煮付けの作り方完全版!自信のある方は、お断りです..
佐藤です。
今回は、「魚の煮付け」を伝授します。
「魚の煮付け」の作り方については、これまで何度もお伝えしてきました。
で、もし、あなたが、
「魚の煮付けなんか簡単!」
という場合は今回の記事はスルーして下さい。
これまでにお伝えした煮付けの失敗しないためのコツ、常に味が安定する煮汁の作り方など、煮付けの基本を今回もお伝えするからです。
例えば、私から、
「今すぐ、この魚で煮付けを作って下さい」
と言われて、すぐに調理にとりかかることができる自信のある方には、今回の記事は、役に立たないです。
自信がある方とは…
何かのレシピをみたり、誰かに聞いたり、調べたりすることなく、自分で「美味しい煮付けが作れる方」という意味です。
多分、自信のある方は、私のお伝えしたことを覚えてくれていたり、他のレシピなどでちゃんと勉強している方。
とにかくしっかり、実践している方だと思います。
作れば誰でもできるようになりますから。
レシピを見てるだけで、料理はできるようになりません。
「ふ~んなるほど~」
で終わっていては、料理レシピを見る意味がないと思います。
健康のために料理をちゃんと作る、または、料理を作って楽しみたい方で、
・「魚の煮付け」の作り方がわからない。
・いつも美味しくできる煮付けの方法を知りたい。
という場合は、続きをみて下さい。
今回の「魚の煮付け」の方法をマスターすると…
1、ほぼどんな魚でも「煮付け」にすることができるようになります。
2、煮付けの失敗しないコツがわかります。
3、常に”美味しい”味が安定して作れるようになります。
4、簡単な煮汁の作り方がわかります。
5、煮付けの基本が分かり、自信がつき、煮付けを作ることが楽しくなります。
この方法は、私が現役時代に何千回も実践して、お客さんを喜ばせてきたやり方。
そして、後輩料理人たちにも伝授した方法でもあります。
それを、おしげもなく全部お教えします。
さっそく、説明します。
まず、大まかな作り方を説明しますので、ある程度覚えて、想像しながらレシピをみて下さい。
大まかには…
「下準備済みの魚を湯通し」、
「鍋に煮汁の調味料を合わせ」、
「魚、野菜類を入れて煮詰める」
です。
先に材料を記載します。
【材料】
カレイ…1尾(250g)
(調理済みの魚を使う)
アスパラ…1本
(※細い場合は2本)
もめん豆腐(300g)…1/4丁
【煮汁】
割合「酒3:水3:みりん3:濃口醤油1」
カレイ…1尾(250g)
水…90cc
酒…60cc
みりん…90cc
濃口醤油…30cc
まず、「あしらい」という魚に添える野菜などを準備します。
これを1種か2種添えることで全体のボリューム感がでますし、使う食材によって季節感も出せます。
※どんな食材が「あしらい」になるのかは、記事の最後をみて下さい。
今回は、アスパラと豆腐を使います。
臭み消しに「生姜」を入れてもいいです。
私の経験では、鮮度が抜群にいい魚なら入れなくてもいいと思ってます。
(今回のカレイは鮮度よかったので生姜は入れてません)
お酒の効果で臭みは、十分抑えられていると思うからです。
私は、いろんなお店で煮付けを食べましたが鮮度のいい魚を出す店は、煮付けに生姜とか臭み消しになるものをあえて入れないのですね。
鮮度が良いから臭みも少ない。
(稀に鮮度良くても、ハズレがありますが…)
要は、
「うちは良い魚しか使ってませんで!」
というお店の自信があるから生姜など入れないのだと思います。
実際、無しでも美味しいです。
※魚自体の臭みが苦手な場合は、生姜やネギ(玉ねぎも効果的)など入れて下さい。
で、扱う魚の種類は、一匹魚でも切身の魚でもOK
(調理済みを買ってくればすぐに作れます)
例えば、
イワシ、さんま、メバル、イサキ、小鯛…
切身なら、さば、ブリ、鯛、サワラ…
などです。
それから、『あしらい』になる食材の例を挙げておきます。
例、
菜っ葉類(小松菜、ほうれん草など)
オクラ、白才、茄子、
油揚げ、厚揚げ、豆腐、
きのこ類(椎茸、しめじなど)、
茗荷、新生姜
などなど…
これらは熱が早く通るので下湯でなしでそのまま入れてOK
あと、大根、ゴボウ、里芋、かぼちゃ、蓮根など…
これらは、堅いので軟らかく下湯でしてから加えたほうがいいです。
(そのまま入れても熱は通りますが堅いままです)
「煮付け」は、はじめから完璧に上手くいくことはないです。
ですが、
今回の方法で作れば大きく失敗することもないので、まずは挑戦してみて下さい。
スーパーなどで、その日に仕入れた魚を買って「煮付け」を作ってみて下さい!
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