「かぶら」をシンプルに焚く簡単煮物!
佐藤です。
今回は、
「時短煮物!かぶらの直焚き」
を伝授します。
「直焚き」とは、食材(野菜)を
下ゆでせず、煮汁に食材直接入れて
焚きながら熱を通して軟らかくする
調理法。
下ゆでの面倒な手間がはぶけます。
なので、時短で煮物が作れます。
「煮物が食いたい!」
「でも、できるだけ簡単に
作りたいな・・・」
こんな時に最適の調理法ですね。
ただ、この方法・・・
軟らかくなるまで時間のかかる
野菜はあまり向いてません。
なぜなら、
時間がかかると軟らかくなるまえに
煮汁が煮詰まり、味が濃くなるから
です。
濃くなるなら、まだましかもしれません。
「辛い!」となれば最悪、
食えたもんじゃありませんからね。
煮物が辛い=失敗
です。
煮詰まったら、水や出し汁を追加し、
食材に熱を通すという方法もあるの
ですが、
それでは結局時間がかかり、
下ゆでした方が早く完成できる場合
もあります。
あなたが求める”時短で簡単な煮物”
ではなくなります。
『直焚き』は、イモ類や今回伝授する
「かぶら」などの比較的熱の通りが
早い食材が向いてます。
例えば・・・
サツマイモ、じゃが芋、里芋、長いも。
小松菜、ほうれん草などの菜っ葉類、
ブロッコリーやカリフラワーなども
そこそこ早く軟らかくなります。
大根、人参、ごぼうは、あまり
『直焚き』には向かないですね。
レンコンはギリギリいけるかな?
という感じ。
で、今回の料理は軟らかくなりやすい
食材、「かぶら」の直焚きです。
からを普通に『直焚き』にしても、
あっさりし過ぎて食べ応えがないので
”とろろ昆布”を加えて焚きます。
これで簡単に旨みの濃い煮物に!
それから、かぶらの相方食材には、
「さつま揚げ」。
こいつでコクが出せます。
味付けは、もちろんお手軽な方法、
『割合の煮汁』で焚くので100%
失敗はありません。
あっさり味の煮物に仕上げるため、
「だし16:酒1:みりん1:薄口醤油1」
の割合です。
お玉で、だし16杯、酒1杯、みりん1杯
、薄口1杯…
と数えて鍋で合わせるだけ。
煮汁を作った時点で味をみると
かなり薄く感じると思います。
が、
かぶらが柔らかくなるまで
ある程度煮詰まって濃くなること
を計算してあるので、
薄味の割合にしてあります。
あなたが忠実にこの割合でかぶらを
『直焚き』すれば、
旨みの濃い、コクのあるあっさりで
やわらか~い「かぶら煮物」が簡単
に作れて美味しく食べられます。
『やわら食感!かぶらと
さつま揚げのとろろ昆布煮』
この煮物に、ちょっとでも興味が
沸いた場合はすぐ、詳しいレシピを
みて下さい。
↓↓↓
【材料】(1~2人前)
かぶら(小)・・・3個
さつま揚げ・・・120g(3~4枚)
とろろ昆布・・・10g
(添加物&塩気のないとろろ昆布)
【煮汁】
割合「出し汁16:酒1:みりん1:薄口醤油1」
だし・・・480cc
(または水+カツオだしの素小さじ1杯)
酒・・・大さじ2杯(30cc)
みりん・・・大さじ2杯(30cc)
薄口醤油・・・大さじ2杯(30cc)
※甘めが好みなら、みりんの割合を
「2」にしてください(60cc)
1、かぶらは、葉を上部の皮と一緒に切り落とします。
切り落とした面を上に向け、りんごの皮を向くように
クルクル回しながら少し厚めに剥いていきます。
(ピーラーで剥いてもOKです)
(皮のすぐ内側に荒い繊維質があるので
できるだけ剥きとります、食感を良くするため)
2、1個を縦4等分に切り分けます。
3、さつま揚げは、まとめて2等分に切ります。
ザルに入れ、湯沸かし器の熱湯をザッとかけて、油抜きをします。
(めんどくさい場合はやらなくても問題ないです)
4、だし(480cc)、酒・みりん・淡口醤油(各大さじ2)を
鍋に合わせ強火にかけます。
30ccくらい入る玉じゃくしがあればだし汁16杯、酒・みりん・
薄口醤油をを1杯づ量って合わせれば楽チンです。
5、【煮汁】が沸騰したら、とろろ昆布をバサッと入れて
かぶら、さつま揚げもそろ~っと突っ込みます。
再度沸騰してきたら、弱火にして焚きます。
(弱い沸騰状態をキープ、ぼこぼこ泡が出てかぶらが少しゆれるくらいの
火加減にします、弱すぎると「かぶら」に熱がなかなか通りません)
6、10分くらい焚いたら、かぶらに爪楊枝(or串)をさして
軟らかさを確認します。
力を入れずにスッと貫通するくらいに軟らかくなっていればOK。
刺しながら抵抗を感じるようならまだ硬いのでさらに5~8分焚きます。
”軟らか~く”なれば、出来上がりです。
(焚きすぎるとかぶらが崩れ出すのでそこまでいく
手前で火を止めて下さい)
できれば、このまま3~5時間おいて味をしみ込ませます。
(※すぐに食べることもできます)
7、深さのある器に盛ります。
かぶらを奥側に小高く、さつま揚げを手前に
綺麗に並べて、とろろ昆布ごと煮汁を少量かけて完成です。
柚子の皮を刻んで入れると、香りもよくさらに
美味しそうに演出できます。
煮汁をこしらえたら、切ったかぶらと
さつま揚げを入れて、軟らかくなるまで
焚くだけ。
簡単なのにコクのあるあっさりの
軟らか~いかぶらの煮物が食べれます。
下準備の時間を合わせても調理時間は
20分ほどです。
是非、作ってみてください!
追伸:
さつま揚げの代わりに練り物天ぷらや
厚揚げ、油揚げでもOKです。
天かす、豚肉、鶏肉、挽き肉…
いろいろ応用が利くと思います。
かぶらを使った料理はこちら↓も
おすすめ!
⇒風味がたまらん!かぶら料理
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