「万能玉みそ」=「酢みそ」!?
佐藤です。
今回は、
「万能”玉みそ”で作れる、簡単京風酢みそ」
を伝授します。
”酢みそ”とは?…
字のごとく、味噌に酢を加えたもの。
基本的には、味噌は白みそを使います。
ちょっと辛子を加える場合もあるので、「辛子酢みそ」という名前も聞いたことがあると思います。
例えば、酢みそを使う料理…
「タコの酢の物にかけたり」とか、
分葱とイカと酢みそを和える「ぬた和え」とか、
春なら「ホタルイカに酢みそ」をかけて食べたりします。
で、その酢みそ…
単に「味噌」に「酢」を加えただけでは、美味しくならないです。
甘みや辛みもちょっと加えてあげる必要があります。
それに、みそ味と甘みと酸味、さらに辛味と…
4つの味バランスを取るのは意外と難しい。
適当に作ると多くの場合、失敗します。
美味しくならない…
それなら、スーパーの「酢みそ」ならどうかというと、原料のコストを抑えて安価で販売しているので、イマイチ美味しくないです…
ですが、つい先日伝授した、あの「万能”玉みそ”」あれば「酢みそ」は、簡単に美味しくできるのです。
「万能玉みそ」にからしと酢とみりんを加えるだけ。
すでに「万能玉みそ」が絶妙の味バランスになっているので、酸味と辛さの加減だけ、ちょっと調節すればいい。
家庭でどんな食材にもマッチングする美味しい「辛子酢みそ」が、簡単に作れます。
(辛子が苦手な方は入れなくてもOK)
この「辛子酢みそ」ができれば、あなたの料理レパートリーは、50種類以上増えたことが確定したも同然。
「ぬた和え」
「タコの酢みそ」
こんな、ありきたりの料理ができるだけではありません…
スナップエンドウ、こんにゃく、アスパラ、ブロッコリー、これらをササっと茹でて、「酢みそ」をかけても美味しいし、他にも、茄子や白ネギ、ゴーヤなどをグリルやフライパンで焼いて酢みそかけて食べると、これまた旨い!
ホタテやイカを茹でて、酢みそをかけるだけでも美味しい。
また、
「若布とアサリ」
「ふきのとうとイカ」
「豚肉と独活」
「ホタテと分け葱」
などなど、いろんな組み合わせで「ぬた和え」も美味しくできます。
春野菜なら、酢みそをかけると春野菜独特のエグミが抑えられるので、相性がイイです。
魚介類で、酢みそと相性がいいのは「ハモ」もちろん、肉類で鶏肉、牛肉も使えますし、フキやセロリなどを「酢みそに漬け込む」なんて方法もあります。
こうやって紹介していくと酢みそ料理は”無限”といっていいほどいろいろできます。
50種類どころではないですね。
今回の酢みそ、万能”玉みそ”で作るから、「万能”酢みそ”」です。
酢、辛子を加えるだけで充分美味しいのですが、さらに美味しくするため”胡麻”を加えます。
すり胡麻ですね。
京料理の酢みそというのは、胡麻を加えるのです。
胡麻を効かせると、濃厚な胡麻の香りが加わってさらに美味しく感じます。
今回、この「京風酢みそ」を使った、さらし鯨の酢の物一品を伝授!
私の地元では、さらし鯨に酢みそをかけた料理を「おばけ」と言います。
さらし鯨のなんとも言えない見た目が”おばけ”に似ているから、そんな名がついたのではないかと…
他では、なんていうのでしょうか?…
で、今回、さらにさらに美味しい「酢みそ」を作って頂くために、ある”隠し味”をお教えします。
おそらく腕のいい職人さんでも知らない方法…
まだ、誰にも伝授したことがありません。
酢みそと絶妙に合う、ある”隠し味”とは?
知りたい場合は、すぐにレシピをご覧下さい。
↓↓
【材料】(1人前)
さらし鯨…150g
※できれば無添加のさらし鯨(⇒おすすめ「無添加さらし鯨」)
胡瓜…1/3本
【京風酢みそ】
万能玉みそ…20g
「万能玉味噌の作り方」は、⇒こちら
穀物酢…小さじ2杯(10cc)
みりん…小さじ1杯(5cc)
白煎りゴマ…小さじ2杯
ねりからし…少量
(市販のチューブからしでもOK)
マヨネーズ…小さじ1/2杯
※できれば、100円ショップにもある、すり鉢と擂り粉木(すりこぎ)を準備して下さい。
さらし鯨に『京風酢みそ』を付けながら食べてもいいですし、今回のように上からかけてもいいです。
”かける場合”の『酢みそ』は、酢の量を若干減らして、濃度が濃いほうがいいです。
(濃度が薄いと流れ落ちて、盛り付けが下品に見えるので)
『京風酢みそ』を使って作れる料理、例えばこんなこともできます…
スライスした玉ねぎにかける、
レタスに付けながら食べる、
茹で若布にかけて食べる、
ぶつ切りの長いもと絡める…
などなど、ちょっとした酒のアテが欲しい時にササッと作れます。
この『京風酢みそ』を作って食べて、気に入って頂けたら「作り置き」も可能です。
3週間ほど、日持ちします。
是非、作ってみて下さい!
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