ヘルシー度UPの簡単『湯豆腐』
佐藤です。
私は、幼少の頃「湯豆腐」を食べた記憶がないです。
冬に豆腐を食べる時はいつも寄せ鍋などに入れてある豆腐。
ですので、「湯豆腐」という料理をちゃんと知ったのは、和食の修行に入ってから。
で、はじめて勤めたお店の「湯豆腐」は濃口醤油、みりん、カツオだしを合わせた「だし」に付けながら食べる湯豆腐でした。
小鍋に食べやすく切った豆腐と出し昆布と水を入れ焚く。
「だし」も温めて、しょうが、刻みネギ、刻み海苔などの薬味も入れて熱々で食べる。
ポン酢につけて食べる方も多いと思いますが、「だし」で食べるのは「京風」のスタイル。
京都の”南禅寺”というところが有名です。
肉、魚が含まれない精進料理のコースになっていて、たっぷりの湯豆腐をメインに天ぷら、煮物などが付いて2000円~3000円。
野菜ばっかりなのに結構高い…
30歳くらいの時、11月ごろだったと思いますが、元奥さんと南禅寺まで食べに行ったことがあります。
湯豆腐店の数はそこそこあるのですが、どの店も長蛇の列。
寒い中1時間待たされて食べる「だし湯豆腐」は、最高に美味しかったですね。
大きな土鍋にたくさんの木綿豆腐が入っていたのが印象的でした。
それと出汁が濃厚で豆腐と合う。
上品な感じでした。
ま、3000円だして、不味かったら温厚な私も黙っていませんが…
始めに修行したお店で教わったのは、この京風湯豆腐でした。
が、その後大阪のある居酒屋さんで食べた「湯豆腐」はポン酢で食べるスタイル。
だしで食べる湯豆腐の味に慣れていたので、ポン酢の酸味のある湯豆腐にすごく抵抗感がありました。
始めは美味しく感じなかったのです。
ですが、居酒屋さんの湯豆腐はポン酢で提供するスタイルが多く、当時居酒屋通いが多くなった私は、
「ポン酢湯豆腐もなかなかいけるな」と思うようになっていきました。
こうなると家でも作ってみたくなる。
魚貝類を入れた湯豆腐。
豚肉、鶏肉を入れた湯豆腐など様々なアレンジで作ってみました。
が、それらを入れると豆腐の風味が抑えられてしまいます。
いろいろ試した結果、豆腐の風味を殺さずに食べられるのは「コレ!」というのが分かりました。
それが、今回伝授する、
『もずく湯豆腐』
”もずく”だと肉、魚のような臭みが入らないので、主役の豆腐が生かされます。
クセが少なく食べやすい。
そして、もずくは一般的に三杯酢などを混ぜて食べます。
よって、ポン酢とも相性がいいわけです。
豆腐自体ヘルシーですが、もずくはカロリーが低く、脂っこい料理を食べ続けた後に食べる料理として最適だと思います。
そして、もずくは比較的熱に強く栄養が逃げにくい。
湯豆腐に入れても問題なし、ですね。
わかめなどの他の海藻でも工夫次第で美味しくできると思います。
豆腐がメインですが、温かいもずく酢を食べる、
そんな感覚でも美味しく食べて頂けますので、
10分レシピをみておいて下さい。
↓↓
【材料】(1人前)
もめん豆腐…一丁(300g)
もずく(生)…50g
春菊…1/3束
ポン酢、刻みネギ、もみじおろし…適量
ポン酢に付けながら食べて下さい。
買い物の際は、豆腐を買うついでにもずくも買っておいて下さい。
手軽に美味しい「海藻湯豆腐」がささっと作れます。
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