たけのこの間に残った”ぬか”を 取り除く方法

「その前に!やっておくべき「作業」」

佐藤です。

先日、更新が間に合わなかったので今回2回更新します。

1回目の更新は、「たけのこの間に残った”ぬか”を取り除く 『下茹でのあとの下茹で』」を伝授します。

前回、最後に”和”にこだわらない「たけのこ創作煮物」を伝授しますと言いましたが、その前におろそかにできないやっておくべき「作業」がありました。

これをやらないと、この後のたけのこ料理の”でき”が悪くなります。

仕上がりが悪くなる。

前回伝授した、「丸ごと茹でられない、デカイ”たけのこ”を茹でる方法」は、「たけのこ」を2~8等分に切り分けてから茹でます。

で、「たけのこ」の中は、断続的に空洞になってます。

そうすると、ゆでてる間に”ぬか”がそこに入り込むわけです。

この状態のまま・・・

”ぬか”が入り込んだまま料理すれば、煮物の煮汁にぬかがタップリ・・・ってことになります。

食べられないことはないですが見た目が、汚らしくなります。

この残り”ぬか”。

茹で終わってすぐに気付かないんですね。

食べやすいサイズに切ってる時にはじめて、「うわッ!なんじゃこれ!」「あッ!そうか”ぬか”が入ってるのか」

と気付くのです・・・

「洗ったら取れるんじゃないの?」という意見もあるでしょう。

確かに洗えば取れるのですが・・・

たけのこの空洞を1つ1つ確かめながら洗うとどれだけの時間がかかるでしょうか?

やってられないです、そんなめんどくさいこと。

それに、空洞の細い部分に入り込んだ”ぬか”はなかなか取れません。

そこで、これ!

「たけのこの間に残った”ぬか”を取り除く 『下茹でのあとの下茹で』」

これは、たけのこを 食べやすいサイズに切ったあと、「再度タップリの湯で茹でるの方法」です。

グラグラ茹でると、中に入り込んだ”ぬか”がジワジワ抜け出ます。

Tシャツに付いた”シミ”が強力な洗剤を使った洗濯機によってジワジワ、ジワジワ取れていくイメージ。

「再度タップリの湯で茹でる方法」

この1(ワン)作業だけで「たけのこ」に入り込んだ”ぬか”が取れちゃうんです。

1つ1つ空洞を確かめて洗わなくて済みます。

「たけのこ」を料理する時、皮ごと茹でる最初の作業が『下茹で』です。

ですが、もう1度「茹でる」作業が加わるので、『下茹でのあとの下茹で』です。

詳しいやり方見てください!
↓↓

1、茹でた「たけのこ」。一晩そのまま寝かせてあくる日に料理してもいいのですが、今回は、ある程度冷めた状態(ぬるい状態)から次の作業に入ってます。
2、「たけのこ」周りを”ぬか”が取れるまで綺麗にすすぎ洗いします。
 
穂の部分(半分に切った上部)の硬い皮を中の軟らかい皮が出てくるまで剥き取ります。(5~8枚)
 
先端に少し硬い皮が残っている状態(写真)まで剥きます。
3、下部分は、根元(根はないですが)が硬いので、7mm~1cm厚で切り落とします。
 
次に、外側のデコボコした部分を包丁で剥き取ります。

(この部分も硬いので切り取ります。もし剥くのが難しい場合は包丁の刃元でガリガリ削り取ってもOK)
 
再度、流水で洗います。
4、(3、)を縦2等分に切って1cm厚に切り分けます。

(たけのこの大きさで変わります、超大きな「たけのこ」は縦3~4等分に切る場合も)
 
で、この作業で気付くと思いますが・・・
 
「たけのこ」の間に”ぬか”がけっこう残っていることに。
 
とりあえずこのまま置いて、次に穂の部分を切り分けます。
5、穂の部分の先端、硬い皮をストン!と切り落とします。
 
硬い皮の茶色がなくなった位置が切る場所です。
 
(できるだけギリギリを狙って下さい。余分に切り捨てるともったいないので。

穂の部分は「たけのこ」の食部の中で一番柔らかく価値のある食部です。”姫皮”ともいいます。)
6、(5、)を2等分~4等分に切り分けます。この↓切り方です。
 
7、この穂の部分も切ると、間に”ぬか”が残っていることに気付きます。
8、間に残っている”ぬか”を完全に取るため、再度茹でます。

下茹でのあとの下茹で。
 
切った「たけのこ」を大きめの鍋に入れ(穂の部分は姫皮が取れないよう、やさしく丁寧に慎重に扱って下さい)タップリの湯で茹でます。
 
湯が少ないと、抜け出た”アク””えぐみ”を再度吸い込んでしまいます。
 
『下茹でのあとの下茹で』は、”ぬか”を取る作業ですが、「たけのこ」に残っている”アク”や”えぐみ”も取ってくれます。

なので、タップリの湯が必要です。
 
沸騰したら中火にして、アクをすくい取りながら5~10分茹でます。
 
その後、流水にさらして冷まし、4、5回すすぎ洗いし、”ぬか”を流します。
 
水にぬかが浮いてなければ、出来上がり。

”ぬか”をしっかり取るため、是非!やってみてください。

『下茹でのあとの下茹で』 は、

・空洞に残った”ぬか”を取る・”アク”、”えぐみ”を抜く以外に、

「たけのこ」の茹で加減が浅く、柔らかくなってなかった場合に、軟らかくするために使える方法でもあります。

是非!マスターしておいて下さい。

香ばししょう油の豪快!切り身の焼き鯛茶漬け

ちりめん山椒煮と高菜の巻き”めし”

関連記事

  1. えび玉 たけのこ餡かけ

    かに玉を超えた「海老玉」のおいしさとは?佐藤です。今回は、「かに玉ではなく、”海老…

  2. 筍とシャケカマの豪快!炊き込みごはん

    3つの「めんどくさい」を解消して簡単に炊き込みごはんを作る方法佐藤です。炊き込みご…

  3. 手間なし!若筍茶碗蒸し

    20分弱で作れます...佐藤です。茶碗蒸しと聞くとやっぱり、「めんどくさそう…」と…

  4. 豪快!鶏肉の炊き込みご飯

    主食と主菜を同時に作れる!?佐藤 周生です。今回は、「主食と主菜を同時に作る方法」…

  5. 風味豊かな!ホタテとタケノコの胡麻煮

    つまみ食いが目的!?佐藤です。今回は、『練り胡麻』を使ってできる「簡単煮物」を伝授…

  6. 市販の”水煮のたけのこ”を使った 料理の大事な”コツ”

    やっぱり、コレやらないと・・・・佐藤です。「「水煮たけのこ」の大事な”コツ…

  7. 煮物用”たけのこ”の切り方

    「たけのこ水煮を美味しそうに切る方法」健幸料理家 健幸アドバイザー 佐藤周生です。…

  8. 練り天と冬野菜の煮物

    「強火って具体的にどのくらい?」佐藤 周生です。『火加減を熟知して、加熱調理レベル…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
PAGE TOP