牛すじ肉の煮込み①(1日目-下ゆで)

【酒の肴】1日(一回)で作ると時間がかかって面倒な『牛すじ肉の煮込み』。ですが、作業を数日に分けて作れば1回の作業が短くなり気軽にできる。『3日に分けて作る最高に美味しい牛すじ肉の煮込み』の調理手順とは?この記事では1日目の作業を紹介しています。

分散すれば、時短で作れて気楽。

佐藤です。

前回お伝えした、
「凝った料理でも気軽に作れる方法」の
例題料理として、

今回は『牛すじ肉の煮込み』を伝授して
いきます。

前回の記事はこちら↓


少し前回のおさらいになりますが…

『牛すじ肉の煮込み』は、すじ肉が硬い
ので、軟らかく茹でるため時間がかかる。

これだけでも1時間以上かかるのに、
味付けして煮込む時間、味をしみ込ま
せる時間も加えるとかなりの長時間に
なります。

作るのが大変、めんどくさくてやる気
にならないですよね。

そこで、こんな方法がおすすめ!

「作業を3日間に分散させて作る」

一回の調理で作れば時間がかかりますが
、作業を数日に分けて行えば、時短に
なって楽チン。

これなら気軽に作れます。

煮込み料理なので、ある程度ほったら
かしにできる。

するとその間に別の料理が作れますからね。

当日食べる料理は、その時間を使って
簡単に。

その横で3日後が楽しみになる「牛すじ肉
の煮込み」を徐々に作っていく…

という感じです。

例えばラーメン屋さんでもチューシュー
やスープの仕込みなどは、時間のかかる
作業。

当日にすべて作るのではなく、数日に
分散させて作るお店もあります。

それと同じやり方、というわけです。

「3日に分けて気軽に作れる牛すじ肉の煮込み」。

さっそく 1日目の作業を説明していきます。

「下ゆで」だけですから、簡単です。
↓↓

【材料】(5~6人前)
牛スジ肉…500g
出し昆布(あれば)…5cm角
酢(あれば)…少々
酒…約150cc

【煮汁】
ゆで汁…約400cc
みりん…約200㏄
濃口醤油…約50cc
たまり醤油(あれば)…約20㏄
(なければ濃口醤油70㏄)

すじ肉は、赤身の部分と脂身の部分が半々くらいが理想です。

1、鍋に牛すじ肉を入れ、すじ肉が被るくらいの水を加えます。だし昆布(5cm
角)、酢(約5㏄)も加えて強火にかけます。

2、沸騰てきたらアクをすくい取り、中火にします。(吹きこぼれない程度の
強めの中火)濁ったアクがある程度出なくなったら、あとは時々すくい取る。
このまま20分ほど茹でます。

3、煮汁が半分くらいに煮詰まったところで、酒(150㏄)を加えます。

4、水も多めに足します。

5、さらに茹でます。(約30分)

6、沸騰から50分ほど茹でたところ。この時点ではまだ硬いのでさらに水を加え
て茹でます。(水を加えると温度が下がり再度沸騰するまで時間ロスがあるので
お湯を入れてもOK)

7、さらに30分(トータル80分)煮込んだら、串などを刺して軟らかさを
確認。抵抗感なく貫通すればOK。1日目の仕上げ作業に移ります。
(硬さの感覚がよくわからない場合は食べて確かめて下さい)

8、鍋内回りの汚れを濡らしたキッチンペーパーなどで拭き取っておきます。
(調味料を加えると焦げやすくなるので。焦げが煮汁に混ざるのを防ぐ)

9、昆布を取り出します。

10、再度、水(湯)を加えます。(被るくらい)

11、強火にして完全に沸騰させたらすぐ火を止めます。
(最後、完全に沸騰させることで常温保存ができます。出しっぱなしでOK)

12、牛すじの表面が乾かないように(また虫などはいらないように)蓋を
します。熱が逃げるように隙間を空けておきます。
(中で熱がこもると腐ってしまうことがあるので)

牛すじ肉を軟らかくなるまで茹でておく。
ここまでが、1日目の作業です。

2日目は、味付け、煮込んで仕上げるところまでの作業です。
↓↓

凝った料理でも気楽に作れる方法

牛すじ肉の煮込み②(2日目-煮込む)

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コメント

    • AE86
    • 2020年 5月 07日

    こんにちは。いつもお世話になっています。
    すごーく、遅いレスポンスですが、教えていただけましたらありがたいです。

    牛スジ肉は大好きで、おでんの具や肴として食べるので自分でも作るのですが、いまひとつ味が決まりません。
    できれば、圧力鍋を使った場合の下拵えの方法を教えていただけませんか。
    また、ネットで検索すると、白ネギの蒼い部分や、ニンニク、生姜を入れて煮込むレシピも多いですが、佐藤さんのレシピだとそれらを全く使っていません。これは何故なのでしょうか?牛スジにも輸入牛と和牛との違いがあるので、匂い消し野菜はそのために入れるのでしょうか?
    お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。

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