鯛のかぶらおろし鍋

簡単なのに高級な味の一人鍋!

佐藤です。

「基本の鍋出汁」を、ちょっと応用するだけで、簡単に高級な”鍋だし”に変貌させる方法を暴露します。

「基本の鍋出汁」とは、出し汁(水と粉かつお節)とみりん、淡口醤油を、『12:1:1』の”割合”で合わせた出し汁です。

この「割合」で合わせるとどんな鍋でも美味しく作れる魔法の『出し汁』です。

寄せ鍋、うどんすき鍋、カニすき鍋、もつ鍋、つみれ鍋、出し湯豆腐etc….

これらの「鍋」全部に適用できます。

何度かお伝えしていますが、あなたは習得できましたか?

”出し汁12:みりん1:淡口醤油1”です。

で、今回は、この鍋出汁を応用して”高級な味の鍋出し汁”にする方法です。

応用と言っても簡単です。

淡口醤油を減らして、『塩』を加えます。

淡口醤油”1”を淡口醤油(0.3)+塩(0.7)にします。

これだけで高級感が出ます。

淡口醤油で減らした分の塩気を塩を加えて塩気を補うイメージです。

塩が入ると上品な味になります。

例えば、お吸い物、ほぼ塩味ですが上品です。

あなたも1度は飲んだことがあるはずです。

お下品な味ではなかったと思います。

ただ塩を加えるだけでお吸い物のような上品な味の「鍋」が食えるのです。

あなたは、家にいながら”料亭”の味が楽しめます。

この、『塩』が入った”基本の鍋出し汁”を最も活かせる、
「鯛のかぶらおろし鍋」で作り方を伝授します。

鯛とかぶらは相性抜群です。

関西では、基本の煮物に「鯛かぶら」っていう料理があるくらいです。

私が、20代の頃、業者に10万円で買わされた「日本料理新技術全書」にも載ってます。

日本料理の専門書は、高額な本ばかりです。

勉強にはなりますけど…

久しぶりに親父と食事をする時間があったので、この鍋を食わせたら、無言で黙々と食べてました。

私は、先に食事を済ませあくる日、冷蔵庫を見たら、いつもなら捨ててしまう出し汁を鍋ごと残してありました。

親父は、出し汁で雑炊を作るつもりだったのでしょう。

多分、雑炊を食べる前に腹が一杯になったんだと思います。

そりゃまぁ、「これでもか!」ってほど野菜を入れてましたからね…

美味しすぎて無言で食べてしまう、
「鯛のかぶらおろし鍋」の作り方です!
↓↓

【材料】 (1人前)
鯛の切り身…100g(6~7切れ)


切り身になっている鯛を買って来て下さい。
骨付きでもOKですが、うろこは取ってある鯛切り身がいいです。
ちなみに私は、298円の安い鯛の切り身を買いました。
7切れで骨なし、うろこ無しでした。


白菜…100g(中2枚)
しめじ…30g
白ネギ…20g(2切れ)
春菊…15g
もめん豆腐…100g(約1/3丁)
かぶら…100g
(小さいものなら1個、大きいかぶらなら1/4個)

【鍋出し汁】
水…420cc
みりん…35cc
淡口醤油…10cc
塩…2g
粉かつお節…小さじ1

1、白菜は、流水で洗って4cm角くらいに切ります。

茎は小さく、葉は大きく切ります。

(熱の通りを均等にするためです)

・しめじは、根元を切り落とします。

・白ネギは、6cmの長さで斜め切り、2切れ。

・豆腐1/3は、3~4等分に切ります。

・春菊は根元を切り落とし、流水で綺麗に洗って土を落します。
2、かぶらは、皮剥きで皮を剥きます。

おろし器でかぶらを回しながらすりおろします。

(回しながらおろすと繊維が残らず細かくなります)
3、ザルに入れ、水分を切ります。

軽く手で押さえて水分をしぼって下さい。
4、「基本の鍋出し」の水、調味料を一人鍋に合わせます。

強火で加熱します。
5、沸騰したら、白菜、しめじ、白ネギ、豆腐を入れます。

白菜は、茎の部分を底の方に、葉の部分はその上に入れて下さい。

再度沸騰したら中火にします。
6、野菜類が煮えてきたら、「鯛の切り身」を入れさらに焚きます。

1分くらい焚けばOKです。

(焚きすぎるとパサパサになり、食感が悪くなります)
7、最後にかぶらおろしをドバッ!と加えて、春菊を入れ1分焚いたらできあがりです!
8、冷めないうちに食べて下さい。

今年は、「みぞれ鍋」が流行だそうです。

明日、作って食べてください!

あなたが”塩分”を気になさる場合は塩の量を減らしてください。

里芋衣かつぎ

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