「おから煮を時短で作る方法」
佐藤 周生です。
今回は「作り置きお総菜に最適!簡単おから煮」を伝授します。
煮る・焚くという料理は、その加熱時間が長いほど時間がかかる料理になりますよね。
さらに下準備の時間もありますから、トータルの調理時間は結構長くなる…
こういった料理、加熱時間はどうしても必要ですから、トータル時間を短くするなら、
「下準備」のほうで時間短縮するしかないです。
下準備の中でも切る作業というのは、使う食材が多くなるほど時間を取られます。
ですから、やはり食材の種類をできるだけ少なく、且つ切らなくて済むような食材を取り入れる…
例えば、「おから煮」。
甘めの味が特徴で「卯の花」と言ったりもしますが、栄養価も高く、そこそこ日持ちして大量に作りやすい。
昔ながらのお総菜で、好きな方も多いのではないでしょうか。
たまには食べたいですよね。
でも、いざ作るとなるとすごく時間がかかりそうで、めんどくさいイメージがあると思います。
やはり「おから」も煮詰める工程は欠かせませんから、全体の量にもよりますが、煮詰める工程だけで10分~30分。
しかも弱火で加熱しないと焦げてしまいますから、この加熱時間を短縮するのは結構至難の業。
ここに下準備が入るので、20分~40分はかかる。
ですが、 「下準備で時間短縮する方法」を知っていれば、15分~30分に短くできるので「ちょっと作ってみようかな」と思って頂けるのではないかと。
そこで、「おから煮」をできるだけ短時間で作る方法を伝授!
まずは、下準備を減らすためにおから以外の食材を3つだけにします。
全体の色合いを考えて、黒のひじき、赤の人参、青(緑)の青ネギ。
おからの白がベースになっているので、上記食材3つの色が冴えます。
で、その3つの食材の中に、もう1つ下準備を短縮させるための工夫があります。
それは「ひじき」。
ひじきは乾物で、水や湯で戻すだけなので切る作業がありません。
これで2~3分は短縮できます。
なので、人参と青ネギをザクザクっと切るだけ。4~5分で済むと思います。
で、今回お伝えする「おから煮」は、あまり煮詰めず、しっとり仕上げのおから煮なので、煮詰める時間も10分程度。
下準備の作業と合わせてトータル15分。
いかがでしょう?これならそれほど面倒には感じないと思います。
このように工夫すれば「おから煮」は簡単に感じて頂けるのではないでしょうか。
で、味はどうなのか?
心配無用!私が大衆割烹の店でいつも作っていた「おから煮」の味付けでレシピを公開。
ランチタイムの定食の小鉢に使っていましたが、残すお客さんはほぼいなかったです。
味付け(調味料)のバランスは重要ですが、実は美味しさの決め手になっているのは「青葱」。
青葱を多めに加えるとおから独特の香りというか大豆臭さが、かなり抑えられます。
青葱は、青色が見た目のアクセントになっているだけでなく、味にも大きな影響を与えているわけです。
で、全体の味ですが、甘めの味付け。でも砂糖は使っていません。
みりんのみ。
ここがちょっとしたデメリットになるかもしれませんが、みりんはアルコールを含み、多めの量を加えるので、若干お酒の風味が残ります。
なので、「大人向けのおから煮」になっています。
と言ってもアルコール臭くて食べにくわけではないので安心して下さい。(加熱するのでアルコール自体は抜けます)
15分で作れる、色どり綺麗な美味しいおから煮、
レシピみて下さい。
↓↓
【材料】(4~5人前)
おから…300g
※おからは同じ300gでも中に含まれる水分量によっておから自体の量が変わります。
※水分が少ないおからの場合は、200gくらいに減らして作って下さい。
人参(小)…1/5本(20g)
青葱…50g(2~3本分)
ひじき(乾燥)…5g
胡麻油…小さじ2杯
【煮汁】
水…200cc
粉カツオ節…大さじ2杯
みりん…60cc
淡口醤油…大さじ1/2杯
塩…小さじ1/2杯(3g)
葱の青臭さがおから独特の臭いを抑え、ネギの甘みを強く感じることで全体的な美味しさも感じます。
下準備から完成まで約15~20分…
刻む作業も人参と葱だけですから、さほど手間なく作れます。
ひじきの黒、人参の赤、青ネギの青、おからの白と彩り綺麗な完成度の高い「おから煮」。
是非、今週の献立の「副菜」として作り置きしてみて下さい。
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