満腹!キノコの豆腐あんぶっかけ蕎麦

【麺料理】蕎麦に味付けした潰し豆腐をかけた「ぶっかけ蕎麦」!豆腐の滑らか食感とボリュームで満腹感もあり、温蕎麦でも冷蕎麦にもできる万能な蕎麦料理です。

『冷たすぎず、熱すぎないこんな蕎麦料理はいかがですか?』

健幸料理家 佐藤周生です。

9月中旬…

若干、涼しくはなってますが、しぶとく(笑)暑さが続いてますよね。

とはいえ、

一気に秋らしい気温に下がることもありますので、着る物もそうですが、食べ物も冷たすぎる物はカラダを冷やすので気を付けたほうがいい。

体が冷え過ぎるというのは、免疫を下げますから健康にとってかなりマイナス。

風邪をひくと体は体温を上昇させ免疫を高めて、ウィルスを撃退しますよね。

体は普段でも気温に合わせて、気を付けたほうがいいです。

食べ物は、けっこう影響されますので。

ということで、

今回は、”温”蕎麦・”冷”蕎麦、どちらでもいける『ぶっかけ蕎麦』を伝授します。

「麺料理」は簡単な晩めしになるので、1年通して欠かせません。
(※麺の原料となる小麦はグルテンの問題もありますので、食べる頻度は少ないほうがいいと思います)

さらに乾麺だと茹でる時間が5分~10分かかりますが、温めるだけの「ゆで麺」を使えば、茹でる時間を省けます。

薬味など準備する時間に使えますから、多くの薬味を加えることができる…

で、問題は麺料理の温度…

真夏の猛暑の時期はキンキンに冷やした「つゆ」をかけて食べれば、体が冷えるので丁度いいのですが、

秋のそこそこ涼しくなった時期にキンキンの冷たい蕎麺料理はカラダが冷えすぎて健康的にはマイナス…

気温に合わない冷た過ぎる料理はちょっと食べにくさもある…

そこで、おすすめの麺料理がこれ、

『キノコの豆腐あんぶっかけ蕎麦』

蕎麦は冷たく、「つゆ(だし)」は熱々でかける蕎麦料理。

なので、冷たすぎず、熱過ぎることもない…

「常温」で食べるちょっと変わったぶっかけ蕎麦です。

そして、その常温に合うようにトッピングに工夫をしてます。

醤油ベースの煮汁でササっと焚いた「しめじと油揚げ」…

そして、「豆腐あん」。

半丁の豆腐を潰して味付け。

これらをつゆをかけた蕎麦にのせるだけ!

肉・魚類を加えてないので、全体的にあっさり味。

でも、豆腐あんとしめじ・油揚げのトッピングでボリュームがあり、満腹感抜群!

もちろん、蕎麦を温めて「温蕎麦」として食べることもできます。

『キノコの豆腐あんぶっかけ蕎麦』は「温度調節」ができる万能な蕎麦料理とも言えますね。

簡単に作れますので、「今日は疲れた…麺で済ますか…」という時に試して頂きたい。

先日、弟が久々に実家に帰って来たので、この蕎麦を試食で食べて貰いました。

「あっさりやけど、満腹感がすごいな」

と高評価。

腹を膨らませるにはピッタリの「男麺料理」になると思います。

それでは、レシピ公開します…

あと「ゆで麺」を使い場合、茹でてあるのでそのまま食べることもできますが、

「一度加熱(茹でる)してから食べるほうが美味しくなる理由」をレシピの中で話しています…
↓↓

【材料】(1人前)
ゆで蕎麦…1玉(冷凍でもOK)
しめじ…1/6袋(30g)
油揚げ(正方形 大)…1/4
刻みネギ…少量

【豆腐あん】
もめん豆腐…1/2丁(150g)
淡口醤油…小さじ1杯~1杯半
砂糖(できれば甜菜糖)…小さじ1杯
胡麻油…小さじ1/2杯

【しめじ・油揚げの煮汁】
割合「出汁8:みりん1:濃口醤油1」
水…大さじ8杯
粉カツオ節…小さじ1杯
みりん…大さじ1杯
濃口醤油…大さじ1杯

【そばだし(つゆ)】
割合「出汁4:みりん1:濃口醤油1」
水…大さじ4杯
粉カツオ節…小さじ1杯
みりん…大さじ1杯
濃口醤油…大さじ1杯

1,豆腐(1/2丁)は、器などで重石をして水分を抜けきます。
2,【そばだし(つゆ)】を作ります。

鍋に水(大4)、粉カツオ節(小1)、みりん・濃口醤油(各大1)を入れます。
3,沸騰したら火を止め、冷ましておきます。

※温かい蕎麦にする場合は、最後に作って下さい。(先に作ると冷めてしまうので)
4,トッピングの「しめじと油揚げの煮物」を作ります。

しめじは根元を切り落とし、大きいしめじは半分に裂いておきます。
5,油揚げは、熱湯をかけて油抜きし、しっかり水分を搾り出しておきます。
6,油揚げは、縦2~3cmの長さで5mm幅に切っておきます。
7,【煮汁】を合わせます。

鍋に水(大8)、粉カツオ節(小1)、みりん・濃口醤油(各大1)を合わせます。
8,煮汁が沸騰したら、しめじ・油揚げを入れ、中火にして焚きます。
9.5分ほど焚いて、煮汁が1/3なったら出来上がり。火を止めます。

このまま自然に冷まします。
10,水分を抜いた豆腐は、ザルで濾します。(指で押し込んでボウルに入れる)

※裏ごしをお持ちの場合は、裏ごしして下さい。
※フードプロセッサーなら滑らかな豆腐あんができます。
11, 淡口醤油(小1~1半)、砂糖(小1)、胡麻油(小1/2)を加えてよく混ぜたら、

「豆腐あん」の出来あがり。

※今回は不健康な「砂糖」を使っておりますが…
例えば、液体系の甘味料「みりん」などを使うと全体の水分量が多くなり、豆腐がベチャ付いてしまう。それのを防ぐため。
あえて水分量を増やさない「砂糖」を使っています。

※甜菜糖ならGI値が低いので、白砂糖よりはマシです。
12,蕎麦は、温めます。

※冷し蕎麦で食べる場合も、一度温めた(加熱)ほうが澱粉が軟化して食感がよくなります。

※ゆで麺(うどん・蕎麦・ラーメンそば)全般、冷めたままでは麺の中の澱粉が硬化しているので、粉っぽく感じます。
(焼きそば(うどん)など炒める場合は、直接入れてOK。加熱すれば軟化します)
13,冷やし蕎麦で食べる場合は、冷してから器に盛ります。

温蕎麦の場合は丘上げして(温かいまま)器に盛ります。
14,豆腐あんを蕎麦にのせます。
15,再度温めた「そばだし」を横からかけて(豆腐あんにかけない)、しめじ・油揚げをザルで水分(煮汁)をきって、豆腐あんの上にのせます。

刻みネギをのせて完成です。

※完全な「温蕎麦」で食べる場合は、蕎麦を熱いまま使って下さい。

冷たくしても、熱くしても美味しい、「豆腐あん」でボリューム感が楽しめる「ぶっかけ蕎麦」です。

肉・卵・魚介類を加えるとさらにボリュームが出て美味しいです。

是非作ってみて下さい。

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