新感覚!6つのこだわり「豚のしょうが焼」
料理家 佐藤周生です。
「豚のしょうが焼き」は、和食の中でも誰もが納得するおいしい料理の1つですよね。
私は、料理の世界に入っ19歳の頃、休みになるとダラダラと昼2時ごろまで寝て、腹が減ると定食屋で朝昼兼用のご飯を食べてました。
その定食屋で5回に1回、「豚のしょうが焼定食」を食べてました。
それぐらい私も大好きな料理。
豚肉が好きなので、余計にそう感じるのだと思います。
多くの方が私と同じだではないでしょうか。
そんなわけで、
今回はあなたに最高に美味しい「豚のしょうが焼き」をお教えしたいと思います!
私、「豚のしょうが焼き」を食べるのは好きですが、実は作ることに関してはあまりこだわりを持ってませんでした。
今まで働いてきた店には、「豚のしょうが焼き」のメニューはなく、「まかない」で作ったり、家で食べたい時に適当に作るだけでした。
もちろん味付けも適当、「生姜が入った甘辛い味がついていればいいだろ」とその程度の感覚で作っていました。
そこそこおいしく作れていたので「もっと美味しくするには、どうすればいいか?」などと考えることもなかったわけです。
ところが…
私、いつもボリュームのある、豪快なガッツリ料理を紹介しているのに、もっとも”ガッツリなおかず”といってもいい「豚のしょうが焼」を伝授していなかったことに気付いたと…
それで、
「よっしゃ!、豚のしょうが焼きを紹介するか!」
と思ったのはいいのですが、この料理に関しては、いつも適当に作っていたのでレシピがありません。
「適当な料理を紹介するわけにはいかんな」と思い、
「おいしい豚のしょうが焼を作るには、どう工夫するべきか?」を考えました。
が、これがなかなかいいアイディアが思いつかず、脳が停止…
「これは何かヒントがいる…」
なかなか何も思いつかないので、ネット検索…
レシピサイトや動画の生姜焼きレシピを50コ以上調べました。
いくつか「なるほど~」と思えるいいアイディア”が見つかったので、私がいつも適当に作って美味しい豚の生姜焼きをそのアイディア合わせて見ました。
2週間かけ、試作をくり返し、「これならおいしく作って食べてもらえる」と自信もって言える最高においしい、
「究極の豚のしょうが焼」
が完成しました。
この「究極の豚のしょうが焼」のこだわりは…
1、豚肉に”片栗粉”をしっかり塗す
基本的なことかもしれませんが、手抜きせずこれやっておくことで、豚肉を焼き過ぎても軟らかく仕上がります。
そして、片栗粉がタレを吸い込むので、豚肉によく絡む。
しっかり味が付き、美味しくなります。
2、フライパンに入れる油は「胡麻油」
これを使うことで、豚肉が香ばしくなります。
しかも、片栗粉がタレと共に「胡麻油」も吸い取ってしまうので、ベタベタせず油っこくなりません。
3、豚肉の種類は軟らかい”ロース肉”を使用
ロース肉の微妙な”部位”の違いを知ることで、あなたの好みに合った生姜焼きが食べられる。
「こってりで食べるのか」、「あっさりで食べるのか」を選べるということ。
4、焼きすぎても硬くならない絶妙な「焼き時間」を発見
試作を繰り返し、ベストな焼き時間を見つけました。
肉の厚みはどのくらいか?とその焼き時間を知ることで、豚肉がパサパサすることなく、軟らかく仕上がります。
5、生姜は生を使用
市販のチューブのものは、添加物を加えてあるので、変な酸味があって美味しくない。
やはり、”生のしょうが”をすりおろして使う。
すりたてのピリっとした辛味と香りは、生の生姜だからこそ出せる…
これをタレに加えることで、豚肉をさっぱりさせ、尚且つキリっとした後味も出せます。
最高の味になります。
6、生姜焼きタレの黄金比を発見!
一番大事な”タレ”はみりんの甘みとしょう油の塩辛さが丁度良く感じる最高バランスの割合を見つけました。
甘ったるくも無く、しょう油辛くも無い「豚肉にもっとも合うタレ」です。
この、「究極の!ガッツリ豚のしょうが焼」、シニアの人に食べてもらいました。
私の父親(70歳)、母親(66歳)です。
父親は薄味が好みです。
「まぁまぁ、おいしいと思うよ」と言っていました。
母親は、「おいしいよ。私はもっと”しょう油味”が効いている方が好きかな…」と言われました。
この時の意見を総合して、調味料の割合をさらに微妙に変えて、できるだけ誰にでも食べやすい味にしています。
なので、あなたにも辛過ぎず、甘過ぎないバランスのとれた、
「究極の豚のしょうが焼き」
を味わって頂けます。
かなり美味しくできたので、誰にも教えたくなくなったのですが、ここまで引っ張っておいて教えないわけもいかないので、出し渋りながら公開します…
実は、このレシピ、あるアンケートに答えて下さった方だけにお見せしていたのですが、5年も前なので、そろそろ時効かと思いまして条件なしで公開することにしました。
(5年前に受け取った方、すいません…)
それでは、公開します!
【究極の豚のしょうが焼きレシピ】:
https://kousei-s300.xsrv.jp/gatugatu-shougayaki-01-pdf.pdf
(PDFで公開します)
(※5年前なので、写真の撮り方が下手…
あまり美味しそうな写真ではないかもしれませんが、味は間違いなく美味しいので、是非レシピ通り作ってみて下さい)
この記事へのコメントはありません。