ゴーヤーと炒り玉子の紫蘇炒め

【酒のアテ】野菜中心のシンプルなゴーヤーチャンプル。紫蘇のふりかけだけで簡単味付け!あっさりであと一品の副菜にもなる一品です!

『ゴーヤーを美味しくする食材の組み合わせとは?』

健幸料理家 佐藤周生です。

【ビールのアテになる夏の一品!】

とりあえず今回で一区切りしようと思います。

まだまだ、夏は始まったばかり。

これまで紹介したような、簡単な夏の一品を今後もちょくちょくお伝えしますので、是非レパートリーに加えていって下さい。

で…

夏と言えば「ゴーヤー」というイメージがあるかもしれません。

ちなみに以前、沖縄の読者さんに指摘されたのですが、「ゴーヤ」ではなく「ゴーヤー」と伸ばす言い方が正しいそうです。

そんなゴーヤーは、はっきり言って苦味が強いので、素直に美味しい食材とは言えず、健康のために食べる野菜という感じもしますよね。

実際、ゴーヤーの栄養価は高い!

例えば、ゴーヤーに含むビタミンCは100gあたり約70mg~最大150mg!

ビタミンCが多いと言われるレモンでも50mg、キウイでも69mgです。(どちらも100gあたり)

如何にゴーヤーのビタミンC含有量が多いかが分かると思います。

何より、ゴーヤーに含むビタミンCは「熱に強い」!

通常ビタミンCは加熱で約20~40%ほど失うのですが、ゴーヤーのビタミンCはそれより少ないと言われています。(調べたのですが、具体的な数値は分かりませんでした)

加熱しても壊れにくい構造をしているので、たっぷり摂取できます。

さらにゴーヤーから多くのビタミンCを取る方法がある!

それは「綿」も食べる。

ゴーヤーのタネに絡んでいる白いもの。

実は果肉より「綿」のほうにビタミンCが多く、240mg(100gあたり)も含んでおり、
果肉を食べるより綿を食べたほうが良いくらいなのです。(笑)
(宮崎県食品開発センターの研究)

要は、綿も捨てずに食べる!ゴーヤーはタネ以外捨てるところは無いと。
(タネは消化の邪魔をするので食べないで下さい)

また、ベータカロテンも多く、油と合わせて食べると吸収力アップ!

それ以外にも苦みの成分モモルデジンは血糖値&血圧を下げる効果がありますからね。

このように、やはりゴーヤーは健康に良い野菜であることは間違いないです。

そんなゴーヤーを使った代表料理が「ゴーヤーチャンプル」。

これ、 素晴らしい料理の1つですが、

「調理」に関していうと具材が多いほど切る手間がかかって面倒に感じたりします。

さらには、味付け…

調味料をあれやこれやと組み合わせるのも面倒ですよね。

そこで私、超簡単な最低限の食材で美味しく作れる「ゴーヤーチャンプル」を開発しました。

それが『ゴーヤーと炒り玉子の紫蘇炒め』

食材は、ゴーヤーと玉ねぎと卵の3つだけ。

ゴーヤーは苦みが強いので、それを押さえる食材を合わせるのがポイント。

玉ねぎ、卵の自然な甘みが加わると、かなり苦みを抑えられ美味しく食べることができます。

美味しく仕上げるために最低限の少ない食材に絞ると、

ゴーヤーと”玉ねぎ”と”卵”になったということです。

で、味付けも簡単。

「紫蘇のふりかけ(もちろん無添加を使って頂きたい)」をパラパラっと加えるだけ。

味噌やら、みりんやら、しょう油やらいろいろ入れと手間がかかって面倒くさいですからね。

「紫蘇のふりかけ」ならあっさり味になり食べやすい。

献立のあと一品の副菜にも最適だと思います。

もちろん、ビールにも合う!

で、仕上げに香ばしさを加えるためにある調味料をちょこっとだけ加えます。

これだけで、グン!と美味しさがUPしますよ。

私、4年くらい前までは痛風の再発が怖かったので、アルコールを控えてまして、

当時は、この料理を試作した時、「これは絶対ビールが欲しい!」ということで、

200ccのちっちゃい”一番搾り”の缶を片手に 『ゴーヤーと炒り玉子の紫蘇炒め』を食べました 。

ビールが苦いせいか、ゴーヤーの苦みがさらに気にならなかったですね。(笑)

仕上げの”ある調味料”は、レシピで確かめて下さい。
↓↓

【材料】(1~2人前)
ゴーヤー…中1/2本(100g)
玉ねぎ…1/2コ(80g)
卵(L玉)…2コ
紫蘇ふりかけ…3~4つまみ(できれば無添加)
濃口醤油…小さじ1/2杯(2.5cc)
油…小さじ1杯+小さじ2杯

1、玉ねぎ(1/2)は、4mm幅で切ります(繊維に沿って切る)

2、ゴーヤー(1/2本)は、縦半分に切って種とワタを取り出します(白い綿は
少々残ってもOK)
※写真では、ゴーヤが大きかったので1/3本にしています。

3、3mm幅で切ります。

細くなった部分は斜めにして切れば、大体大きさが揃います。

4、ボウルに卵を割り入れ、白身が見えなくなるまで混ぜておきます。

5、フライパンを強火で熱し、40秒後、油(小さじ1)を入れて全体に馴染
ませ、中火にしてゴーヤーと玉ねぎを入れて混ぜながら炒めます。

6、玉ねぎが少し軟らかくなったら、ボウルなどに取り出します。

7、フライパンは洗わず、再び火にかけ、油(小さじ2)を加えて全体に馴染
ませます。うっすら煙が出てきたら卵を入れて炒り玉子にします。

(あまり細かい炒り玉子にしない方が見た目が綺麗です)

8、卵に9割熱が通ったところで、ゴーヤーと玉ねぎを戻し、”紫蘇ふりかけ”を
3つまみ入れます。(味見して薄いようならもう1つまみ加えて下さい)
紫蘇ふりかけが全体に絡むようによく混ぜます。

9、全体に混ざったら、仕上げに濃口醤油(小さじ1/2)を外側から流し入れ、
素早く混ぜます(醤油を全体に絡めるように混ぜる)

10、醤油が混ざったら出来上がり!器に小高く盛ります。

11、粉かつお節、粉パプリカをふって完成です。

ハムなどの肉系を加えないあっさりゴーヤーチャンプルです。

フライパンでササっとできますので、是非作ってみて下さい。

紫蘇ふりかけ以外のふりかけでも美味しくできると思います。(添加物の少ないタイプを選んで下さい)

カツオ出し煮の冷やしトマト

薬膳調味料「クコの実しょう油」

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