野菜たっぷり和風タッカルビ

じっくり加熱で野菜の旨味がジュワジュワと…

佐藤です。

今回、伝授したいレシピは、「タッカルビ」

実はわたし、これ作るのはじめて。

韓国料理はそこそこ好きで、豆腐料理の「スンドゥブチゲ」はよく作ります。

その「タッカルビ」も韓国料理で
「なんや流行ってるど、美味しいんかいな…」と以前から気になりつつ作らず…

で、アイディア探しにいろいろと料理を検索をしている時に、また美味しそうな「タッカルビ」の画像が出てきたわけです。

「やっぱ、うまそうやな」

「これはタッカルビが私を呼んでいる…」

と思い(笑)、重い腰を上げて作りました。

タッカルビという料理は簡単に申しますと韓国の焼肉料理の一種だそうで、けっこう野菜を使う。

そして、コチュジャンベースの甘辛い味付け。

(コチュジャンは米やもち米を麹で糖化させ、粉唐辛子を加えたのもの。
なので一応発酵食品。
日本のスーパーにあるコチュジャンは多分、発酵してません…)

(※ちなみに豆板醤は中国発祥で、コチュジャンは朝鮮半島で発祥したと言われてます)

で、私のキッチンには普段コチュジャンは常備してないので、麦みそに一味唐辛子を加える形で味付けすることに。

肉は鶏肉。

野菜は、キャベツ、玉ねぎ、南瓜、エリンギ、ゆで大豆。

多分、何でもいけると思いますが、今回はそんな感じの野菜で。

野菜は切る手間がかかるので、種類は減らしてもいいと思います。

水分が出る野菜は入れたほうがいいので、キャベツは必須。

なので、キャベツ、南瓜、ゆで大豆くらいでもいいかと。

ゆで大豆は何もしなくていいですからね。

で、作り方…

私、以前はタッカルビを煮込み料理だと思っていたのですが、全然違いました。

でも、ちょっと煮込みに近い感じ。

まず、甘辛いタレを作ってそこに鶏肉を漬け込む…

フライパンを熱して野菜を敷き、その上に鶏肉をのせて蓋を蒸し焼き。

鶏肉を下にして焼いても良いようですが、タレで焦げるかもしれないので、野菜を下にしたほうがいいと思います。
(水分が出てきやすい)

で、鶏肉を漬けたタレを残しておいて、それを仕上げの味付けに使って混ぜたら出来上がり。

前半「蒸し焼き」、後半「煮込み」という感じ。

面白いですね。
(外にもあるかも…)

15分くらいで出来ます。

和食職人の私としては韓国の味付けそのままではちょっと気にいらないので、和風に仕上げるためにタレに粉カツオ節をふんだんに入れて、カツオ風味濃厚なタレに仕上げてます。

一味唐辛子もそれほど多くは入れてないので、激辛ではありません。

出来上がりの画像を見て頂ければわかりますが、赤くないでしょ。

辛いのが苦手な場合は、少なめでも十分美味しくできると思います。

で、味はというと…

じっくり加熱しているので、野菜と鶏肉の旨味がジュワジュワと溶け出て、タレと絡まってめちゃくちゃ旨い!

後味はやっぱり、ちょっと辛いですが、それよりも旨味が完全に勝っていますね。

カツオ節を加えた分で旨味が強くなっていると思いますこれはご飯のおかずにもなるし、ビールに合う一品にもなりそうです。

ちなみにチーズを加えても美味しいと思います。

焼肉料理の一種とは言えない「野菜たっぷり和風タッカルビ」…

詳しいレシピをみて下さい。
↓↓

【材料】(2~3人前)
鶏もも肉…1枚(200g)
南瓜(小)…1/12コ(100g)
玉ねぎ…1/2コ(100g)
エリンギ…中1本(50g)
キャベツ…1/8玉(100g)
ゆで大豆…1/2P(100g)
青ねぎ(飾り用)…青い部分1本
花かつお(飾り用)…少量
胡麻油…小さじ2杯


ゆで大豆は、こんな↓真空パックのタイプを使いました。
そのまま食べられます。

【タッカルビたれ】
味噌(むぎ味噌)…大さじ2杯
(※別の味噌(信州味噌など)を使う場合は、みりんを増やして下さい)
酒…大さじ2杯
しょう油…大さじ1杯
みりん…大さじ2(3)杯
おろし生姜…大さじ1杯分
おろしにんにく…大さじ1杯分
すり胡麻…大さじ1杯
粉カツオ節…大さじ1杯半
一味唐辛子…小さじ1杯~2杯

1、「タッカルビたれ」を作ります。

ボウルに味噌(大2)、酒・みりん(各大2)、しょう油(大1)、おろし生姜・おろしにんにく(各大1)、すり胡麻(大1)、粉カツオ節(大1と半)、一味唐辛子(小1)を入れてよく混ぜておきます。

※信州味噌など塩分の強い味噌を使う場合は、みりんを大さじ3~4に増やして下さい。

※辛いのが苦手な場合は一味は減らして下さい。
2、鶏肉(1枚)は、数ヶ所包丁で突いて(熱を通りやすくする)、6等分の角切りにします。
3、切った鶏肉を「タッカルビたれ」に10分漬けます。
4、飾り用のネギは、5mm幅で斜めに切って(7枚)容器に入れ、冷蔵庫に入れておきます。
5、玉ねぎ(1/2コ)は1cm幅に切ります。
6、キャベツは3cm角に切ります。
7、茎の部分は薄切りにして熱を通しやすくします。
8、エリンギは、2cm大の乱切りに。
9、南瓜は皮が硬い場合は剥いて、一口大の5mm幅に切ります。
10、大豆は、ササっと水洗いして水気を切っておきます。
11、フライパン(蓋付き)を中火かけ、に胡麻油(小2)を入れ、全体に広げます。
12、南瓜⇒玉ねぎ⇒エリンギの順で入れて重ねます。

(それぞれの野菜は重ならないように広げて入れる)
13、さらにキャベツを上に重ねます。
14、鶏肉をタレを取り除いて、キャベツの上にのせます。

※タレは後で使うので、残しておく。
15、蓋をし、中火からさらに少しだけ弱めて(弱火の強)、ここから8分蒸し焼きにします。
16、8分後、野菜が上にくるように混ぜ、鶏肉が下になるようにします。

(南瓜が崩れないように混ぜる)
17、続けてゆで大豆を加えて再度蓋をし、2分加熱にします。(弱火の強)
18、2分後、残りのタレを加えて混ぜます。

(野菜が崩れないようにやさしく混ぜる)
19、タレが全体に混ざり、鶏肉に熱が通ったら出来上がり!
20、大きめの器に小高く盛ります。

南瓜が崩れないよう、丁寧に…
21、青ネギを散らし、花カツオを上に盛って完成です。

あとから程よく辛みがきますが、野菜と鶏肉の全体に染みわたった旨味のほうを強く感じると思います。

是非、おかずの一品に作ってみて下さい。

いりこ(煮干し)とレンコンの磯揚げ

えび玉 たけのこ餡かけ

関連記事

  1. 豪快!春キャベツと挽肉の和風スープ煮込み

    【春を感じる15分のおかずスープ】建幸料理家・健幸アドバイザー 佐藤周生です。今年…

  2. 時短技で作る!手羽元の鶏肉じゃが

    ズボラ肉じゃがの4つの楽チンポイント佐藤です。あなたは、肉じゃが好きですか? そうで…

  3. 旬の新玉ねぎと真イカの明太子炒め

    ビールの肴、食欲”中毒”料理簡単すぎる、酒のあて新玉ネギと真いかの一品料理を伝授します。…

  4. 丸ごと玉ねぎの肉みそ田楽

    玉ねぎ丸ごとで血液サラサラ!?佐藤です。今回は、「玉ねぎ丸ごとを美味しく食べる方法…

  5. たっぷり野菜あんのとろとろオムレツ

    創作料理店で好評だった「餡かけオムレツ」とは?佐藤 周生です。今回は、「野菜たっぷ…

  6. 鶏もも肉の梅みそ焼き(梅みそ長芋添え)

    【病を生み出す体の酸性化をおさる調理法】健幸料理家 佐藤周生です。今回は、「健康効…

  7. 【丼】かきこみ喰い!甘辛だれの鶏めし

    『モンチッチ顔のお姉さんから「弁当」のご指導を受けました...』今回は、弁当屋から盗作した…

  8. 運を招く!年越し蕎麦

    「運を呼ぶには「ん」を食べましょう!?」佐藤 周生です。今回は、「運を呼び寄せる年…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

最新記事

カテゴリー一覧

厳選レシピ&健康情報

2024年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
PAGE TOP