和食らしいちょいひと手間の美味しい一品
佐藤です。
今回は、
「旬の食材でちょっとだけ
手の込んだ豪華冬の一品」
を伝授します。
和食では、複数の食材を重ねた料理
を『博多(はかた)』と言います。
食材を重ねて切り口や断面を
縞模様(しまもよう)にする
料理です。
博多帯の織柄が縞模様に見えること
から、この名で呼ばれています。
で、
今回は冬の食材の白菜とサーモン
を使って”博多蒸し”。
白菜と薄切りにしたサーモンを交互に
重ねて蒸す。
これを適宜に切って柚子胡椒風味の
熱々のあんをぶっかけた一品。
白菜の甘味とサーモンの旨味が
あんによってまったりとした味わい
に変化、酒の肴になります。
柚子胡椒が辛味がサーモンの臭み
を抑えてくれます。
この料理、本来はかなり作るのが
めんどくさいです。
ただ白菜とサーモンを重ねるだけで
なく、片栗粉をまぶしたり、平らにする
ため厚みを細かく調節したりと手間が
かかります。
が、今からあなたに伝授する、
「白菜とサーモンの重ね蒸し、
柚子胡椒餡かけ」
は、上記の手間を全部はぶいて
作るので時間短縮・・・
いや、「ズボラする」と言った方
が正解かもしれません。
要は、誰でも簡単にできるように
アレンジしたズボラレシピ。
白菜とサーモンを重ねて、
蒸して、かっこよく盛って
あんをかける。
これだけ、でちょっと豪華な一品
が食べられます。
今回は白菜とサーモンですが、
豚肉とキャベツ、レタスと牛肉など
でも応用できます。
この料理、出張から帰ってきた
私の親父に試食してもらいました、
缶ビール片手に無言で黙々と食べて
いたので、美味しかったのでは
ないかと思います。
おもてなし料理にもできる
「白菜とサーモンの量ね蒸し、
柚子胡椒餡かけ」のレシピは
この先です!
↓↓↓
【材料】
サーモン・・・100~150g
(トラウトサーモンの刺身用のブロック)
白菜・・・100g
刻みネギ・・・少々
【柚子胡椒あん】
割合(出汁10:みりん1:薄口しょう油1)
水・・・大さじ5杯(75cc)
みりん・・・大さじ1杯(15cc)
薄口しょう油・・・大さじ1杯(15cc)
カツオ出汁の素・・・2本指で1つまみ
柚子胡椒・・・小さじ1/3杯
水溶き片栗粉・・・10cc
(片栗粉5g+水5cc)
1、平らなお皿を用意し、少し湿らせてラップを貼り付けます。
(湿らせるとラップが皿にくっ付いて作業しやすくなります。
ラップは大きめにカットしてください。
写真は15cmくらいのグラタン皿を使ってます)
2、サーモンを薄切り(3mm厚)にします。
(包丁を真横にして、のこぎりを使うように上下に動かしながら
切っていきます、身が割れるので力を抜いてゆっくり切って下さい)
3、まな板を綺麗に洗い、次に白菜をお皿に合わせて
長方形に切ります。切った白菜を皿に入れます。
4、次に薄切りサーモンを白菜の
サイズに合わせて切り、白菜にのせます。
5、また、白菜をのせます。
この繰り返しで白菜、サーモンの層が2~3段になると
思います。一番上は白菜になるようにします。
6、ラップを綺麗に畳んで包み込みます。
7、即席蒸し器(フタができる鍋)を準備し、湯を沸かします。
(小皿を敷いて、小皿の高さまで水を入れます。
浮いてこないよう、小皿の中にも水を入れます)
8、(6、)を小皿にのせ10分蒸します。
9、蒸している間に《柚子胡椒あん》を作ります。
先に水溶き片栗粉(片栗粉5g+水5cc)
を合わせておきます。
鍋に《柚子胡椒あん》水、調味料を合わせ、柚子胡椒も加え、
強火で沸かします。
10、沸騰してきたら弱火にして、水溶き片栗粉をよく混ぜて、
玉しゃくしで出汁を混ぜながら少量づつ加えます。
(水溶き片栗粉の固まりができないよう、すぐに玉じゃくしで
出し汁に混ぜ込みます)
とろみが付いたら火を止めます。
11、蒸せたら火を止め、フライ返しなどを使ってまな板に取り出します。
ラップをほどいて外します。
12、4等分に切ります。
(形が崩れないようにゆっくり包丁
を動かして切って下さい)
13、重ねて2段に盛ります。
14、《柚子胡椒あん》を再度温めて全体にかけます。
刻みネギをのせて完成です。
白菜、サーモン旬の食材を使った冬の一品です。
時間に余裕のあるときに作ってみて下さい。
蒸した状態まで作って、冷凍保存も可能です。
サーモンと白菜を準備して作って
みて下さい。
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