「ぞうすい・おじや・お粥の違いとは?」
佐藤 周生です。
今回は「野菜入り簡単おじや」を伝授します。
まだ昼間は温かい感じがする今日この頃ですが、夜朝は寒い日も多いですよね。
そんな時の晩めし。温かい料理が良いですよね。
例えば、「鍋」もいいのですが、私は「ぞうすい」もおすすめしたい料理の1つ。
ぞうすいと言えば、似た料理で「おじや」がありますけど、
さらに「お粥」も似ていると言えば似てますよね。
「ぞうすい」「おじや」「お粥」の違ってご存知でしょうか?
ザックリ分類するとこうなります…
【ごはん・味付き-ぞうすい・おじや】と【米・味なし-お粥】
どういうことかというと【ぞうすい・おじや】は、焚いた米…要はごはんで作るのですが、
お粥は基本的にはお米から作るのですね。
お粥はお米とたっぷりの水から加熱スタート、どろ~んとした粘りが出るまで長く煮込む。
そして「味」、お粥は味も無いですよね。
塩をふって食べることが多いですが、それはあとから食べる人が好みで味付けするので、基本的には味なし。
で、「ぞうすい・おじや」は味付けしたスープや煮汁に【ごはん】を加えて煮込む。
煮込む時間もさほど長くせず、ちょっと煮込んだら卵など加えてすぐ仕上げる…
作り方によっては、味付けしてない煮汁やスープからごはんを煮込んで、仕上げの時に醤油などを加えて味を付けるやり方もあります。
「ぞうすい・おじや」は 、味が付いている、ということですね。
今お伝えした 「ぞうすい」「おじや」「お粥」 の分け方は、あくまでネットや本などで調べたら出てくる一般的なことなので、地方によっては分類が違うかもしれません。
今回、伝授するのは一応「おじや」。
なぜ”一応”なのかというと、
お粥みたいに長く煮込むから。
みりん・淡口醤油で味付けした煮汁に3種の野菜とごはんを加え、コトコトに焚きます。
ごはんが完全にやわらかくなって、粘りが出るところまで煮込むわけです。
なので、おじやとお粥を合わせたような「おじや」ですね。
「おじや」は通常、卵を加えますが、今回はあえて無し。
ごはんと野菜だけのシンプルです。
野菜も3種だけなので、手間もかかりません。
包丁技術がしっかり身に付いている方なら、パパパッと切れるでしょうから、5種、6種とたくさん加えてボリュームアップさせてもOKです。
この「お粥風野菜おじや」、
今回、洗い物を減らそうと思って土鍋で作ったのですが(土鍋なら器に移し変える必要が無い)、土鍋って鍋底に食材がくっ付いて焦げ付きやすい。
このおじやは粘りが出ますから、余計にその確率が上がります。
なので、煮込み中は混ぜながら煮込んで下さい。
そうすれば失敗なく、美味しく食べられます。
私、試食しながら「これ、病院食みたいや…」と思ってしまいましたが、
消化の負担が減らせるので、胃の調子が悪い…体調崩している…という方にはかなりおすすめの一品です。
何より、カラダが温まることが一番のメリットですね。
簡単レシピをご覧下さい!
↓↓
【材料】(1人前)
白菜…中1枚(60g)
しめじ…1/8P(30g)
人参…直径3cm薄輪切り3枚(10g)
ごはん…茶碗1杯(150g)
刻みネギ…少量
くず海苔…少々
【だし】
水…300cc
粉カツオ節…小さじ2杯
みりん…大さじ1杯と小さじ1杯(20cc)
淡口しょう油…大さじ1杯と小さじ1杯(20cc)
今回は卵なしのバージョンですが、卵を入れても美味しいです。
「胃がもたれている…」「食欲があまりない…」そんな時のカラダに易しいごはんとして、
是非作ってみて下さい。
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