「一丁700円の豆腐にこだわると…」
佐藤 周生です。
冷たい豆腐…
”冷奴”の美味しい季節になりました。
そこで、今回は
「高栄養価のネバネバ葉っぱを加えて作る、旨い!冷やっこ」
を伝授します。
「冷やっこ」私は大好きなのですが、一時、こだわり過ぎてお小遣いを全部”豆腐代”に費やしたことがあります。
まだ大阪で働いていた30代の頃でした…
一度こだわると飽きるまで、ひつこい私は、
「もっと豆の味が濃厚な豆腐が食べたい!」
と、スーパーで豆腐を買うたびに値段の高い豆腐に手を出していきました。
それでも物足りなくなり、休みの日には梅田の阪神百貨店や阪急百貨店までに行き、「旨い豆腐探し」をするようになりました。
1丁200円でも高いのに300円、400円、500円になり最後は、一丁、700円もする300gの絹ごし豆腐にまで手を出しました。
基本的には木綿豆腐を食べれば大豆の濃厚さを味わえるのですが、700円という値段にもなると、水分の多い”絹ごし豆腐”でも物凄く”大豆”の濃い味がします。
これが最高に旨い!
(何もかけずに食べられます)
これを買うために、毎週わざわざ電車にのって阪神百貨店まで往復40分かけ、買いに行ってました。
当時結婚していた私。
元奥さんは初め、「美味しいやん」と喜んで食べてましたが、毎回一丁700円もの豆腐を買って帰ると、
「何考えてんの!」
と言われるようになりました…
それでも、私は「700円があるなら1000円もあるんちゃうか?」と高額豆腐を探し続けましたが、府内ではすぐに見つからず、
だんだん冷静に考えているうちに、府外まで出て、毎週電車にのって「豆腐一丁」買いに行くのは、「馬鹿だな」と思うようになり、ここで豆腐のこだわりは消えました。
ま、でも、それなりに楽しく、印象深い思い出になったので、「和食の玉手箱」でもっと儲けて、全国を旅して高額の美味しい豆腐を探したいと思ってます。
その時は、あなたにその”こだわり豆腐”をプレゼントします。
(いつになるのか分からないので期待しないで下さい…)
で、
「高い豆腐=旨い!」というのは当たり前なのですが、スーパーの安い豆腐でもちょっと手を加えるだけで美味しい豆腐料理にできます。
「かつお旨だし!ねばねばモロヘイヤの健康冷やっこ」
これ、モロヘイヤを湯がいてぶっ叩き細かくしたら「万能旨出し汁」と混ぜる。
これを豆腐にのせて食べる料理です。
で、モロヘイヤは熱を通すとネバネバしますが、この成分が「ムチレージ」と「マンナン」という水溶性食物繊維。
これは血糖値を抑え、さらに腸内環境を整えるすばらしい効果があります。
モロヘイヤは、野菜の中でもβカロテンの含有量がベスト3に入るほど。
人参のβカロテンも多いのですがその約1.2倍も含んでいます。
βカロテンには、抗酸化作用があり、ガンを予防してくれます。
また、モロヘイヤは、ミネラルやビタミン郡も豊富に含み、細胞の老化を防いだり、免疫力を向上させ、骨、歯を形成する効果や皮膚や神経を正常に保つ効果もあります。
古代エジプトでは、モロヘイヤを王族だけがスープなどにして食べていたそうなので、栄養価の高い”葉っぱ”であることは分かって頂けると思います。
このモロヘイヤを安い豆腐にのせることで「健康冷やっこ」に変貌。
作り方も簡単なので手軽にできると思います。
以前公開したレシピですが、”夏”向けレシピなので再度公開します!
↓↓
【材料】
モロヘイヤ…1/2束(50g)
絹ごし豆腐…1/2丁(150g)
白ネギ…30g(1/4本)
削りかつお…少々
【万能旨出し汁】
(出汁5:みりん1:濃口しょう油1)
水…大さじ5(75cc)
みりん…大さじ1(15cc)
濃口しょう油…大さじ1(15cc)
粉カツオ節…2つまみ
(カツオ節と昆布の出汁を使う場合は水を出汁に代えて、粉カツオ節は無しにして下さい)
モロヘイヤを加えるとヘルシーな冷やっこ、「健康栄養とうふ」に変身します。
「万能旨出し汁」作るのが面倒な場合は”そうめんつゆ(2倍濃縮)”を代用して下さい。
それと…
”湯がいた葉っぱ類を細かく叩いて、出汁と混ぜる”という調理法は肉、魚にかけたりもできます。
応用の幅は広いので覚えておくと役立ちます。
是非!作ってみて下さい!
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