「塩分控えましょう!」は嘘!?
佐藤 周生です。
今回は、「塩味ベースの簡単”だし鍋”」を伝授します。
朝夕、少し寒さを感じるようになってきましたね。
なので今回は、鍋シーズン到来前の準備運動がてら、「簡単にできる鍋」をおすすめしよう思います。
で、この鍋、味付けのベーズが塩味なので、それなりの量の塩を使います…
こういった塩味をメインにした料理をお伝えすると、一定数の方がきまって「塩分」を気にされます…
「塩分、控えたいのでこのレシピは作れません」
とか、
「塩はあまり使いたくないので、少なくして美味しくできませんか?」
といったご意見を頂くわけですね。
多くの方は、「塩分」は悪い物…
もうちょっとエスカレートすると「塩」は、全て悪!みたいな考えを持っている方も…
これ「塩分の摂り過ぎは高血圧になる」というのが、常識になっているからではないでしょうか。
でも、本当に塩分は悪者、「塩=悪」なのでしょうか?
多分、多くの方が真実を知らないので、そんな考え方になってしまうのかもしれません…
そもそも、現代病とも言える「高血圧」の原因を作ったのは政府なのです。
細かく話すと長くなるのでザックリと説明しますが…
昔の「塩」の製造の主流は塩田。
家族経営で作っていた所もたくさんありました。
しかし、明治38年、日露戦争の軍備調達のため、塩の専売制度が実地され、(かなり省略)これがキッカケで、「公益専売」という形に変わって、政府が塩の専売権を持ったわけです。
(現在の公益財団法人、塩事業センター)
安定して国民に供給するためという建前で、「安価な塩」が作られるようになり、生産性の悪い昔ながらの製造法は廃止されました。
早さと安価を求めると無駄をなくすため大量生産の製造法になりますから、塩の質は落ちます。
これが「食卓塩」要するに本来、塩に多く含まれる貴重なミネラル分が抜き取られた「塩」が全国に流通したのです。
人間の体に必要なのは、塩分とその「ミネラル分」例えば、ミネラル分の中には、体の塩分量を適正に保って、排泄してくれる効果の「カリウム」も入っています。
こういった健康に直結する大事な成分が抜き取られた「塩分」だけの塩を毎日、毎日摂っていれば、どうなりますか?
体がおかしくなって当然…
現代の「高血圧症」を作り出したのは、政府…国なのです。
全てが原因とはいえませんが、間違いなく大きな原因を作ったと言えます。
要は「塩分は、控えましょう」と言っても、しょう油などは別にして塩で考えた場合、それは、”塩の質”の問題。
極端に言ってしまえば、塩辛いだけのミネラルの抜けた塩分(精製塩など)ばかり摂っているから、体がおかしくなる…
要は、「高血圧」の可能性が高まる。
その「高血圧」が元で動脈硬化や心臓肥大が進み、結果、脳卒中、心筋梗塞、腎不全などになるわけです。
「塩分は控えましょう!」
ではなく、本来なら、
「ミネラルが抜けた塩分は控えましょう!」
というべきではないでしょうか。
現に、貧血の方が「塩分がダメ!」と思い込み、減塩の食生活を続けていましたが、ミネラルを含む「塩」をしっかり摂る(かなり多く)食事療法に変えたことで貧血が完治しています。
造血のためのミネラルを含む「塩分」が足りてなかったのです。
他にもこの食事療法で、「白血病」が改善した例もあります…
人によっては、減塩どころか塩分が足りてない場合もあるわけです。
こういった真の「塩分」というものを知って頂き、「減塩の食生活が本当に正しいのか?」を、一度考えて頂きたい…
(※もちろん、日々過度な塩分(ナトリウム)の摂り過ぎも、カラダに問題が出てきます)
ちなみに私がおすすめしている「塩分」…
塩は、『ヒマラヤ岩塩』です。
(※ミネラルが多い塩が良いのですが、かといってミネラルが多すぎる塩も駄目。内臓に負担をかける物質がたくさん含まれているため)
ミネラル分が多いので、後味が甘く感じます。
なので、料理的にもおすすめ。
今回の簡単鍋に使う塩も、できれば「食卓塩」は避けて頂きたいですね。
『豚肉とネギの玉子とじ旨塩だし鍋』
は、塩ベースのだしに、豚肉と豆腐とネギを加えるという、シンプルな具材だけで作れます。
最後の仕上げに溶き卵を加えることで、甘みが出て美味しさが増します。
簡単すぎるので、多くの説明は不要かと…
レシピ、みて下さい。
↓↓
【材料】(1人前)
豚肉切り落とし(もも)…100g
絹ごし豆腐(300g)…1/2丁(150g)
青ねぎ…1本分(5g)
卵…1コ
粉山椒…少々
【鍋だし】
水…450cc
塩…3~4g
みりん…小さじ2杯
淡口醤油…小さじ2杯
粉カツオ節…大さじ1杯
豚肉の代用は、鶏もも肉、ホルモン、鴨肉などの比較的脂分が多い肉類が合います。
是非、作ってみて下さい。
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