鮮度ギリギリ茄子の復活方法
佐藤です。
今回は、
「傷んでしまった茄子を美味しく食べる方法」を伝授します。
「おッ!今日は茄子が安い!」
とスーパーで特売の茄子を買って帰る。
「これで”何か”作ろう」
とその時は思うのですが、冷蔵庫にしまうと忘れてしまうものです。
”何か”と漠然に思ってしまうことがけっこう問題…
「この茄子で”揚げナスの煮浸し”を作ろう」
と具体的に決めていれば忘れにくいのですが、”何か”、だと茄子の存在すら忘れます。
で、冷蔵庫の中で一週間眠り続け、奥の方にある茄子にふとした瞬間に気付くわけです。
「あっ!茄子忘れてた!」
シャキッとして光沢のある黒色(紫)をしていた茄子は、水分が減りヨレヨレ…
光沢はなくなりところどころ茶色の皮になっている…
鮮度は落ち、「ギリギリ食べられるかな」という状態です。
一部分でも腐敗していれば、思い切って捨てられるのですが、「ギリギリ食べられそう」の時もあるわけです。
こういうときは、
「捨てるか…」
「勿体無いから何かの料理にするか」
迷うこともあると思います。
そこで!
そんなヘタレ茄子が美味しくなる、おすすめの調理法があります。
それは、「焼き浸し」
みりん、しょう油などで味付けした「だし」に焼いた食材を浸け込む。
食材にしっかり味を染みこませて食べるという調理法です。
鮮度の落ちた茄子がちょっとした一品料理として復活するわけです。
今回は茄子を焼いてだしに浸ける、『茄子の焼浸し』
要は焼茄子の味付けバージョン。
簡単にいってしまうとそんな表現になりますが、これが旨い!
漬け込んで一晩寝かせれば、さらに旨い。
なぜなら、完全に芯の芯まで味がしみ込むから…
これ、作り置きも可能です。
4~5日日持ちします。
この焼浸しの方法は茄子以外の野菜にも使いえます。
南瓜、しし唐、万願寺青唐、甘長唐辛子、ピーマン、パプリカ、オクラ、アスパラ…
などで作ると美味しいです。
「茄子の焼浸し」は、私がお店で「付き出し(お通し)」として作っていた料理。
(もちろんお店では”ギリギリ”の茄子は使いません…)
これ、よく冷やしてお客さんに出すといつも喜んでもらえました。
たまにとろろ芋をかけて出すとこれまた残さず食べてくれるのですね。
”へタレ茄子”が夏の美味しい一品に変貌する、
「焼浸し」レシピはこの先です!
↓↓
【材料】
長茄子(ロングサイズ)…1本(250g)
しょうがスライス…10g
《浸しだし》
「出汁8:みりん1:淡口醤油1」の割合
水…大さじ8杯(120cc)
みりん…大さじ1杯(15cc)
淡口醤油…大さじ1杯(15cc)
粉カツオ節…小さじ1杯
「茄子がヤバイ!」時に作ってみて下さい。
ヤバクない茄子でも美味しくできます…
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