「煮汁のアレンジであの料理が・・・」
佐藤です。
最近のレシピ本でよく見かけるのが「肉豆腐」。
「定番料理になった」といっていいくらい煮物のカテゴリなどに載っています。
濃口醤油の甘辛い煮汁に豆腐と肉、野菜などを入れて煮込むだけ。
こういった煮物も寒い冬には欠かせない温かい料理の1つだと思います。
ですが、これ、”煮汁の美味しさ”あってのイケテル料理。
肉と豆腐を入れてと言っても煮汁が美味しくなければ、すべて美味しくない、ということになります。
そこで、おすすめしたいのがこの方法。
先日伝授した、「牡蠣の玉子とじ鍋」 。
この料理の煮汁をちょっとだけ変化させるだけで、「肉豆腐」の煮汁として使えます。
【出汁6:酒1:みりん1:濃口醤油1】
すでに覚えて頂いていると思いますがこの煮汁の”出汁の割合”を「5」に変えます。
【出汁”5”:酒1:みりん1:濃口醤油】で、少し砂糖を加えます。
これを鍋に合わせて、肉と豆腐を加えてグツグツ煮込むだけで美味しい「肉豆腐」が作れます。
煮込んでいると豆腐から水分が出て煮汁が薄くなるため、出汁の割合を「5」にしているのですね。
すこ~し濃い煮汁にアレンジ。
【出汁6:酒1:みりん1:濃口醤油1】の煮汁は、出汁の割合を変えたり、甘味を足したりするだけで、いろいろと応用ができます。
例えば、・・・
・親子丼などどんぶりのだし
・ひじきの煮物
・里芋の煮っ転がし
・しいたけの佃煮
などなど、様々なアレンジが効きます。割合の煮汁を覚えて煮物料理を作れば失敗する事はほとんどなくなると思います。
私自身、現役の時は8割以上の煮物料理に「割合の煮汁」を使って作っていました。
常に美味しい。常に同じ味。
だから、どんなお客さんが来店しても「このお店は旨い!」と思ってもらうことができる。
そして、常連さんになってもらえていたわけです。
”肉豆腐”も「割合の煮汁」を使えば、いつも簡単に美味しい味で作って食べることができます。
レシピのほうで確認してみて下さい。
↓↓
【材料】(1人前)
牛小間切れ肉・・・80g
焼き豆腐・・・1/2丁(150g)
春菊・・・1/3束
>白ねぎ・・・1/2本
《煮汁》
【出汁5:酒1:みりん1:濃口醤油1】+砂糖
水・・・150cc
(粉カツオ節・・・小さじ2)
酒(清酒)・・・30cc
みりん・・・30cc
濃口醤油・・・30cc
砂糖・・・小さじ3杯
(みりんなら大さじ2杯足して下さい)
卵を加えても美味しいです。
焼き豆腐をもめん豆腐、厚揚げに変えても美味しくできますし、牛肉も豚肉、鶏肉で応用できます。
是非、作ってみて下さい。
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