魚みりん干しを美味しく焼くポイント「9:1」とは?
焼き過ぎると…
佐藤です。
酒の肴に塩焼きや一夜干しの魚もいいのですが、これも捨てがたいのです…
「みりん干し」
アジやサバ、サンマや太刀魚…
小魚でしたらイワシやシシャモなどのみりん干しもある。
ちょっと変わったものですとフグやニシンも。
これ、ほんのり焦げ目が付く程度に炙るように焼くと最高の味を楽しめます魚の臭みも少なく香ばしくて、甘くて食べやすい。
休日の晴れた暖かい日に「みりん干し」をアテに昼間っからビールを”グビグビッ”っといく。
もう最高!普段の仕事の疲れもスッ飛びます。
私、子供の頃(小学生)晩めしのおかずにさばのみりん干しをよく食べていた記憶があります。
これと味噌汁でごはん3杯たいらげる…
しっかりおかずにもなりますからね。
ですが、この「みりん干し」、何も考えずに焼くと失敗することも。
焼き方のコツを抑えてないと上手く焼けないわけです。
なぜなら、「みりん干し」は濃口しょう油やみりんにしっかりしみ込ましてありますし、干し物ですから乾燥させ、水分が抜けてますから、熱の通りが早く、油断してちょっと焼き過ぎるだけで真っ黒コゲになることもある。
焦げてしまうと食べられたもんじゃありません。
しかし、大丈夫。
安心して下さい。
焦がさずにおいしく焼く方法を伝授します。
今回は、熱伝導が良く、焼きムラも少なく、炭焼きのように焼ける「セラミック付の魚網焼き」を使用した焼き方。
安いものなら500円で販売してますのでお持ちでない場合はこの機会に買って頂きたい。
みりん干しを焦がさず美味しく焼くポイントは、「9:1」
これどういうことか?
今から詳しく説明します。
↓↓
【材料】
アジみりん干し(小)…小3~5枚
魚焼き網(セラミック付)

ポイント①
先に網を温めておく。
網を温めておくことで魚がくっ付きにくくなる。

尾が焦げないように外側へ向けてのせます。
ポイント②
尾の部分も綺麗に焼けば美味しいので、焦がさない様に外側に向ける。

ポイント③
身の表面に水分が出たあと、それが乾燥してなくなり、少し焦げ目が付くまで焼くのがポイントです。
アジの厚みによって変わりますが、身を焼く時間は、弱火の中で3分~4分くらいを目安に。

少~し焦げ目が付く程度。
(弱火の弱で1分ほど焼いただけですぐに焦げ目が付きます。それほど焦げやすい)
ポイント④
皮は脂分が多く、すぐ焦げるのでさら弱火の弱にして焼く。
皮の焼き時間は30秒~1分です。
ポイント⑤
皮を焼き始めたら絶対に目を離さない!
ここで油断するとすぐに真っ黒コゲになりますので。
皮を焼く際に、時々アジの向きを変え、尾の部分にも熱が当たるようにする。
当てすぎると焦げるので、熱が当たる位置と当たらない位置にこまめ向きを変えて下さい。

熱いうちに食べて下さい。
大根おろしを添えて食べるとさらに美味しいです。
大根は消化促進にもなりますからね。
【身9:皮1】
「みりん干し」は、この割合で焼くのが目安です。
身を焼く時に長めに焼いてしっかり火を通し、皮は軽く炙るくらいの感覚です。
是非!酒の肴で作ってみて下さい!
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