炙りあげと若布のたぬきそば

【めん】「割合のだし」さえ知ってしまえば、簡単に美味しく「そば」や「うどん」も作れます!炙った油揚げで香ばしい「たぬきそば」をアレンジめん料理として作ってみて下さい

ひつこいですが万能なんです…

佐藤です。

今回は、
「小学生でも作れるあったかそば」
を伝授します。

これまでに何度もお伝えしてきた、
だしの割合、

『だし12:みりん1:淡口醤油1』

これ、鍋のだし、野菜煮物の煮汁、
おでんの煮汁に共通して使える
「割合」です。

鍋を作る時、煮物を作る時、
おでんを作りたい時すべてに使える
「だし」「煮汁」になっているわけ
ですね。

だから、
『だし12:みりん1:淡口醤油1』と
いう「割合」さえ覚えておけば、

それらを作る際にいちいちレシピを
開いて見なくていいのですよ。

割合の数字は無理して覚えなくても
いいです、
メモして冷蔵庫の横に貼り付けて
おいて下さい。

そうすれば、
「腹減った~、鶏があるから今日は
鶏鍋を作ろ!」
という時に、

「鍋のだしの割合は、たしか~…」

と冷蔵庫よこのメモみればいいだけ。

で、30ccくらい入る小さい玉じゃくし
で、だしを12杯、みりんを1杯、淡口
醤油を1杯と数えながら鍋に合わせる
だけで、鍋だしが簡単に作れます。

「鍋の素」いらないですよね?

私もレトルト袋に入った液体系の
「素」を何度か試しに使ったことが
ありますが、酸化防止剤の酸味が
どうも苦手。

チゲ鍋の素は特に酸味が気になります。
(チゲ鍋といういい方もほんとは、
おかしいのですが…「チゲ」とは
韓国で「鍋」の意味なので…
チゲチゲ?鍋鍋?)

で、後味の微妙な酸っぱさは、鍋の素
全部共通。

結論を言えば、私は美味しいと思え
ないです。

「鍋に酸味なんか必要ねェよ」と
思っちゃいます。
(トマト鍋とかポン酢に漬ける鍋は
別として…)

ちょっと話がそれましたが、とにかく、

『だし12:みりん1:淡口醤油1』

を知っておくと、鍋もおでんも
煮物もいつも同じ美味しい味付けで
食べられる。

しかも簡単に。

万能なだしの割合として知っておくと
得はしても損をすることはないです。

で、実はこれもその割合のだしが使えます。

「うどん」、「そば」。

かけうどん、かけそばのだしとしても
使えるのですね。

なので、
「今日の晩めしは簡単にそばにするか」
と思った時に簡単にあたたかいそばや
うどんが作れます。

だしを合わせて、うどんやそばをいれて
温めるだけ。

小学生でもすぐに作れます。

そばやうどんは、冷凍のタイプでも
いいと思います。

ゆでタイプと違って腐らないですから
いつでも、好きな時に使えますよね。
添加物も少ないですし、冷凍庫に
キープしておくのがおすすめです。

私は猛烈な「そば派」なので、冷凍
そばを常時冷凍ストックしてあります。

夏場は、冷たいそばがいいので、のど
ごしの良い生のそばから茹でますが…

冬は、
『だし12:みりん1:淡口醤油1』のだし
で、あったかそば。

上にのせる具材をいろいろ変えて
アレンジそばを作ってます。

ということで、今回おすすめしたい
のは、

『炙りあげと若布のたぬきそば』

「あげ」というと油揚げを甘く焚いた
ものが定番ですが、これ手作りすると
かなり時間がかかる…

なので、焚かない。そのまま使います。

「12:1:1」のだしが十分美味しいので
だしを吸わせながら食べる。

でも、そのままですとちょっと単調な
感じになります。

そこで、炙る。

コンロに網をのせて焦がさない程度
に軽く炙ります。

香ばしくなり、一風変った味がする
「あげ」になります。

少量の醤油を塗りながら焼けばさらに
香ばしくなって美味しいです。

で、

「油あげ」が入ったうどんをきつね
うどんといいますよね

で、「たぬきそば」は地方でいろいろ
かわります。

京都では、刻んだだけの油揚げをのせ
餡をかけたものが「たぬき」そば。

他にはあげ玉、天かすですね。
これが入ったそばを「たぬき」そばと
いったりもします。

中身が”ぬけた”天ぷらを使うので
”ぬき”から「たぬき」というように
なった説があります。

私が幼少に頃に聞かされたのは、
甘い油揚げがうどんに入っていれば
「キツネ」。

そばに入っていれば「たぬき」。

諸説あるのですが、今回のそばは
京都の「たぬきそば」に近いです。

私、昼めし作って食べました。
炙った油あげの香ばしさがアクセント
になってだしがより美味しく感じ
ましたね。

「12:1:1」のだしで作る簡単そばの
レシピをみておいて下さい。
↓↓

【材料】
そば…1玉
油揚げ…1/2枚
若布…軽くひと掴み(15g)
刻みネギ…少々
【だし】
『だし12:みりん1:淡口醤油1』の割合
だし…360cc
(または水360cc+だしの素3つまみ)
みりん…大さじ2杯(30cc)
淡口醤油…大さじ2杯(30cc)
※30ccくらい入る玉じゃくしが
あれば、それでだし12杯、みりん、
淡口1杯づつ量って作れば簡単です。

 


1、わかめ(生)は4cmの幅で切っておきます。
(乾燥若布を使うなら切る必要ないです)

 


2、油揚げは熱湯をかけ「油抜き」をし、潰れないように搾って水分を抜きます。

 


3、油揚げを炙ります。

コンロに網をのせ中火で両面を炙ります。すぐに焦げるので割り箸で裏返し
ながら炙って下さい。
(炙り過ぎると苦くなるので全体に少しづつ焦げ目が付く程度でOK)

 


5、炙った油揚げは、少し冷まして1cm幅で縦長に切っておきます。

 


6、鍋に「だし12:みりん1:淡口醤油1」の割合でだしを合わせます。
(だし360cc、みりん大さじ2杯、淡口醤油大さじ2杯)

 


7、沸騰してきたらそばを入れます。(冷凍を使う場合は冷凍のそのまま
入れて下さい)

 


8、完全に沸騰したら、火を止めます。

 


9、そば、だしの順で器に盛ります。

 


10、炙りあげを手前に、奥側に若布と刻みネギを添えて完成です!

是非作ってみて下さい。

 

『だし12:みりん1:淡口醤油1』の割合

もしまだ、この割合を覚えていない、
メモしてないという場合は今すぐメモ
して下さい。

そして、料理をする時にすぐに分かる
ところへ貼り付けておいて下さい。

そば・うどんのだし、おでん・野菜煮物
の煮汁、鍋のだしに共通で使えます。

作るたびにレシピを開く必要もなし、
味がぶれることなく、いつも美味しい
味付けで楽しむことができます。

 

豚肉とかぶらのシンプルだし鍋

鶏もも肉の土手焼き風

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コメント

    • サンデーのママ
    • 2019年 1月 31日

    こちらを見つけて共感! そうなんです結構高価なだしの素を使っても酸味が気になっていたのです。
    そうか、酸化防止剤のせいなのですね~
    ところでだしの美味しい取り方は? どうにも満足のいくだしが取れないのです。これが最大の悩み。簡単で美味しいだしの取り方を是非教えて下さい。

      • 佐藤
      • 2019年 2月 01日

      サンデーのママさん、コメントありがとうございます。

      だしの取り方は、こちら↓の記事をみて下さい。
      https://shusei-sato300.com/137

      この方法は、サバ、あじ、いわしなどが混ざった
      「混合カツオ節」を使ってだしを取るやり方になります。

      香りに若干臭みがありますが、旨味は濃厚です。
      特に味噌汁、煮物、鍋に合うだしなのでおすすめです。

      で、他にも簡単にだしが取れる方法があるのですが
      また別の形でお伝えしますね。

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