったのか、いつも軽い感じで「かまへんで」と言ってくれました。
えびカツと言ってもピンからキリまでありまして、安いタイプなら1コ80円くらい。
当時の注文していたえびカツは1コ250円くらいだった記憶があります。
全体に大きくてすごく分厚い、エビもぎっしり入ってる。
それで、すごく美味しかったのかな?と思います。
未だに忘れられない思い出の「えびカツ」…
で、ブログのレシピ用に「家で再現してやろう」と思いまして、
「どうすれば、できるだけ似た感じで尚且つ簡単に美味しくできるか?」
といろいろ考えて作ったのが今回のおすすめ…
『ぷりフワ食感!豆腐えびカツ』
エビをたっぷり使い、そのつなぎになるものが必要で何がいいかと思いまして、
エビがぷりぷり食感なのでやわらかい食感の食材が合うと考え、「もめん豆腐」をつなぎにしてみました。
これが大成功!
エビを粗く叩いて潰し、搾った豆腐と混ぜ軽く下味を付け、楕円型に丸めてパン粉付けて揚げるだけ。
揚げると言っても少量の油なので「揚げ焼き」みたいな感じ。
大量の油を使う必要も無く、無駄が無いです。
でも、ちゃんと中はぷりフワ食感で外はサクサク!
和食っぽく無いですけど、こんなおかず好きですよね?
やはり、当時食べた「えびカツ」の味とは若干違いますが、添加物も入ってないですし安心…
食感も抜群!手作り感を楽しめることで「冷凍えびカツ」には負けてないと思います。
私、とんかつソース&マヨネーズで食べて予想以上に美味しかったのですが、豆腐が入っているので濃口しょう油をかけても美味しいのでは?
と思いましたね。
しょう油なら「和風」っぽくなります…
「手作り!豆腐えびカツ」のレシピ公開です!
↓↓
【材料】(1人前)
生剥きエビ…100g(ブラックタイガー・バナメイなど)
もめん豆腐(硬いタイプ400g)…1/4丁(50g)
塩…小さじ1/4(2つまみ)
コショウ…3ふり
油…フライパンの5mm~1cmの深さになる量
ソース…適量
マヨネーズ…適量
付け合わせサラダ…適量
【衣】
ふりかける小麦粉…小さじ1杯
塗り付け用小麦…「小麦粉:大さじ1杯」+「水:大さじ1杯と小さじ1杯」
パン粉…大さじ4杯くらい
豆腐のふわっと直感、エビのぷりぷり食感で「ぷりフワ食感」のサクサクえびカツが楽しめます。
是非作ってみて下さい。
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