匂い詐欺!?サバのすき焼風しょうが鍋
佐藤です。
私の家では、30年前から猫を飼い続けています。
私が料理に目覚めた小学生のときから…
今、いる2匹の猫で4代目。
母親が”猫好き”なので、家には30年間常に猫がいて、代々猫達には、いろんなドラマがありました。
が、ここで話すと長くなるので、またどこかで興味のある方だけに話そうと思います。
で、最近になって気付いたこと…
台所で私がレシピの製作を始めると猫達は「ニャーニャー」と鳴き出し足にまとわり付いてきます。
いままでは、レシピ製作に集中していたので気付かなかったのですが彼らの様子をよ~く見ると顔を上に向け鼻をひくひくさせている…
特に、ニンニクや生姜など香りが強い料理の時は、「ニャーニャー」がうるさい。
で、
「今、作ってんのこれやでほら食えよ」
と、ニンニクたっぷりで炒めた野菜炒め(野菜のみ)の”キャベツ”を差し出す。
猫は基本的に肉食。
キャベツは野菜なので食べるわけありません。
でも、ひつこく、
「ニャーニャー」と近寄ってきます。
「今作ってんのこれやっちゅうねん!」
と、キャベツを見せても分かるわけないので、匂いがおさまるまでニャーニャーが続きます…
ちゃんとめしを食べさせた後でもいつもこの状態なんです。
で、思ったのが
「やっぱり動物は、みんな同じだな」
と…
人間が何かを食べて美味しいと感じる仕組みは「匂い」食べ物を食べた時、鼻から通った匂いが脳に伝達され、それで「美味しい!」と反応します。
舌で感じる部分もありますが、においの反応の方が大きいです。
試しに鼻を摘んでコーヒーを飲んでみて下さい。
何を飲んでいるのか分からないはずです。
先にコーヒーだと認識して、飲めばわかってしまうので、例えば誰かに目隠しをして何も伝えず鼻をつまんだまま、コーヒーを飲んでもらう。
「さぁ!何を飲ませたでしょう!」
と聞いてみて下さい。
これ、答えられないんです。
カレーライスでやるともっと面白い。
それほど「おいしい!」には”匂い”が影響しています。
なので、クセのある食べにくい食材にイイ香りを付ければ美味しい料理として食べることができる。
悪くいえば、「騙せる」わけです。
牛肉のステーキにニンニクや胡椒を付けるは、そのためだと思います。
(日本の牛肉は、さほどでもないですが外国産は加熱すると臭いです…)
ということで、「猫達もいい匂いで反応するんだな」と気付かされた出来事でした。
(猫は人間の数万倍、臭覚が優れていますから、よけいに反応するのだと思います。
ちなみに犬は100万倍だそうです…)
で、この鍋も、ある意味匂いに騙されて美味しいと感じるかもしれません…
今回のおすすめ、
「生姜の効いた、さばのすき焼風鍋」
すき焼風のだしにおろし生姜を入れ生姜風味を効かせ、白菜、玉ねぎを加えて煮込み、自然の甘味を引き出す。
メイン食材は「さば」生姜の風味でさばの臭みも抑えらさばの旨味を強く感じられます。
そして、すき焼風のだしは”濃口醤油”の鍋だし。
なので、ちょっと濃い味。
ごはんがすすむ「おかず鍋」になります。
濃いといっても葱などの野菜とサバを合わせながら口に含めばあっさりと食べられます。
調理は簡単。
すき焼風だしを合わせ、さば、野菜を入れて焚くだけ。
15分もあれば晩飯が完成します。
生姜風味で「おいしい!」と騙されたい場合は
詳細レシピをみて下さい!
↓↓
【材料】(1人前)
生さば…片身(150g)
白才…中1枚半(100g)
玉ねぎ(小)…1コ(80g)
青ねぎ…1~2本(50g)
しめじ…1/5(50g)
えのき…1/6束(30g)
《鍋だし》
水…120cc
清酒…20cc
濃口しょう油・・20cc
みりん…20cc
粉かつお節…小さじ1
おろし生姜…3g
(スライスでもOK)
ごはんが進む「おかず鍋」になります。
旬のさばを準備して作ってみて下さい。
この記事へのコメントはありません。