【○○不足は腎臓結石の高リスク!】
健幸料理家 佐藤周生です。
今回は「クエン酸不足を防止するための簡単な調理法」を伝授します。
私の健幸プログラムにご参加の方には「腎臓に石があります」という方が数名いらっしゃいます。
これ、尿に含むカルシウムやシュウ酸カルシウムが腎臓内で結晶化したもの。
要は結石というやつです。
この原因は食習慣の問題である場合がほとんど…
水分不足、動物性たんぱく質の摂り過ぎなど、特にクエン酸の摂取不足で結石ができてしまうようです。
クエン酸はお酢や果物(特に柑橘類)、梅干しなどに含まれています。
この事例として、私の場合も当てはまるのではないかと思います。
私は酢っぱい物が苦手で、梅干しとかレモンを食べるのは苦痛でしかなく、健康の知識がなかった頃は全くと言っていいほど、クエン酸が摂れてなかったように思います。
結果どうなったか?
「腎臓結石」を発症…夜、眠れないほどの激痛に襲われたわけです。
何をしても痛みから逃れられない状況が何時間も続くので、ほんと辛かったです。
ご経験がある方は、何となく辛さが分かるのではないでしょうか…
これ、尿路結石でも同じで、食習慣を変えない限り、カルシウムの結晶化が止まらない…また結石が排泄されないので、非常に再発しやすい病気です。
私、この苦い経験から積極的にお酢やレモンを摂るようになりまして、以後全く再発していません。
実は再発どころか、クエン酸が摂れてない頃に比べ、疲れが溜まらなくなったり、頭がスッキリするようになったり、どんどん体調がよくなっていきました。
また、私の知人のお父様が5年間で何度も腎臓結石を繰り返していまして、知人に「クエン酸が良いよ」と伝えたところ、
再発がピタっと止まったのすね。
自分の経験、他の方の成果もあり、結石防止に「クエン酸」の効果は高いのではないかと思っています。
(※合わせて水分(ミネラルウォーター)も十分に摂ったほうがいいです。最低2リットル)
ということで、普段「クエン酸」が摂れてないと感じる方は、腎臓結石・尿路結石のリスクがあるので、是非食生活に取り入れて頂きたい。
とはいえ、普段しっかり意識してないとなかなか摂れるものではありません。
そこで、”こんな調理法”を取り入れて、料理から「クエン酸」を摂る習慣も身に付けてみてはいかがでしょうか…
それは、加熱した肉や魚介に「南蛮酢をかける」という調理法。
先にもお伝えした通り、「お酢」はクエン酸を含み、特に黒酢に多いです。
要はお酢から「クエン酸」を摂るということ。
で、そのお酢で作る南蛮酢は南蛮漬けに使う合わせ酢のことで、甘みがある「三杯酢」がベースになったものです。
揚げた魚などを漬け込む料理の「南蛮漬け」ですと、手間と時間がかかりますが、この調理法なら焼いた肉魚に南蛮酢をかけるだけで「クエン酸」が手軽に摂れます!
鶏肉、豚肉、牛肉、魚介類なんでも合いますが、今回はこんな切り身の魚で一例をおすすめしておきます。
それが『からすカレイの南蛮酢かけ』
からすカレイの切り身をフライパンでパパっと焼いて、熱々の「南蛮酢」かけるだけ。
彩り綺麗なサラダもたっぷり添えるので、酵素が摂れて消化負担を軽減できます。
ポイントは「胡麻油」で焼くこと。
切り身表面の香ばしさが増して、南蛮酢の酸味とベストマッチ!
噛むと柔らかくほぐれる白身からは旨味とコクを感じて、最後に南蛮酢の爽快感の余韻を感じます。
実は過去にも似たような料理を公開してまして、鶏肉を使ったのですが、
作ってくれた方からは「思ったより食べやすくて美味しかったです」と好評でした。
今回のからすカレイも全く同じ「南蛮酢」を使ってますので、美味しさの保証付きです!
レシピ見て下さい!
↓↓
【材料】(1~2人前) | 分量 | 備考 |
からすカレイ切身 | 1切れ(90g) | |
赤玉ねぎ | 1/6コ(20g) | |
黄パプリカ | 1/6コ(20g) | |
春菊 | 3枚(5g) | |
すだち | 1コ | |
煎り胡麻 | 少々 | |
塩 | 2つまみ | |
片栗粉 | 大さじ1杯 | |
胡麻油 | 小さじ2杯 |
【南蛮酢】 | 分量 | 備考 |
水 | 大さじ1杯と小さじ1/2杯強(18cc) | |
酢 | 小さじ2杯と小さじ1/2杯弱 | |
みりん | 大さじ1杯(15cc) | |
淡口しょう油 | 小さじ1/2杯強 | |
粉カツオ節 | 小さじ1/2杯 |
1、カレイの下準備。
カレイ切り身(1切)は、両面に塩(2つまみ)を少量ふって10分ほどおきます。
※塩をふっておくと、余分な水分と共に臭みが抜け、さら旨味が増す。
2、付け合わせのサラダを作ります。
黄パプリカは(1/6コ)は薄切りにします。
3、赤玉ねぎ(1/6コ)も薄切りします。
4、春菊(葉3枚)は、3.5cm幅に切ります。
5、黄パプリカ・赤玉ねぎ・春菊を合わせて、軽くすすぎ洗いして冷蔵庫で冷やし、シャキッとさせたらサラダの出来上がり。
6、すだち(1/2コ分)は、3~5枚の輪切りにします。
残り1/2コは仕上げに使う。
7、カレイ切身はキッチンペーパーで表面を拭き取っておきます。
※表面に出た水分には臭み成分を含むため拭き取る。
8、片栗粉(大1)を全体にまぶします。
9、カレイを焼きます。
フライパンを強火にかけ、30秒熱したら胡麻油(小2)を敷きます。
カレイ切身を入れます。
10、弱火にして蓋をし、3分焼きます。
11、カレイを焼いている間に【南蛮酢】を作ります。
鍋に水(大1と小1/2強(18cc))、酢(小2と小1/2弱)、みりん(大1)、淡口しょう油(小1/2強)、
粉カツオ節(小1/2)を合わせ、中火にかけ沸騰寸前で止めておきます。
※仕上げに再度温める。
12、カレイは3分後、返して反対面も3分焼きます。(弱火)
13、反対面も3分焼いたら出来上がり。
14、盛り付けます。
器にサラダを盛って(奥側に)、カレイを手前に盛ります。
再度温めた【南蛮酢】をカレイにかけます。
15、輪切りすだちをカレイの手前に盛って、残りのすだちを絞って果汁をカレイにかけます。
16、煎り胡麻を少々ふって完成です。
胡麻油で焼けたカレイの表面の香ばしさに南蛮酢の甘味と酸味がマッチして、旨味とコクを感じた後は、さっぱりした爽快感の余韻が残る…
見た目以上に食べやすく、作り方もシンプルな魚一品です!
是非!作ってみて下さい!
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