「作り方を変えるだけでおもてなし一品!」
佐藤 周生です。
今回は、9月の最後にお伝えした「茄子と鯛の焼き胡麻浸し」の応用法を伝授します!
「茄子と鯛の焼き胡麻浸し」 は、名前の通りで『焼き浸し』という調理法で作る料理…
茄子と鯛の切り身を焼いて、温めた「胡麻だし」をかけるという作り方です。
で、今回お伝えするのは、この料理を【煮物】に仕上げる方法。
今回はタイの切り身でなく、サワラの切り身を使ってますが、「魚の切り身」「茄子」「胡麻のだし」という所は、全く同じ。
で、魚の切り身を焼くところも同じで、変えるのは茄子の皮を剥いて、胡麻だしで煮る…
そこだけ。
茄子は焼かずに焚くわけです。
で、器に焚いた茄子と焼いたサワラを盛っての胡麻だしをかけて出来上がり。
茄子は皮を剥くと半透明の緑色…「翡翠色」になるので、非常に見た目が上品に仕上がります。
皮を剥くだけでおもてなし料理になるわけです。
また、茄子と胡麻は相性がいいので煮物にしても美味しくなります。
こういったちょっとした工夫を知っているだけで、上品な仕上がりにできるだけでなく「1つの調理法」となるので、
魚を代えたり、野菜を代えるだけで新たな一品になりレパートリー増加に繋がるということです。
魚はタラやブリ、シャケでもOK。
野菜は、下茹での必要ない青菜や白菜やきのこ類が早く煮上がるのでおすすめ。
今回の茄子は10分くらい煮るのですが、同じくらいの時間で仕上がる蓮根、南瓜、長芋もおすすめです。
それと「胡麻の煮汁」は、胡麻を大根おろしや生姜おろしに代えたり、海苔やわかめに代えたりすれば磯の香りがしてこれまた美味しいです。
冬場は柚子の皮もいいですね…
『野菜は煮る、魚は焼く』。
この調理法、「焼き浸し」と合わせて、マスターしてみて下さい。
ちなみに魚は焼くと香ばしくなって美味しいので焼くのがおすすめですが、「魚も煮る」方法でもOKです。
短時間で煮上がるで、しっとりした食感で楽しめます。
まずは、「サワラと茄子の胡麻煮」を試してみて下さい。
↓↓
【材料】(1~2人前)
サワラ…1切れ(80g)
茄子(中)…1本(150g)
青ねぎ…1本(3g)(飾り用)無しでもOK
【胡麻煮汁】
割合『出汁14:みりん1:淡口しょう油1』
※↑焼き浸しのだしより薄味の割合になっています。「煮る」と煮詰まるので。
水…210cc
粉カツオ節…小さじ2杯
みりん…大さじ1杯
淡口しょう油… 大さじ1杯
酒…小さじ1杯
練り胡麻(すり胡麻)…大さじ1杯強
具材に煮汁をしっかり絡ませながら食べて下さい。
胡麻風味が一段と強く感じて美味しく食べて頂けます。
茄子を焚いて、サワラは焼いて、煮汁をかけるだけ…
簡単にできますので、是非作ってみて下さい。
ちなみに盛る前にサワラは少し焚いても(温める程度)OK。
この記事へのコメントはありません。