「明太子」と「たらこ」の違いは??
佐藤です。
あなたは、”たらこ”と”明太子(めんたいこ)”の違いをご存知でしょうか?
これ、意外と10年以上調理師の経験があるような方でも、知らない人がいます。
”たらこ”と”明太子”、どちらも「スケトウダラ」という魚の子(卵巣)で原料は同じものです。
(ちなみに真鱈の子は硬いので明太子にむいてません)
塩と唐辛子の調味液に漬けたものが、「明太子」。
塩だけに漬けたものが、「たらこ」です。
ですが、
”明太”の意味は朝鮮語で「ミョンテ」といって「スケトウダラ」のこと指します。
なので、「明太子はミョンテ(明太)の子」=「スケトウダラの子」となり、本来の意味としては、「明太子=たらこ」が正しいってことになります。
辛子明太子は朝鮮から九州に伝わって、日本中に広がっているうちに略されて、「辛子明太子」が、「明太子」と呼ぶようになったようです。
だから、”明太子”と略しちゃうと”たらこ”と同じになるので、「辛子明太子(からしめんたいこ)」とフルネームで呼ぶのが正しい言い方ってことになりますね。
と、熱く語っておいてこんなこというのも変ですけど、「そんなもん、おいしけりゃどっちでもええわ」という感じです…
今回は、”辛子明太子”を使ってちょっと変わった「焼きそば」、
「旨味濃厚!辛子明太子焼きそば」
を伝授します。
この料理は、みんな大好き、「たらこパスタ」からヒントを得ました。
「たらこ」じゃなく「辛子明太子」を使うので、ちょっとピリ辛…
でも、刻みネギ、刻み海苔のトッピングで、さっぱりとなり、さほど辛さを強く感じることなく、辛子明太子の旨みのほうを強く感じます。
辛子明太子は独特の旨味がありますからね。
これが焼きそば全体を美味しくしてくれます。
これ特に夏の暑い時期にはおすすめの和風麺料理。
そして、作り方も簡単!
パスタなら茹でるのに10分以上…
これだけでも面倒です。
ですが、今回の「辛子明太子焼そば」は「ゆで麺」を使うので茹でる手間がなく楽チン!
フライパンにゆで麺と辛子明太子を入れて炒めるだけ。
おそらく、作り始めから出来上がりまで10分程度で済むでしょう…
かなり簡単!
この”辛子明太子焼そば”料理に時間をかけられない方に、「簡単にできる、晩めしはないか?」と思い、色々頭をひねって考え出しました。
「焼そばは、”たらこパスタ”と麺が違うから合わないかな?」とも思ったのですが、全くそんなことはなくて、パスタには無い、もちもちっとした食感があって楽しめます。
老人ホームで調理の仕事をしている母親にも試食して貰いましたが、「うん!おいしいよ!」と太鼓判を押されたので、間違いなくおいしいです!
そんな”たらこパスタ”より美味しい、
「辛子明太子焼そば」
是非!作って頂きたいのでレシピ公開します!
↓↓
【材料】 (1人前)
焼きそば麺…1玉
辛子明太子(小)…2はら
粉カツオ節…小さじ1杯
塩・コショウ…少々
油…小さじ2杯
刻みネギ…少量
刻み海苔…少量
短時間で出来て、明太子の旨味濃い「焼きそば」が楽しめます。
是非、晩めしに作ってみて下さい。
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