海老のだしが効いた茄子の焼き浸し

【副菜・惣菜】揚げずに「焼く」、茄子の焼き浸し!干し海老を使って濃厚な海老風味を加えただしが茄子にしみ込みます!

「”あれ”を加えるだけでおいしい茄子のお惣菜」

作り置きにおすすめしたいお惣菜があります。

佐藤です。

今回は、「海老の風味でおいしくなる”茄子の焼き浸し”」を伝授します。

作り置きできるおかずやお惣菜は、たくさん知っておくほど、毎日の献立作りが楽になります。

面倒なのは、”作る”その時だけ。

日持ちするわけですから3~4日、長く持つ料理なら一週間の間、1品、2品作らずに済む。

さらに、そういったお惣菜が3つもあれば、メイン的なおかずを作るだけでいいですよね。

そして、種類もたくさん知っていれば「作り置きお惣菜」に飽きることも無いです。

そこで、おすすめが、これ

海老のだしが効いた茄子の焼き浸し

「茄子の揚げ浸し」は、定番料理ですが、”だし”にちょっと手を代えるだけでまた違った風味で楽しめます。

通常カツオ昆布だしで作る”浸しだし(汁)”に1袋200円ほどの『干し海老』をチョロっと加えるだけ。

茄子と海老というのは相性がいいのでこれだけでおいしくなります。

海老の濃厚な風味が茄子の美味しさを押し上げる…「茄子揚げ浸し」の新しいバリエーションとして、新たな作り置きお惣菜になってくれます。

で、ザックリ作り方を説明しますと、ナスを輪切りにして、油を絡めてフライパンで焼き、

「海老浸しだし」に漬け込む。

これだけ。

基本的に茄子は油で揚げるのですが、揚げると後片付けが大変ですし、残りの油の活用法が分からないとこれまた困る…

なので、フライパンで「焼く」わけですね。

揚げ浸しではなく、「焼き浸し」…茄子は油と相性が良く、油が多いほうがおいしくなるので、多めの油を先に茄子に絡めておいてそれから弱火でじっくり焼く。

フライパンに油を敷いてから焼くと先に入れた茄子が油を吸い取ってしまい、油が均等にいきわたりません。

なので、焼く前に油を茄子に絡めておきます。

この方法ですと、揚げるより油の吸収が少なくて済みますしね。

で、

この調理法で作る茄子の揚げ浸しの唯一のデメリットは、皮が若干硬く感じる…

熱を通しやすくするため、輪切りにしてあるので、フライパンでは皮部分が

しっかり加熱できないのです。

それで硬いままになる。

食べられないほどではないのですが若干、噛み応えがあるという点がデメリット。

しかし、味は間違いなくおいしいです。

海老のだしが効く、前に”浸しだし”がおいしい割合になっていますからね。

私がホテルの和食部門に勤めている時につまみ食いして最高においしかった、「海老のだしが効いた、茄子煮浸し」を「作り置きお惣菜」として作ってみて下さい。
↓↓

【材料】(5~6日分)
長茄子(大)…3本(1本250g)
油…大さじ5杯

【浸しだし】
干し海老…10g
だし…150cc
(水90cc+かつお出汁の素3g)
みりん…60cc
酒…大さじ2杯
濃口醤油…大さじ2杯

1、茄子は、両端を斜めに大きめに切って中央部分は5~6mm厚の輪切りにします。
2、両端部分は、縦にして2~3等分します。
(立てて)両側の皮を少し切り落とす、熱が通りやすくなる)
(この切り方なら端の部分も大きさを揃える事ができます)
3、切った茄子をボウルに入れ、油(大さじ5)を回しかけ、油が茄子の表面全体に馴染むように混ぜます。
ボウルをゆすって混ぜれば、茄子が潰れにくいです。
4、フライパンに(3、)の茄子を重ならないように広げて入れ、中火にかけます。
焦げないようにじんわり加熱していきます。(4~5分)
5、焼いた面が少し軟らかくなったら裏返して反対面も中火のまま焼きます。
(4~5分)
6、焼いている間に【海老浸しだし】を作ります。
鍋に、だし(150cc)、みりん(60cc)、濃口醤油、酒(各大さじ2杯)を
合わせ、強火にかけ沸騰したら火を止めて自然に冷ましておきます。
7、茄子に菜箸を刺し、やわらかくなっていれば取り出します。
8、軟らかくなった茄子から順に取り出し、タッパなどに重ねて入れます。
9、ある程度冷めたら(茄子も海老浸しだしも)、海老浸しだしをタッパに注ぎいれます。
(干し海老も全部入れる)
10、茄子がだしに浸かって無い場合は、キッチンペーパーをかぶせて
全体がだしに浸かるようにします。
完全に冷めたら、フタをして冷蔵庫で1日以上寝かて出来上がり!
(最低1日は寝かせて下さい。味を浸み込ませるためです)
11、小鉢に5~7カン(一人前)、小高く盛り付けて【海老浸しだし】も少しかけて完成です!

なすと干し海老を準備して下さい。

夏から秋にかけておいしい季節感のある作り置きお惣菜です。

海老の風味が茄子にぴったり合います。

1週間日持ちしますので、是非休みの日、または空いた時間に作ってみて下さい。

茄子とぶりカマの簡単煮付け

スムーズで気楽な調理ができる方法

関連記事

  1. 海老とほうれん草のトマトチリソース煮

    トマト缶で作るちょい辛海老料理佐藤です。「トマトのホール缶を使った海老料理」を伝授します…

  2. さんま缶と茄子の浸し

    さんま缶が極旨煮物になる!?さんまの蒲焼の缶詰を利用した「極旨茄子の簡単煮物」を伝授します…

  3. 豪快一丁!豆腐のオクラ鶏そぼろ餡かけ

    「食欲そそる!豆腐とオクラの餡かけ料理」佐藤 周生です。今回は、「豆腐を…

  4. その辛さ、よく分かります…

    佐藤です。今回は、レシピの紹介ではないですが、私がブログで料理のことを伝えようと思…

  5. 肉や魚の塩加減を分かりやすくする方法

    「少々?適量?適宜?それが分からない...」佐藤です。世の中のほとんどのレシピに書かれてい…

  6. 緑茶とカツオ出汁のえび天茶漬け

    『かき揚げ、投げつけたろか!』佐藤です。今回は、「天ぷらなのにあっさりで食…

  7. 薬膳調味料「クコの実しょう油」

    手軽な栄養補強になる調味料はいかがですか?健幸料理家 佐藤周生です。今回は、…

  8. 豚ロース肉のカリッと天ぷら!からししょう油に付けて

    「濃厚香ばしい!胡麻油の豚天」佐藤 周生です。私、あまり揚げ物は紹介しないのですが…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
PAGE TOP